#1063 青銅の蛇VSゲイルと白夜の神格解放
ネフシュタンの頭にはレヴィアタンの姿がある。するとネフシュタンの身体が輝くと身体中から無数の荷電光線が放たれると不自然に曲がりながら襲い掛かって来た。ここで空にいたみんながガードしようとするがガードをすり抜けて貫いて来た。
「アリナ! ゲイル! 黒鉄!」
「お任せなの! 電磁操作!」
「ガァ!」
俺たちは防げたが、他のみんなはかなり厳しい状況に追い込まれる。何故なら攻撃が止まらない。するとここで攻撃が止まり、俺たちが距離を縮めるとミサイルが身体中から放たれると上空に上がっていく。
「何をするつもりだ?」
『アリナ、ミサイルを追跡してくれ』
『了解なの!』
遥か上空で爆発すると謎の液体が出たことをアリナが確認してくれた。これは恐らく毒だろう。最悪だ。
『毒が降って来ます!』
『了解! 全艦隊! 結界を発動せよ』
しかしこの毒が結界に触れるとなんと結界を溶かした。更に接近していたみんなはネフシュタンの身体から現れたコードに触れると感電し、更にコードの先からネットが飛び出すと拘束されて感電した。
そして荷電光線が再び放たれ、船とプレイヤーに直撃する。ギミック盛りだくさんだな。ここは切り札を使わせて貰うとしよう。
『切り札を導入します!』
『分かりました! 皆さんにはリヴァイアサンの討伐に集中してもらいます!』
「頼むぞ! ゲイル! 神格覚醒だ!」
「ガァアアアアア!」
ゲイルの姿が消えるとレヴィアタンの暗雲の中より、巨大な雷の姿をした黄金の鎧を装備した獅子王が降臨する。
名前 ゲイル レグルス・ネメアLv17→ステラレギア・ネメアLv17
生命力 124→204
魔力 304→384
筋力 214→294
防御力 224→304
俊敏性 392→472
器用値 120→200
スキル
噛み砕くLv37 疾駆Lv41→神足通Lv41 回転角Lv43→星角Lv43 天耳通Lv21 堅牢Lv29→堅固Lv29
星読みLv27 空間歪曲Lv5 雷磁装甲Lv34 黄金装甲Lv30 強激突Lv21
超加速Lv1 紅炎Lv25 星鎧Lv26 万物破壊Lv35 荷電爪Lv45
溶断Lv1 重圧Lv23 天眼通Lv38 煽動Lv41 星気Lv27
雷光刃Lv16 多乱刃Lv22 多連撃Lv23 魔力切断Lv18 魔法耐性Lv28
雷魔法Lv48 地魔法Lv10 時空魔法Lv39 星座魔法Lv2 電磁操作Lv37→電磁支配Lv37
地脈操作Lv19→大地支配Lv19 充電Lv27→超充電Lv27 雷放電Lv38→電弧放電Lv38 万雷Lv10→雷轟Lv10 黒雷Lv15
雷光Lv38 荷電牙Lv33 避雷刃Lv20 雷雨Lv15 星雨Lv15
星虹Lv15 高速再生Lv21→瞬間再生Lv21 守護結界Lv2→遮断結界Lv2 炎ブレスLv8 雷ブレスLv11
星ブレスLv11 陽炎Lv10 烈日Lv4 荷電光線Lv17 全反射Lv10
乱反射Lv1 狂戦士化Lv6 雷分身Lv1 雷化Lv23 光化Lv1
王撃Lv1 王の加護Lv14 黄金の加護Lv31 太陽の加護Lv23 星獣の加護Lv1
ステラレギアとは獅子座にある星であるレグルスの別名として使われている言葉で意味は王の星だ。獅子は昔から王を象徴されることが多かったからこの名前が付けられたとされている。
神格覚醒を使ったゲイルは早速その実力を解放する。
「ガァアアアア!」
降り注いでいた荷電光線が全てゲイルに集まり、ゲイルの身体に吸収されるとゲイルの身体が発光する。そしてゲイルの口からワニが放った荷電粒子砲を超える雷ブレスが放たれた。これをネフシュタンはバリアでガードすると口からドラゴンブレスをゲイルに向けて、放つ。
これを見たゲイルはドラゴンブレスに突っ込む。すると星角がドラゴンブレスを貫いて、そのままネフシュタンの顔に迫ろうとするとここでレヴィアタンが魔王波動も加えて来た。それでもゲイルは止まらず、爪を真っ赤にして更にプラズマの爪を展開するとネフシュタンの顔面を思いっきり引っ掻いた。
ぶっ飛ばれたネフシュタンが態勢を整えようとすると既にゲイルの姿はなく、連続で爪での攻撃が決まるとゲイルはネフシュタンの胴体に噛み付き、そのまま空に連れて行く。
そしてお互いの電弧放電の撃ち合いになるとネフシュタンは体の側面からミサイルを放ち、ゲイルに命中する。対するゲイルは離れない。ここでレヴィアタンが手をスピアに変化させるとゲイルを貫こうとする。
ここで危険を感じ取ったゲイルは光の粒子となって、消えるとネフシュタンの上に移動し、爪を構える。
「ガァアアア!」
ゲイルが雷の王撃を放つとレヴィアタンの魔王障壁でガードしてくる。そしてネフシュタンの身体からミサイルが放たれるとゲイルは雷化で回避すると再び接近戦を挑もうとした瞬間、ネフシュタンの尻尾の一撃を喰らう。ゲイルのスピードにもう対応したか…レヴィアタンクラスになると神格解放を一体使っただけで苦戦するな。
ゲイルがネフシュタンに巻き付かれると身体から毒霧を噴出した。
「タクト! ゲイルが」
「分かっている! 白夜! 頼む!」
「ガゥ! ガァアアア!」
白夜が白い霧に消えると白虎の兜と鎧、そして宝杖を装備した人型の存在が現れる。
名前 白夜 白帝Lv16→真達羅大将Lv16
生命力 162→242
魔力 263→343
筋力 278→358
防御力 123→203
俊敏性 386→466
器用値 190→270
スキル
格闘Lv1 棒Lv1 噛み砕くLv38 神風爪Lv45 他心通Lv38
神足通Lv41 空間跳躍Lv39 天耳通Lv31 天言Lv22 神感覚Lv22
防御無効Lv36 千里眼Lv39 重圧Lv16 神速Lv22 虚空切断Lv21
空振Lv16 空虚Lv17 慧眼Lv19→心眼Lv19 指揮Lv8 神装甲Lv22
神障壁Lv16 神鎧Lv21 肉体活性Lv1 戦闘高揚Lv1 魔力回復Lv1
疾魔法Lv11 地魔法Lv11 神聖魔法Lv15 雷魔法Lv37 時空魔法Lv38
神道魔術Lv30 樹海操作Lv24→樹海支配Lv24 大地操作Lv27→大地支配Lv24 重力操作Lv16 仙術Lv25
仙気Lv39 神気Lv23 念動力Lv28 霊化Lv27 神雷Lv11
大地波動Lv1 自然波動Lv1 神波動Lv28 太極波動Lv1 守護結界Lv1
遮断結界Lv2 旋風刃Lv16 暴旋風Lv33 神虎の咆哮Lv30 ゴッドブレスLv9
転瞬Lv34 後光Lv8 神霧Lv11 神罰Lv6→神撃Lv6 多乱刃Lv22
多連撃Lv21 天候支配Lv5 無我Lv1 群虎Lv1 超集束Lv1
神技Lv1 転瞬Lv1 荒魂Lv9 王の加護Lv17 神の加護Lv19→仏の加護Lv19
わぉ!仏教の十二神将だ。このゲームでは白虎なんだな。干支の寅年と関係があるから普通の虎で描かれることが多いと思うけど、強そうだ。でも人型で大きさはそこまでない。選ぶのを間違えたと思った瞬間だった。
ゲイルを攻撃しようとしたレヴィアタンに白夜の宝杖が突き刺さる。
「なんだ? 貴様?」
レヴィアタンの爪が迫ると白夜が宝杖で受け流し、空いている拳でレヴィアタンの腹を打つと同時に衝撃で血を吐く。あれは発勁か。
「貴様!」
レヴィアタンが空いている杖を振りかぶると白夜の姿が霊化して姿が消えると振りかぶった腕の脇にそっと手を置く。
「太極波動!」
至近距離での太極波動が命中したがこれで何とかなる本体では無かった。それでも効いている。恐らく白夜の防御無効のおかげだな。ここで白夜は宝杖をネフシュタンに突き刺すと木の根が生えて、二人を縛り上げる。
だが、ゲイルを助ける事が出来ない。ここで白夜に本体の爪が来ると千影と恋火が弾く。
「あたしたちを忘れて貰っては困ります!」
「小賢しい虫けらが!」
ここでメル、鉄心さん、アーレイなどの上位プレイヤーが本体に斬りかかるが斬れない。
「邪魔をするな! 空振!」
腕の振りだけで空振が発動して、近くにいたメルたちが吹っ飛ばされると千影が如意金剛錫杖を構える。
「魔王技! 曼荼羅結界!」
千影の下に魔方陣のように曼荼羅が描かれるとそれからドーム状に結界が広がり、二人を包み込むと二人にダメージが入る。
「今であります! 白夜殿!」
「竜穴! 発勁!」
千影が作った隙に白夜がネフシュタンに拳を撃ち込んだ。その結果、ネフシュタンの動きを止めると同時に発勁のダメージで尻尾の締め付けが緩み、白夜は更に樹海支配の効果で締め上げの緩みを広げるとゲイルは拘束から抜け出した。そして四人にブラン、ファリーダ、グレイ、虎徹が加わり、レヴィアタンとネフシュタンに挑む。
白夜は接近戦が異常に強かった。レヴィアタンの攻撃を全て受け流して、攻撃を次々決めて行く。その間にゲイルもネフシュタンに襲い掛かり、二人が上手くかみ合っているように見えた。流石一緒に成長してきた者同士だ。
だが、それでもまだ押し切れずタイムリミットが迫る。倒しきれないと思った俺は皆に援護要請をした。そしてゲイルと白夜の最後の技に入る。
「群虎!」
たくさんの白虎が連続でレヴィアタンに攻撃を仕掛けると白夜はここで手で印を結ぶ。
「神虎の咆哮!」
虎の魔力がレヴィアタンを貫通するとレヴィアタンは体内から凄まじい衝撃を受けて、血反吐を吐く。
更にゲイルが星座魔法ブレイブレオを発動させる。巨大な雷の獅子がレヴィアタンとネフシュタンに直撃する。避難していた白夜が杖を空に投げて、ネフシュタンの近くに現れる。
「大地波動! 自然波動! 超集束! はぁ!」
二つの波動を超集束で融合させた物を放つ。空に投げた杖をキャッチすると杖を構えた。
「おん。しんだそ。わか。我が真言を持って、人々の願い、叶え奉る! 神技! 真達羅真言!」
白夜がそう唱えると海から隆起した岩が飛び出し、ネフシュタンの身体中を貫く。ここで二人は元に戻り、倒れるとグレイと虎徹が救出して、みんなと一緒に一度引く。
「よくもやってくれたな! ただでは許さぬ! ぬ!?」
「「「「おぉおおお~!」」」」
空から召喚師とドラゴンテイマー、海上からは槍使いたちの一斉突撃が来る。
「そんな攻撃! ぬ!?」
迎撃に動こうとするレヴィアタンだが、身体を岩で貫かれているネフシュタンは動けなかった。人々の願いを叶える神技は俺たちが望んだ願いを本当に叶えてくれたようだ。
そして俺もダーレーにとって、パラス・アテナの槍で超連携で飛び込む。すると俺が良く知るフィールドが展開される。斥力場だ。やばい。止まれない。
「ヴェ~!」
レヴィアタンとネフシュタンの周囲に別の岩が突き出ると岩に謎の文字が浮かんでレヴィアタンとネフシュタンのスキルが封印される。エアリーの神岩結界だ。お陰で全員の突撃が決まる。
「「「「ぶち抜け~!」」」」
「おのれ! ワタシの邪魔をするか! 豊穣の山羊風情が!」
レヴィアタンの声にエアリーはそっぽを向いた。エアリーまで俺に似てきてしまったか。そして俺たちの攻撃は全てネフシュタンに入り、ネフシュタンのあちこちから爆発が起きて、海に沈んでいった。
俺たちは夕凪の上に戻る。
「お疲れ様。ゲイル、白夜」
「「ガゥ~」」
完全に伸びてしまっている。本当によく頑張ってくれたよ。俺は二匹を召喚石に戻した。するとシルフィ姫様とスカアハ師匠とクーフーリンがやって来た。
「やりましたね! タクト様! ゲイルちゃんと白夜ちゃんにははなまるを上げて下さい」
久々に聞いたな。一方クーフーリンも変わらない。
「まぁ、俺のお陰で倒せたんだがな! いて!?」
「お前も部隊の隊長になったんだから自分ではなく、部隊の者を褒めろ。馬鹿者」
この師弟は相変わらずだな。ここでみんながレヴィアタンが沈んだところを見る。
「手ごたえはあったんだがな…ま、まだ死んでねーだろ」
「そうだな…恐らく五回は倒さなければならないだろう。しかもどんどん強さが増していくものだ」
バエルとの戦いを思い出すな。今回もあんな感じかそれ以上の物になるだろう。だが、こちらもまだまだ切り札を残している。しかも俺だけじゃない。何としても倒して見せるさ。




