#1120 ハラダヌの弓とイクスの装備更新ラッシュ
俺は火山島の鍛冶場に転移してやって来た。すると逆鱗に触れていることすら気付いていない哀れな二人は巨大ロボを作っていた。流石にまだ完成はしていない。それでも下半身が完成していた。
「おーい。帰ったぞ。二人共」
「あ、タクトさん。お帰りなさい」
「見て見て! おじ様! 凄いでしょ!」
「そ、そうだな」
あぁ。パンドラの笑顔が眩しい。これからの事を考えると辛いところだ。
「あ、出来上がった武器なら」
「それは後で見せてくれ。みんな、ご飯を待っているぞ」
「ご飯ー!」
「わかりました! 向かいます!」
地獄にね。二人と一緒に戻った俺を待っていたのは座りながら鼻を抑えて汗を流しつつ小刻みに震えているリリーたちの姿だった。驚くべきはファリーダまでそんな状態になっていることだ。すると俺のところまで強烈な死臭がやって来た。
飲食店のバイトも色々して来た俺でもこんな臭いは嗅いだことがないぞ。
「え、えーっと…これは一体?」
「また何かしたの? リリーお姉ちゃんたち」
二人は臭いを感じていないようだ。神になったことでこのピンチに気付かないとは神様になるのもいい事ばかりじゃないらしい。
そしてこの問いにリリーたちは返事を返す余裕はない。それほど危機的状況といえた。この臭いなら恋火たちは気を失うレベルのはずだが、キキの怒りを前に気絶させて貰えなかったようだ。可哀想に…今回の事件で一番の被害者は恋火たちで決定した。
「随分遅いお帰りでしたね。さぁ、ご飯が出来てますよ」
「わーい!」
「ありがとうございます。キキさん」
二人は処刑場である椅子に座ってしまった。これでもう逃げる事は出来ないだろう。キキが二人の前に料理を置くと今まで見たことがないオーラを放つ謎の料理が置かれる。
「「え?」」
「どうぞ。召し上がり下さい」
「「えーっと…」」
二人が同じリアクションをして、俺を見て来る。俺には命の無事を祈ることしか出来ない。
「何かしましたか?」
「ヘーパイストスさん、パンドラさん。これは何日ぶりのご飯でしょうか?」
「「え? 一日?」」
「六日ぶりです」
怒りの笑顔を見せるキキに自分たちの状況をようやく理解した。怒るのはいいけど、フォークを持つのはやめて欲しい。この屋敷で猟奇的事件は起きて欲しくないよ。元々は俺の家じゃないけどね。
「これからお二人のために作った料理を全て出しますので、全部残らず食べて下さい。拒否権はないです」
「「は、はい…」」
あれは最長六日間放置された料理なのか…初めて見たぞ。放置されたら、腐るとは聞いていたけど、こんな風になるんだな。美味しい料理だっただろうに…これがヘーパイストスたちが犯した罪の重さか。
ここでシフォンたちがいないことに気が付いた。逃げやがった。俺やリリーたちにはもちろん普通の料理が出されるわけだが、一緒に食べるこの状況では拷問だった。
「料理の味が感じなかったよ~…タクト~」
「安心しろ…俺もだ」
リリーまで影響を受けるとは…キキ、恐るべしだ。机で死んでいる二人が復活するまで時間が掛かると思うので、先に生産作業を終わらせることにした。
それが終わるとアリナとグレイの成長を実行する。グレイの成長がどうなるかが気になる所だ。
『アリナの成長が完了しました。空間支配、多乱刃、天撃を取得しました』
『アリナの雷放電スキルが電弧放電スキルに進化しました』
『グレイの成長が完了しました。共栄、粒子分解、拡散光線、冥府の加護、破壊の加護を取得しました』
『グレイの堅牢スキルが堅固スキルに進化しました』
名前 アリナ ドラゴニュート・サーマスフィアLv20
生命力 258→298
魔力 458→498
筋力 231→261
防御力 165→205
俊敏性 581→631
器用値 297→337
スキル
高飛翔Lv45 念動力Lv36 天候支配Lv25 星角Lv25 強激突Lv31
神感覚Lv34 天竜眼Lv33 他心通Lv27 音伝達Lv23 指揮Lv10
天言Lv26 万物貫通Lv27 透過Lv20 脱出Lv25 神速Lv32
超加速Lv30 星虹Lv15 空間歪曲Lv13 空間跳躍Lv18 空間支配Lv1
心眼Lv23 竜鱗装甲Lv21 空間装甲Lv14 時間遅延Lv24 旋風刃Lv24
神鎌鼬Lv28 多乱刃Lv1 多連撃Lv33 魔力操作Lv12 充電Lv19
雷放電Lv23→電弧放電Lv23 雷光Lv25 電子分解Lv28 超電磁Lv29 電磁操作Lv33
超低周波Lv20 爆轟Lv17 暴風壁Lv18 空圧弾Lv25 大気壁Lv21
疾魔法Lv4 雷魔法Lv35 時空魔法Lv41 雷霆Lv16 雷轟Lv14
荷電光線Lv19 空振Lv23 大気震Lv15 気圧操作Lv14 無我Lv27
光吸収Lv22 極光Lv12 残像Lv25 蜃気楼Lv18 超集束Lv17
風波動Lv22 天撃Lv1 逆鱗Lv4 竜魔法Lv19 惑星魔法Lv5
竜技Lv31 竜化Lv5 ドラゴンブレスLv21 起死回生Lv4 天空竜の加護Lv33
名前 グレイ 神狼Lv30
生命力 170→220
魔力 268→318
筋力 478→518
防御力 218→268
俊敏性 462→522
器用値 210→260
スキル
噛み砕くLv45 神風爪Lv49 堅牢Lv47→堅固Lv47 天耳通Lv43 第六感Lv46
毛針Lv42 神瞳Lv42 神装甲Lv30 他心通Lv32 空間跳躍Lv26
空間歪曲Lv9 先制Lv42 光速激突Lv34 指揮Lv24 騎乗Lv24
餓狼Lv51 神足通Lv43 魔力吸収Lv24 天候支配Lv10 万物破壊Lv33
透過Lv26 神障壁Lv21 暴風壁Lv9 守護結界Lv5 残像Lv29
神雷Lv20 神気Lv39 念動力Lv27 疾魔法Lv17 神聖魔法Lv19
時空魔法Lv41 神道魔術Lv31 幻狼Lv41 群狼Lv34 空振Lv28
後光Lv11 慧眼Lv33 空虚Lv26 即死Lv37 神速Lv35
夢幻Lv14 神霧Lv21 聖療Lv11 多乱刃Lv32 神波動Lv15
神狼の咆哮Lv33 ゴッドブレスLv37 神格覚醒Lv11 超連携Lv34 共栄Lv1
逆鱗Lv6 神罰Lv18 刑罰Lv10 霊化Lv12 粒子分解Lv1
拡散光線Lv1 和魂Lv3 冥府の加護Lv1 破壊の加護Lv1 神の加護Lv31
まぁ、レベル20の成長よりステータスとスキルも増えるわな。でも、まだ成長の余地があるからこの分だとレベル40でも成長が来そうだ。
帰るとソファーでぐったりしている二人がいた。水が出されているのがキキの優しさだな。しっかり怒ることには怒るその姿勢は見習いたいところだ。自分でもリリーたちに甘すぎるとは思っている。だが、これが直せないんだよな。
「大丈夫か?」
「なんとか…」
「タロス作りに集中しすぎたんだよ…」
二人もしっかり反省しているようだ。二人の成果を外で見せて貰おう。ここでは恋火がまともに見れないだろうからな。そんなわけで最初に恋火の太刀を確認する。パンドラが持ってきたのは真っ白な太刀だった。
「「「「おぉ…綺麗」」」」
太刀に興味がない者まで魅了してしまうほどの美しい白い刃だった。白鋼の包丁は見たことあるけど、それよりも遥かに白い。その上で刃の輝きも兼ね揃えている刀だった。そして刀の銘の代わりに竜が描かれていた。こんなことをするのはヘーパイストスだな。
「欲しいな」
「タクトお兄ちゃん!?」
「すまん。つい本音が」
いつもなら言わない言葉が出てしまった。これを聞いた虎徹が恋火にじゃれつく。
「ダ、ダメですよ!? 虎徹さん! タクトお兄ちゃん! 虎徹さんを止めて下さい!」
二人が遊んでいる間に名前を考える。今まで恋火の名前は付けて来たが流石に今回は…閃いた。
恋白:レア度10 太刀 品質S+
重さ:200 耐久値:7000 攻撃力:2000
効果:神特攻(究)、破魔、万物切断、虚空切断、英気、神気、竜気、浄火、多乱刃、半減、拡散光線、光合成、日光、烈日、日輪、後光、神魔毒、永遠毒、弱化毒、毒吸収、耐性無効、加護無効、天竜解放、大地母神の加護、聖輝龍王の加護
緋緋色金で作られ、白亜天竜アルビオンドラゴンの魂が宿っている太刀。美しい白い刃とは裏腹に強力な毒と半減という相手を弱体化されることに特化している。上位の神々でも弱体化され、倒してしまうほどの力を持っている太刀。
本来なら琥珀だが、恋火の名前に拘って名付けて見た。
「これでよし。俺も我慢するんだから虎徹も我慢しような」
「ガゥ~…」
「甲冑をお願いしてやるからさ」
「ガゥ」
まぁ、虎徹なら甲冑より恋白を欲しがるよな。もしまた登場するならその時に考えよう。次は大注目のハラダヌの弓だ。
ハラダヌの弓:レア度10 強弓 品質S+
重さ:2000 耐久値:10000 攻撃力:10000
特殊条件:名持の神の加護所持
特殊効果:荷重操作及び荷重支配の無効。
効果:神殺し、魔神殺し、不死殺し、神気、覇気、破魔、万物貫通、万物破壊、気力融合、気力爆発、超集束、爆心、覇撃、核爆、神威解放、シヴァの加護
破壊神シヴァの力が宿った弓。何人もの力自慢が総出でやっと待ち上がるほど、重い弓で普通の人には使うことはまず出来ない。弓矢も耐えられる金属の矢でしか使えないが使うことが出来たなら圧倒的な破壊の力を手に入れることが出来る。
重すぎじゃね?運営は俺たちに使わせる気がないと思われる。しかも荷重操作が無効ということは自力で持つしかないことを意味している。俺の場合はアテナの加護があり、巨人の加護もあるから幾分マシだが、試した結果、やはり持てない。
「やっぱり俺たちが使うなら複数のマリッジバーストを使うしかないな」
「私とタクト様だけでは無理でしょうから妖精総出か他の人とのマリッジバーストということになりますね」
「あぁ。個人的には妖精総出の方がいいと思うが筋力が届かないな」
これを聞いたルーナたちはやる気を出した途端、しょんぼりする。何かいい方法があればいいんだけどな。何せこれに矢の重さも追加されるから更に重くなるんだよな。さて、こうなると運営はラーマにこれを使わせろと言いたいことになる。
ラーマがハラダヌの弓を使う…うん。壊す未来しか見えないね。また修復する流れになるのかな?なんか修復出来ないほど、木端微塵にされそうな気がする。それは避けたいな。となると何とかして自分たちで使えるようになりたいところだ。
次は今後の鍛冶と防具の事を話し合う。
「グレイさんたちの防具に手を出しはじめたんですね」
「あぁ。さっき話していたけど虎徹の甲冑を頼もうと思う。和狐と伊雪にはアイアース・アスピスの強化を頼みたい。使うのは守護金竜の竜鱗だ」
「「はい」」
実は持って行かなくて強化出来ませんでした。後は夜の会議後に決める事にした。次はパンドラから俺たちが留守にしている間の生産結果を受け取る。鉱石と宝石類だけだが、かなりの量だ。
「マスター」
「わかっているって」
島にまた転移して、マザーシップで残していた高周波エネルギーブレード、グラビティキャノン、荷電粒子砲、ツインホーミングレーザーを作製した。
名前 イクス デウスエクスマキナLv21
生命力 404
魔力 404
筋力 404
防御力 404
俊敏性 404
器用値 404
スキル
高飛翔Lv44 多重兵装Lv43 時間遅延Lv16 神感覚Lv30 神瞳Lv39
千里眼Lv42 光速激突Lv18 白熱刃Lv7 万物切断Lv21 武器破壊Lv20
遠距離狙撃Lv44 必中Lv42 透過Lv15 詳細解析Lv28 量子演算Lv45
指揮Lv25 多照準Lv38 次元照準Lv13 行動予知Lv41 遠距離索敵Lv43
魔力感知Lv34 反射Lv22 神装甲Lv31 魔力超回復Lv36 連射Lv35
加速Lv30 星虹Lv17 神バリアLv30 空間把握Lv22 次元拘束Lv13
瞬間換装Lv14 格納Lv5 神リンクLv39 支援要請Lv28 超連携Lv25
遠隔魔力充電Lv26 電弧放電Lv12 追尾光線Lv24 拡散光線Lv8 重力球Lv1
衛星砲Lv6 荷電砲Lv1 星波動Lv14 神波動Lv19 放射熱線Lv11
雷化Lv2 光化Lv12 光分身Lv5 リミッタ解除Lv4 DEMバーストLv9
神威解放Lv2 神の加護Lv22
等々ここまで来たか…長かった…本当に長かったよ。だがまだこれは終わりではない。絶対零度砲を作る為の素材は足りなくなってしまったからだ。そしてやはり気になるのはユニット装備だ。
これからはこれを狙っていくことになる。ここであることが頭を過る。
「素材を買う手もあるな? いや、交換する手もあるか」
「それは良い考えです。マスター」
イクスがただ素材を手に入れたいだけだな。とはいえ必要がない召喚獣の進化素材を持っていても宝の持ち腐れではある。それなら第五進化の素材と交渉するのは良い手ではあると思う。ただ俺も量産体制になっているしな。
取り敢えず、今回は約束通り余った素材でミアたちも強化することにした。全員にツインエネルギーブレードを持たせて、別々にスナイパーエネルギーライフル、、エネルギーガトリングガン、ロケットランチャー、イクスが手放したソードフライヤー、ホーミングレーザー、ロケットランチャー用の弾を装備させた。
これでそれぞれ武器が違っているので、見分けしやすくなったし、それぞれタイプが違うからイクスも戦術が立てやすくなるだろう。
「ミアにはマスターがずっと大好きだったテイルエネルギーレーザーを上げます」
「光栄です」
なんかテイルエネルギーレーザーがリーダーの証のような扱いをされていた。まぁ、一目でわかるけど、俺の尻尾大好き説はいつか解消される日がくるのだろうか?この調子では永遠に来そうにない。
ここでホームに帰った俺は現在目標にしているものを纏めてみる。
「スキアーの進化クエストに黒鉄、優牙の進化クエスト、スサノオとの契約、シルフィ姫様との結婚、砂漠の神殿クエスト、エデンの攻略、ラーマのクエスト、アテナとの対決…ざっとこんなところか」
優先度的には進化クエスト、スサノオとの契約が高いな。これらをクリア出来たなら自然とシルフィ姫様と砂漠の神殿クエスト、アテナとの対決のクリアが見えて来る。
「リリーのオリハルコンの鎧が入ってないよ? タクト」
「前々から思ってましたけど、少しは遠慮をしたら、どうですか? リリー」
「そうだな。ノワとリビナは厳しいからリアンに」
「…物による」
「決めつけは良くないと思うな。タクト」
おや?興味ありげだ。まぁ、最強の防具と言っても過言じゃないから仕方ないかも知れない。
「どんな防具が欲しいんだ?」
「…この服に似ている鎧なら着たい」
ゴスロリ服風の鎧ってどんなのだ?黒ければいいってわけじゃ無さそう。これにはヘーパイストスも頭を抱える。
「う、うーん…鎧自体をその服に似せるってことですか?」
「それよりもその服に防具の部品を付けていくほうがいいと思うよ。お父様」
「甲冑と同じ感じか」
つまりゴスロリ服に胸当てなどを付けるイメージだ。これならノワの要望に合っている気がする。
「胸当てなどがあるなら宝石は付けれますね」
「…ん。そんな感じでお願い…パンドラ、ナイス」
「えへへーなんだよ」
「…ヘーパイストスはダメダメ」
「ダメを二回も言われるほどですか…」
ヘーパイストスの案も悪くはないと思うんだけどな。
「金属でスカートは作れるのか?」
「作ろうと思えば作れますよ。ただひらひらとかはしないと思いますけどね」
ヘーパイストスがイメージしているスカートがどんなものか何となく想像出来た。鉄板をスカートにしているイメージだと思う。
「「「「それはスカートじゃない!」」」」
「あはは…大不評ですね」
こうなるとパンドラが提案した鎧案が女性の中で支流になりそうだな。そしてこういう甲冑案が成立するなら自然と虎徹の甲冑のイメージもみんな固まったようだ。リリーのせいで防具の話になってしまったので、このままリビナの意見も聞いてみる。
「リビナはどんなのがいいんだ?」
「ボクは基本的には鎧スタイルがいいね。ただお腹とか太ももとかは見せたいかな? そこは見せないとサキュバスの沽券に関わるから。まぁ、ボクに案があるからきっとタクトが大好きな鎧になるよ」
絶対に何かを企んでやがる。
「気になる? 気になっちゃうよねー? タークトー」
「…そんなことをしてもダメ。ノワが先」
「もう。ノワは独占力強いよねー」
「…邪竜だから当然」
こうしてノワの防具はユウェルとパンドラ、虎徹の防具はヘーパイストス、セチアが担当することが決まった。
そして最後に今日の聖杯タイム。本日は千影だ。ただ千影には候補がたくさんある。
「強化したいのなら扇だよな」
「はい。でも烏魔天狗様が使っていた杖や刀も気になるであります」
「個人的に欲しい刀も多くあるしな」
個人的に気になっているのは源義経の刀として有名な薄緑。膝丸という名前のほうが知られているかも知れない。というのも膝丸は源氏きっての名刀で持ち主が変わる度に名前が変わった太刀だ。
有名な話では源頼光が土蜘蛛を膝丸で斬ったことで名前が蜘蛛切となっている。平家を次々斬った剣だから人と妖怪に強い宝刀に属する太刀だ。一応烏天狗と関りがあるだけに注目している。
「うーん…やっぱり扇で行くか」
「それなら芭蕉扇どす?」
「いいや。折角だし、もう一つ注目されている扇があるからそっちにしよう」
それがこれだ!
風林火山の軍配:レア度10 扇 品質S+
重さ:20 耐久値:600 攻撃力:100
効果:鼓舞、英気、反射、暴風壁、旋風刃、熱風、獄炎、号令、天候操作、火炎操作、樹海操作、地脈操作、伝説解放
武田信玄が愛用している軍配。味方を勇気付け、兵を召喚することが出来る。更に風と火を起こし、木を育て、山を作る能力がある。
軍配とは武将が指揮する時に使っていたうちわ型の道具だ。現代では相撲の審判をしている人が使っている。このゲームでは珍しい四つの属性の攻撃が出来る武器として注目されている。更に戦力が補強出来る号令に伝説解放でも四つの属性のダメージが発生する技で扇の中でもかなり上位に来ると思われる武器だ。
因みに鉄心さんが狙っている武器でもある。まぁ、あの人なら似合うだろうな。その為には武田信玄に勝たないと行けないらしい。俺は実物を見たことがあるので、聖杯で出せた。
「はい」
「大切に使わせて貰うであります」
さて、これから攻略に向かうとしよう。時間はたっぷりあるので、狙うのはスサノオとの契約だ。




