#1089 サテライトキャノンとダンダカの森
マザーシップにやって来た俺は早速武器を作っていく。作るのは高周波エネルギーブレードを二本と時間遅延装置、サテライトキャノン、テイルメーサーガンの合計五つの装備だ。他は地味に素材が届いていなかったりした。高周波エネルギーブレードは一本のみで二刀流の形は変になるが本人はが気にしないらしい。
「マスターが刀と魔法剣を一緒に使っている感覚に近いです」
「なるほど」
俺の中では物凄い説得力があった。使いにくさは感じているんだけどね。刃の長さが微妙に違っているところがそっくりだ。装備したイクスはこんな感じとなった。
名前 イクス デウスエクスマキナLv19
生命力 347
魔力 347
筋力 347
防御力 347
俊敏性 347
器用値 347
スキル
高飛翔Lv40 多重兵装Lv40 時間遅延Lv1 神感覚Lv26 神瞳Lv37
千里眼Lv38 光速激突Lv4 万物切断Lv1 武器破壊Lv1 遠距離狙撃Lv44
必中Lv39 透過Lv10 詳細解析Lv24 量子演算Lv43 指揮Lv23
多照準Lv36 次元照準Lv5 行動予知Lv39 遠距離索敵Lv40 魔力感知Lv32
反射Lv18 神装甲Lv27 魔力超回復Lv36 連射Lv33 加速Lv27
星虹Lv3 神バリアLv29 空間把握Lv20 次元拘束Lv4 瞬間換装Lv14
神リンクLv39 支援要請Lv23 超連携Lv21 遠隔魔力充電Lv26 電弧放電Lv4
追尾光線Lv20 衛星砲Lv1 星波動Lv1 神波動Lv16 放射熱線Lv7
光化Lv11 リミッタ解除Lv4 DEMバーストLv9 神威解放Lv1
神の加護Lv18
テイルエネルギーガンはテイルメーサーガンに変わるのは当然だが、サテライトキャノンはこのままでは装備出来ずソードフライヤーを外す決断をイクスはした。
「アリナと被っているので、問題はありません」
「…根に持っているのか?」
「マスターが何を言っているのかわかりません」
知らん顔をするってことは怒っていたんだな。まぁ、新しい装備で少しは機嫌が直ったみたいだけどね。
「次の大きな戦いが終わったら、パンドラが他の装備の素材を増やしてくれるらしいからもう一本の高周波エネルギーブレードと新しい武器を作ろうな」
「はい。マスターが荷電粒子砲と絶対零度砲、ツインバスターキャノン、グラビティキャノンを狙っていることは分かっています」
「流石に一気には無理だから順番だな。やることが沢山ありすぎる」
「頑張ってください。マスター。頑張ってくれたマスターには後で楽をさせることを約束します」
自分が暴れ回る宣言だな。さて、新装備の実験に約束した暗黒大陸の攻略に行くとするか。
暗黒大陸の混世魔王の遺跡の先にある猿の村にやって来た俺は攻略を開始する。メンバーはイクス、ファリーダ、燎刃、虎徹、千影だ。新装備と進化のファリーダの実力、敵の情報を加味して選んだ。
そして森を進んでいくと早速空間索敵に反応があった。
「情報通り速いな…来るぞ」
「サテライトキャノン、展開します」
イクスがそう言うとサテライトキャノンを発射するフライヤーが勢いよく上に上がっていった。ここから宇宙まで行く時間と発射するためのチャージ時間が必要になる。
全員が武器を構えて臨戦態勢になると木の上から俺たちの前に敵が落ちて来た。
アスラLv60
通常モンスター 討伐対象 アクティブ
みんなが言っていた通り強そうだな。俺たちを見たアスラは以前メルたちが言っていたように腕が六本あり、それぞれ剣を持っている。最初にイクスが高周波エネルギーブレードで斬りかかった。
イクスの攻撃に対して、アスラは左側の腕の一つの剣で攻撃を止めることに成功する。そしてイクスよりも早く真ん中の右腕の一つで突きを放つとイクスはもう片方の接続したデウスツインエネルギーブレードでガードする。するとアスラはガードした高周波エネルギーブレードを上の右腕で叩きつけてると下の右腕の突きが来る。ここでイクスが下がった。
「行動が予測しづらいです。マスター」
「腕がいくつもある武器を操る敵と戦ったことが無いからな。それにあんなに自在に操って来るとは思って無かった」
「はい。しかし高周波エネルギーブレードの効果は避けようがありません」
イクスがそう言うと高周波エネルギーブレードとぶつかり合ったアスラの剣がボロボロになっていた。万物切断と武器破壊の効果を諸に受けたようだな。するとアスラはボロボロの剣を捨てて、新たな剣を出す。格納スキル持ちか。
みんなが苦戦した理由が分かった。流石仏教では守護神にして、戦闘神にもされている神だ。
「ガウ」
「あぁ。また貸して欲しいんだな」
虎徹に近衛と神息を貸して、挑みかかった。虎徹と激しい剣戟のやり合いになるが虎徹のほうが手数で優っている。そして自慢の両腕を虎徹が斬り裂き、止めを刺したかと思った瞬間、腕が治り、虎徹の刀を殴って弾くと蹴りが虎徹の顔に入って、虎徹は吹っ飛ぶ。
剣だけでなく格闘戦もアスラは得意で他にも弓や槍など多彩な武器を使うことが情報として貰っていた。ここでアスラが虎徹の追撃に動く。
「グランドスマッシュ!」
ファリーダのグランドスマッシュの衝撃波が飛んで来て、アスラは下がった。
「私とも遊んで下さる? 戦闘の神様!」
ファリーダが神戦斧イフリープアックスで襲い掛かる。だがアスラは拳で上手く斧を殴り、ファリーダの攻撃を避けていた。技術も凄まじいな。ここで俺に矢が飛んできた。
「大海壁!」
千影が原初海竜の太刀を下段から振り上げると大量の水の壁が発生し、矢は上から突き上げる海流によって、弾かれた。
すると側面の木から別のアスラが襲い掛かって来た。
「タクト殿はやらせぬ! 竜技! ドラゴンクロー!」
守護竜刀の多重障壁に守られた燎刃が立ち塞がるとアスラはミーティアエッジを発動される。たがこれは完全なミスだ。ミーティアエッジはプロテクションドラゴンの多重障壁は破れない。その結果、隙だらけになったアスラは燎刃の秋月の一撃が直撃し、ぶっ飛ぶ。
「テレポート!」
俺は燎刃をぶっ飛んだアスラの先に転移させると察した燎刃が秋月を構える。
「千磨百煉!」
千磨百煉を使う燎刃を俺を矢で狙らって来たアスラが燎刃を狙おうとすると木の上で矢を構えていたアスラは突如木を斬られ、バランスを崩す。
「流星一文字!」
俺たちからかなりの距離があったのだが、その距離を千影は一瞬で間合いを詰めるとアスラの首を斬った。すると首が斬られた状態でアスラは千影の足を掴んで地面に叩き落す。
「く…」
更にアスラは千影を踏みつぶそうして、落下してくる。
だが、アスラは最初に木を斬った存在がいる事を忘れている。アスラの背後に虎徹が現れると身体を斬り刻み、爪でぶっ飛ばした。それを見た千影はすぐさま起き上げると胴体だけのアスラの心臓に突きを放つ。ここでアスラの体が元に戻る。
「遅いであります。水圧切断、多乱刃」
原初海竜の太刀を抜くと刃に水が宿り、千影が一振りすると斬り裂く水圧の刃が無数に放たれ、アスラの身体と背後の大木をバラバラにした。
その頃、矢の脅威から助かった燎刃にイクスが加わり、時間遅延を受けたアスラは燎刃にぶっ飛ばされるとイクスのテイルメーサーガンが直撃して燎刃の方面に飛ばされるというループ攻撃を受けていた。これには同情しよう。
これで残すはファリーダが戦っているアスラのみだ。アスラの手数の多さにファリーダは斬られながら距離を詰めていた。身体からは再生の炎が燃え上がり、傷を治している。しかしファリーダの神戦斧イフリープアックスの攻撃が来ると下がって、対応するアスラは相当強い。
だが、ここで多乱刃の効果でアスラの剣が弾き飛ばされる。すると接近するファリーダの顔にアスラはカウンターのパンチを顔に放った。完全に決まったカウンターだが、ファリーダはぶっ飛ばず、その場で耐えた。
そしてファリーダの目を見たアスラは危険を察知して後ろに下がる。
「殴り逃げなんて許すわけないでしょ! ストームスマッシュ!」
暴風の斬撃にアスラが巻き込まれると上に上がっていく。すると振りかぶっているファリーダが空に現れた。神戦斧イフリープアックスでスピードがとんでもなく上がった上に魔神に進化したファリーダの戦い方はだいぶ変化したな。
「さようなら。グランドスマッシュ!」
最後は地面に叩きつけられて、追撃が発動した所にファリーダが踏みつける。
「デモングランドクラック!」
踏みつけと同時に魔力が地面を走る。その中心地にいるアスラは倒された。
「力をそこまで使う敵じゃ無かったわね。出番が無くて残念かしら? タクト」
「それが一番いいさ。身体が鈍るのは避けたいけどな。それよりも大丈夫か?」
「折角だから治して貰おうかしら」
ファリーダを回復させてから解体をする。手に入ったのがこちら。
阿修羅の矢:レア度9 矢 品質S-
重さ:200 耐久値:300 攻撃力:200
効果:破魔、神気、光速激突、浄火、紅炎、狂戦士化
阿修羅が持つ破魔の力が宿った矢。火属性と光属性の矢で悪魔や妖怪、アンデッドモンスターに特に強い矢で打ち抜かれると正気を失い、凶暴化する力がある。
矢、重!そして最初に俺をこの矢で狙ったアスラには悪意を感じる。矢の名前から考えても仏教の阿修羅の矢みたいだな。恐らく修羅道としての阿修羅の力と守護神としての神の力を考えて、こんな風になったんだろうな。狂戦士化を相手に付与される武器は珍しい。これはちょっと考えさせてもらうとしよう。面白い矢なのだが、セチアには使うのが厳しいからね。
その後、アスラの襲撃が一度来た。
「数が少なくて勿体ないが行けるか? イクス?」
「問題ありません。目標補足。サテライトキャノン、目標を殲滅します」
またみんなから悪影響を受けたな。イクスがそう言うと空から破滅の光が降って来て、一撃でアスラの部隊が消し飛んだ。解体していると空間索敵に謎の反応が出た。
「なんだ?」
「ど、どうかしましたか? タクト殿」
燎刃がリリーのように俺の背中から覗き込んで来た。俺がファリーダを見ると笑っていた。変な事を教えるなよ。まぁ、いつも遠慮している燎刃の背中をファリーダが押したんだろうけどさ。
「これは誰かが謎の部隊に追われているな」
NPCの反応が一つに結構たくさんの敵の反応を見つけた。
「あ、本当ですね」
燎刃が更に覗き込んで来た。
「燎刃は随分積極的になりましたね」
「あそこから更にくっつくとは流石火のドラゴニュートね。情熱的で素敵よ」
「ち、ちが!? これは!? あの!? その!? つまり!? ぷしゅー…」
顔を真っ赤にしてダウンしてしまった。思いっきり、おんぶ状態なんだけど、この状態で戦うのか?
燎刃が復活する頃にはNPCが敵を連れて、すぐそこに迫っていた。これは明らかにヘーパイストスやジャンヌと同じイベントだな。さて、どんなのが登場するやらだ。




