#123 毒蛇と獅子の王と蜂蜜集め
先にサラセニア、バタフライを解体するが何もなし。むぅ…ハズレかぁ…別に魅了効果があるリンプンとか期待してないもんね。
気を取り直して進化のインフォが来た。
『ルートのレベルが8に到達しました。進化が可能です』
『レクスのレベルが8に到達しました。進化が可能です』
先ずはルートからキングコブラに進化だ!
名前 ルート スネークLv8→キングコブラLv1
生命力 30→36
魔力 5→15
筋力 25→30
防御力 15→18
俊敏性 23→26
器用値 20→25
スキル
噛みつきLv1 巻き付きLv1 毒Lv1 熱探知Lv1 毒液Lv1
進化したルートは昨日出会ったキングコブラと比べ少し小さいかな?だがでかいことには変わりはない!
するとルートは俺の首に巻きつこうする。こらこらお前は無理だって!?俺がやめさせるとガックリするキングコブラ…シュール。
そして罪悪感が…仕方無いので頭を撫でると機嫌が直ってくれた。
ふぅ…では次はレクスだな。レーヴェに進化だ。
名前 レクス ライオンLv8→レーヴェLv1
生命力 22→25
魔力 12→15
筋力 26→35
防御力 20→25
俊敏性 18→20
器用値 13→16
スキル
噛みつきLv1 爪撃Lv1 強威嚇Lv1 夜目Lv1 風魔法Lv1
大きくなったな。逆に言うと違いがそれしかない。鬣のボリュームは上がったが手抜きだろ…これ。
スキルは威嚇が強威嚇になったな。ゲイルの威嚇は相手が一瞬尻込みする程度だったが強威嚇でどうなるか楽しみだ。
とはいえこれでワイアーム、グリフォンの準備が整った。戻ったら、確認するとしよう。
探索を続けていると恋火がハニービーの巣を発見。ナイスだ。
ルートとレクスは進化させたからここはハチの専門編成にしよう。
メンバーはセチア、恋火、エアリー、アラネア、狐子だ。エアリーはレベル上げたいから入れてみた。アラネアが罠設置している間、作戦会議をするが前回と一緒。
「…また召喚しないとダメですか?」
「ダメだろうな。たぶん蜂の群れを倒しきれないからな。悪いが頼む」
「はぁ…わかりました」
セチアが不安げだけど、ここは我慢して貰おう。まぁ、後でお金使って、少し豪華なサラダでも作ってあげようかな。
アラネアが準備完了したみたいだ。そしてセチアが精霊召喚を使う。
「精霊召喚!」
呼び出されたのは前回と同じ精霊だ。
「またあんたかい…まぁ、暴れられるなら文句はないさね」
今度は相手にされないで倒れているセチア…これはこれできついな。あ、草を握りしめてる。
火の精霊が話しかけてくる。
「今度も同じ敵かい?」
「あぁ…悪いな。もっと強い敵と戦いたいだろ?」
「あはは! やっぱりわかるんだね。まぁ、不満がないといえば嘘になるね」
だろうな。だから俺は約束しようと思う。
「今回は悪いが手伝ってくれ。その代わり次に召喚するときは別の強い敵を用意するよ。それでどうだ?」
火の精霊が目を見開く。すると笑い出す。
「ぷっ! あははは! いいね! 本当にいいよ! あんた! まさかそんなことを精霊に言う人間がいるとはね! でも良いのかい?」
「ん? 何がだ?」
「あんたが今、あたしと約束をした。それを破ったら、消し炭になる覚悟はあるんだろうね?」
なるほどね。だが破るつもりはない。蜂蜜は今回で十分な量が確保出来るだろうからな。それにたぶんだが次に精霊召喚するのはイベントになるだろうからな。
「別に構わない。約束破るつもりはないからな」
「はは! いい返事さね! それならやる気を出さない訳にはいかないね!」
そのやる気を向けられる蜂たちには同情するな…
敵はハニービーとオオスズメバチ。なぜ仲良くいるのか謎だ。
戦闘は前回より酷さが増した。原因は恋火と狐子の狐火だ。狐子がまさかの火炎を吐いて、恋火に聞くと狐火で自分も火炎が出せるそうなので、やってもらった。火の精霊で燃えてる所に二つの火炎の直撃すればどうなるかわかるだろう。
しかしクイーンスズメバチは恋火と狐子の狐火を回避して、恋火に襲い掛かった。しかし恋火は罠があるところに逃げ込み。クイーンスズメバチは粘糸と硬糸のトラップに引っ掛かる。
指示通りだ。以前は破られそうだったが流石に硬糸では簡単には破れないみたいだ。動けないところを全員でボコって終わりだ。
「次に呼ばれるのを楽しみにしているよ」
火の精霊に念を押された。まぁ、好戦的な性格ならそれも仕方がないことだろうよ。
解体してみるとオオスズメバチからは大量の毒針、ハニービーからは大量の蜂蜜をゲット。クイーンスズメバチからスズメバチ猛毒女王蜂の毒針のみ…あれ?ローヤルゼリーどこ?
悲しみを感じたが、ここでレベルアップ。狙い通りエアリーのインフォが来る。
『エアリーのレベルが8に到達しました。進化が可能です』
ではゴートの進化先を見てみよう。
スケープゴート
アイベックス
進化先は二つか。言いたいことはあるがとりあえず説明をみてみよう。
スケープゴート…人の穢れを代わりに宿し、人を救った山羊。相手の攻撃を受けるとそのダメージを相手に与える特殊な能力を持っている。
隠そうとしてもダメです。説明は間違っていないが俺はスケープゴートを知っている。
旧約聖書のレビ記で二匹の山羊が贖罪の日に一匹は神の生贄として神に捧げ、もう一匹を荒野に追放したという話だ。これがスケープゴート…他人に罪を被せ迫害する行為の語源。即ち物凄い悪い側面があるのだ。
前にも言ったが山羊は善悪両側面がある。俺はこのスケープゴートは悪い側面だと思う。一応確認のためにもう片方も見てみよう。
アイベックス…山岳地帯に生息している山羊。自慢の角と高い運動神経が持ち味で光魔法を操り、仲間の傷や状態異常を直してくれる攻撃とサポートをこなせる。
アイベックスは現実にいる山羊でアルプスアイベックスが有名かもしれない。角を含む体全体が様々な病気に薬効があるとされ狩猟の対象になり、現在では絶滅危惧種になってしまった山羊だ。
俺も動物図鑑やテレビで見たことがある程度で生では流石に見たことがない。
俺の心は既に決まった。アイベックスに進化だ!
名前 エアリー ゴートLv8→アイベックスLv1
生命力 29→35
魔力 1→15
筋力 17→23
防御力 12→15
俊敏性 20→25
器用値 1→15
スキル
角擊Lv1 登攀Lv1 危険察知Lv1→Lv2 跳躍Lv1 疾風Lv1 光魔法Lv1 採乳Lv2
これがアイベックスか!実物見ると全然違うな!なんというか雄大さを感じる。かっこいいな~。
ステータスは登攀スキルが初だな。こんなスキルまであるのか…山登りさせますよ宣言を受けた気分だ。そして俺は山を知っている。というか山脈みたいだが…いつか登る日が来るのかな?
ステータスは全体的に急成長したな!逃げ足が無くなって疾風が追加された感じかな。採乳が無くならなくて正直ほっとした。
エアリーの進化が終わったが、超肝心のイベントがまだ残っている。
『恋火のレベルが20に到達しました。進化を実行します』
イベントに間に合うとは思ってなかった…恋火が白い神秘的な輝きを放つ。
名前 タクト 中級召喚師Lv7
生命力 41
魔力 82
筋力 30
防御力 20
俊敏性 26
器用値 57
スキル
格闘Lv7 蹴り技Lv12 杖Lv16 片手剣Lv8 投擲Lv3 高速詠唱Lv7 召喚魔術Lv20
封印魔術Lv1 錬金Lv9 採掘Lv14 伐採Lv10 解体Lv20→Lv21 鑑定Lv10 識別Lv16
風魔法Lv20 火魔法Lv20 土魔法Lv20 水魔法Lv20 闇魔法Lv19 光魔法Lv23
雷魔法Lv18 爆魔法Lv17 木魔法Lv16 氷魔法Lv15 時空魔法Lv16
読書Lv8 料理Lv21 餌付けLv6 釣りLv8 シンクロLv4
名前 セチア エルフLv23→Lv24
生命力 30
魔力 76→78
筋力 21→22
防御力 16→17
俊敏性 21
器用値 76→78
スキル
杖Lv9 弓Lv4 木工Lv5 採取Lv8 調薬Lv5 風魔法Lv3 火魔法Lv3 水魔法Lv12
土魔法Lv12 木魔法Lv12 樹魔法Lv4 エルフの知識Lv5 精霊召喚Lv2→Lv3
名前 恋火 セリアンビーストLv18→Lv20
生命力 38→40
魔力 32→34
筋力 35→36
防御力 21→22
俊敏性 38→42
器用値 26→27
スキル
刀Lv7 炎魔法Lv3 狐火Lv3→Lv5 気配察知Lv7→Lv8 妖術Lv1
名前 アラネア 大蜘蛛Lv3→Lv6
生命力 27→28
魔力 17→20
筋力 16→18
防御力 10→12
俊敏性 13→15
器用値 44→50
スキル
噛み付きLv3 粘糸Lv5→Lv7 柔糸Lv3 硬糸Lv3→Lv5 罠設置Lv6→Lv7 糸察知Lv3→Lv4
名前 狐子 野狐Lv3→Lv5
生命力 20→21
魔力 32→34
筋力 30→32
防御力 10→12
俊敏性 26→30
器用値 21→22
スキル
噛みつきLv5 気配察知Lv5 火魔法Lv3 夜目Lv5 狐火Lv1→Lv4
妖術Lv1 幻術Lv3 憑依Lv1