#962 ハロウィンイベント告知と戦争報酬
ウィザードオーブの戦争に勝利した俺は翌日学校。正直な気持ちを言うと休みにして欲しい。それは全員同じでどうにも疲れが取れない感じだ。しかも今日はゲームにログイン出来るんだよね。最も今日は生産とイベントの報酬の確認で終わるだろうな。
学校が終わるとスーパーで買い物して、家に帰ると仮眠を取る。それほど疲れていた。目が覚めると夕飯を食べて、ゲームにログインする。すると目の前にはリアンの寝顔があった。
昨日一人で帰って来て、無事にマモン討伐を報告したら、一緒に寝たいとお願いされてしまったのだ。いつもいるリリーたちがいないせいか物凄く甘えて来たんだよな。
リアンの頭を撫でてから元気に起きる。切り札をたくさん使っても起きれるって素晴らしい!すると連続でインフォが来た。まずは昨日得た称号のインフォだ。
『称号『大罪魔王の討伐者』を獲得しました。称号『上位魔王の討伐者』に上書きされました』
『称号『強欲の克服者』を獲得しました』
称号『大罪魔王の討伐者』
効果:スキルポイント+30、全ステータス+10、魔神特攻(究)、霊特攻(究)、堕天使特攻(究)
七つの大罪を司る魔王を討伐した者に贈られる称号。
称号『強欲の克服者』
効果:精神攻撃無効
マモンを討伐した者に贈られる称号。
はい。また強くなりました。どんどん強くなるな。これで俺のスキルポイントは176ptとなった。『強欲の克服者』があるということは他の七つの大罪にも称号があることが確定したかな?
次に来たのは運営イベントの告知だった。
『運営イベント『収穫祭と呪われし都』を開催致します』
運営『収穫祭と呪われし都』:難易度D~SSSS
内容:呪われた都を解放せよ。
・今回のイベントはいくつかのクエストをクリアして、攻略を進めるクエストとなっております。
・イベント期間は五日間です。
・報酬はイベントの結果によって、変動します。イベントの間に手に入れた物はクリア出来なくても反映されますので、より多くの報酬を貰うために頑張ってください。
・食料、素材アイテムは持ち込み不可です。装備などは持ち込み可能です。
・町などでも戦闘が可能です。
・今回のイベントはギルドでのみ参加可能とさせていただきます。イベントに参加してくれるギルドは難易度を選んだ後、登録してください。
・ギルドに参加していないプレイヤーでイベントに参加したい人は難易度を選び、ランダムを選ぶと同じ難易度を選んだプレイヤーたちで仮のギルドを作り、参加することが出来ます。
・人数が増えると敵も増えますので、ご注意ください。また特定のモンスター以外ではアイテムが手に入りません。
・イベント参加者はイベント後に今回の舞台である暗黒大陸の町に行くことが出来ます。
今回はギルド単位のイベントか。ただ難易度の差がありすぎる。どんなクエストやらだ。一つだけ言えることは舞台が暗黒大陸なら魔王が絡んでいるということだな。
それにイベント開始は今週の水曜日から日曜日まで。これではセチアと恋火の結婚式は来週に持ち超しがほぼ決まった。
更にメールが来る。いつもの城への呼び出しだ。まずはみんなを召喚すると一斉にお腹の虫が鳴る。リリーたちからすると全力戦闘した後だ。これは仕方が無い。
というわけでみんなでご飯を食べた後、俺が一人で頑張って探したアクセサリーを渡した。何も言わなかったけど、俺の苦労を察したのかみんな笑顔を浮かべた。
そんな食事を終えてからお城に向かう。すると町の人たちから大歓声を受ける。慣れて来たと思ったけど、戦争に勝利した歓声はいつもとまた違っていた。
グラン国王様からお褒めの言葉を受け取ると気になることを聞いてみる。
「サラ姫様はご無事なんでしょうか?」
「おかげ様でな。ただ全ての記憶があるらしくな。今は自室から出ようとせん」
「あぁ~…なるほど。それでいない訳なんですね」
全部記憶があるとかベリアルの仕業だな。サラ姫様に騎乗戦闘を教えて貰いたいんだが、今はそっとしておこう。さて、ここからは報酬だ。まずグラン国王様が話す。
「ウィザードオーブは敗戦したので、我が国にコーリ・イン・ダッダというウィザードオーブの宝を贈って来た。これをまずお主たちに贈ろう。ギルドで確認するがよい」
俺たちが話をしていたから気を聞かせてくれたんだな。次に個人の報酬を貰う。お金をたくさん貰い、更にギルドの交換チケットを三枚貰えた。これは全員共通らしい。次にマモンの討伐報酬も受け取る。
黄金の盃:レア度10 重要アイテム 品質S
神が持っているとされている黄金の盃。オリハルコンで作られており、これに入れる飲み物は格別の味がするとされている。
マモングリモワール:レア度10 魔導書 品質S
重さ:10 耐久値:なし 魔力:100
効果:無詠唱、複合詠唱、闇属性効果アップ(究)、強欲門、全強奪、収集、魔軍、格納、全射出、武装創造、魔神の加護
使用条件:称号『強欲の克服者』
無限に財宝を格納出来る強欲の力がある魔導書。フィールドにあるアイテムを自動で集め、格納しているものを射出したり、手元にすぐさま出現させることが出来る。また冥界よりマモン配下の悪魔を呼び出す能力がある。
クラウ・ヌアザ:レア度10 大剣 品質S+
重さ:250 耐久値:3000 攻撃力:4500
効果:大物殺し、光熱刃、光速激突、神気、日光、烈日、聖療、光合成、万物破壊、虚空切断、荷重操作、自動追尾、必中、神波動、無限のルーン、神威解放、王の加護、神の加護
ダーナ神族の四つの宝の一つ。ダーナ神族の王ヌアザが使っていた神剣。発生した光が敵を貫くまで追尾する魔法の剣で剣自体も敵を倒すまで追尾する能力を持っている。
ヌアザ・アガートラーム:レア度10 籠手 品質S+
重さ:200 耐久値:3000 攻撃力:3000
効果:神装甲、金剛装甲、堅城、神気、浄化、超集束、瞬間再生、絶対防御、神療、神祝、復活、重力操作、荷重操作、神波動、無限のルーン、神威解放、王の加護、神の加護
ダーナ神族の王ヌアザが持っていた物で最も有名な武器。医神ディアン・ケヒトが作製した銀の籠手で圧倒的な硬さと回復能力を誇る。
ローグ・モア:レア度10 棍棒 品質S+
重さ:220 耐久値:3000 攻撃力:3200
効果:大物殺し、加護無効、耐性無効、聖療、天祝、瞬間再生、魔力回復、譲渡、即死、蘇生、復活、神威解放、破壊の加護、神の加護
豊穣の神ダグザが使っていたとされる棍棒。破壊と再生の棍棒で攻撃とサポート両方することが出来る。攻撃を受けながら、反撃する戦い方が出来るほどの回復能力を持っている。
マック・ア・ルイン:レア度10 剣 品質S
重さ:120 耐久値:1200 攻撃力:1500
効果:巨人殺し、無限のルーン、詠唱破棄、万物切断、魔力切断、魔力支配、魔力回復、精霊眼、自然波動、伝説解放、精霊の加護
英雄フィン・マックールの愛剣。巨人の首を跳ねるほどの切れ味を誇る。またフィンが最初に愛した妻である妖精サーバの加護が宿っている。
ゲイ・アイレン:レア度9 槍 品質S
重さ:150 耐久値:1000 攻撃力:800
効果:妖精殺し、睡眠無効、万物貫通、魔力切断、魔槍解放
英雄フィン・マックールの愛槍。魔槍解放を行うとフィールドにいる敵全ての者に常時ダメージを与え続け、睡眠を無効化にする能力を持っている。
ゴーム・グラス:レア度9 大剣 品質S-
重さ:200 耐久値:2000 攻撃力:1000
効果:人特攻(究)、万物切断、風波動、旋風刃、覇撃、空振、多連撃、覇気、王の加護
ウィザードオーブ王家に伝わる青緑の大剣。一振りするだけで空気を振動させ、竜巻を発生させる風属性の大剣で個人戦よりも集団戦に特化している。
カスバドの杖:レア度10 杖 品質S
重さ:20 耐久値:1000 攻撃力:200
効果:全属性アップ(究)、詠唱破棄、未来予知、無限のルーン、叡智、自然波動、念動力、森林操作、寄生木、植栽、株分け、天罰、守護結界、妖精の輪
ドルイドの長カスバドが持っていた杖。持つものに様々な叡智を与え、未来を予知する能力がある。魔法と自然に力に特化しており、妖精まで呼び出すことが出来るドルイドの最高峰の杖。
オハン:レア度9 盾 品質A-
重さ:100 耐久値:500 防御力:300
効果:危険予告、罠感知、気配感知、物理耐性、魔法耐性、貫通耐性、堅牢、王の加護
危険を知らせる独自の能力がある魔法の盾のレプリカ。盾が話すので気味が悪いとされがちだが、非常に優秀な盾。しかしレプリカのため非常に脆くなっている。
ゲイ・ルーン:レア度9 槍 品質A-
重さ:80 耐久値:100 攻撃力:300
効果:火属性アップ(究)、紅炎、発火、魔槍解放
突き刺した地面を溶岩に変えると同時に周囲を灼熱地獄してしまう炎の魔槍のレプリカ。基本的には投槍として使用され、保管する時は常に槍を水で浸さなければならない。取り扱いが非常に難しい槍だが、都一つ滅ぼす力を持っている非常に危険な槍。しかしレプリカのため弱くなっている。
グラーシーザ:レア度9 槍 品質S-
重さ:100 耐久値:800 攻撃力:300
効果:人特攻(究)、物理貫通、魔力貫通、障壁貫通、防御無効、強激突、魔槍解放
ギースリが持っていた槍。元々持っていた奴隷を斬った際に折れたことで魔槍となった。人にかなり強い槍で魔法やスキルを貫きながら相手を突き刺すことが出来る。
スコヴヌング:レア度9 剣 品質A+
重さ:100 耐久値:500 攻撃力:200
効果:人特攻(究)、回復無効、魔剣解放
相手の回復を封じる特殊な能力を持っている魔剣。切れ味はそこまでよくはないが、魔剣としての能力と回復を封じる力で相手を確実に追い詰めることが出来る。
これに魔神核デモンスフィアが一つ。マック・ア・ルインとゲイ・アイレンはフィンの持ち物でアジ・ダハーカが倒したから俺のところに来たみたいだな。
残りはマモンが使っていた物らしい。ヌアザ・アガートラーム、オハン、グラーシーザ、スコヴヌング、ゴーム・グラス、カスバドの杖はリリーたちが戦っていた分身体が使って来た武器なんだろう。
これを知っただけでリリーたちが頑張ったことが分かる。特にヌアザ・アガートラームによく勝ったなと思った。
本来なら戦った俺たちが貰っても問題はないのだが、我儘を聞いて貰ったし、皆と相談して決めよう。
次は全員共通でディアドラ女王からお礼の品を受け取ることとなった。それが七種類の宝石だ。
インペリアルトパーズ:レア度10 素材 品質S+
皇帝の名を冠するに相応しい黄金の宝石。国王が権威を国民に知らせる宝石として王に絶大な人気を誇っている。圧倒的な風と雷の力を宿している最高峰の宝石。
ベキリーブルー・ガーネット:レア度10 素材 品質S+
光によって、様々な色に変化する唯一無二の宝石。その人気はアレキサンドライトに匹敵するほどで人の心を落ち着かせてくれる宝石と言われている。圧倒的な火と爆発の力を宿している最高峰の宝石。
グランディディエライト:レア度10 素材 品質S+
遥か地底深くから発見された緑の輝きを放つ宝石。その輝きは生物だけでなく、植物まで癒すと言われている。圧倒的な土と木の力を宿している最高峰の宝石。
アクロアイト:レア度10 素材 品質S+
透明な宝石の中で最も希少な宝石。他を寄せ付けないほどの回復能力を秘めている石で生存確率が格段に上がることから神職のみならず冒険者全てにとって、憧れの宝石。圧倒的な光と浄化の力を宿している最高峰の宝石。
ターフェアイト:レア度10 素材 品質S+
紫色の宝石の中で最も希少な宝石。淡い藤色が特徴的で逆境をチャンスに変える宝石として冒険者の切り札の宝石として絶大な人気を誇っている。圧倒的な闇と弱体化の力を宿している最高峰の宝石。
これとパライバトルマリン、アレキサンドライト。つまり各属性の宝石の最高峰を貰えたわけだ。名前を知らない宝石が沢山あるけど、現実では手が届かない宝石であることは分かる。
最後にノイシュ国王からドン・クアルンゲという牝牛を貰えた。この牛はクーフーリンが活躍したことで知られるクーリーの牛争いという戦争のきっかけになった牛だ。
どうやら皆が持っている馬と同じ枠らしく、毎日多量の最高峰の牛乳を作ってくれる牛らしい。この世話はルインさんたちだな。流石にこれまで面倒は見れません。
これで報酬の確認は終わり、今後の話となる。
「戦勝の宴は後日する予定だ。流石にブラスたちのあの様子では宴をする気分ではないのでな」
「分かりました。あ、治す方法については」
「既にシルフィから聞いておる。お主たちには迷惑をかけることになるがよろしく頼む」
「お任せください」
既に聖杯製作にリーチが掛かっている。これなら行けるだろう。まぁ、ミライ次第だけどね。
「うむ。それと明日の夜にノイシュ国王の呼びかけで国際会議が開かれることが決まったぞ」
また急だな。そしてセチアと恋火の結婚式が更に遠ざかった。
「分かりました」
「例の魔王討伐同盟を提案して良いのだな?」
「はい。よろしくお願いします」
ここでシルフィ姫様が言ってくる。
「国際会議とは別ですが、ディアドラ姫とエルフの女王様の不戦のゲッシュを私たちが見届け人になることとなりました。今からお時間あるでしょうか?」
「えーっと…ちょっとお待ちください。みんなギルドにいるみたいなので、大丈夫です」
「では、今すぐ行きましょうか」
俺はギルドのみんなに連絡を入れて、全員でエルフの森に転移し、そこで不戦のゲッシュがお互いに結ばれたことを見届けた。
そしてここからはお別れの時間だ。一緒に見届けていたスカアハ師匠たちがお礼を口にする。
「すっかり世話になってしまったな。タクト」
「帰るんですね」
「帰ると言うかな…新たなウィザードオーブの騎士たちの指南役をすることになった」
「俺も巻き添えで騎士団長をすることになっちまったんだよ」
おぉ!遂にクーフーリンが騎士団長になるのか!そしてスカアハ師匠が先生役なわけだな。更にシグルドさんたちも続く。
「私もディアドラ姫に騎士団長を頼まれた。ディートリヒを倒したのは私だ。これを引き受ける義務が私にはあると思う」
「私もシグルドに付いていくつもりです。その代わりと言うのも変ですが、レギンに連絡を入れておきました」
「もしかしてレギンたちがフリーティアに来るんですか?」
「えぇーっと…レギンだけですね。ゴネスにワルキューレがいないのはよくありませんから。またパン作りをしたいと言ってましたよ」
ヘリヤはゴネス担当になったんだな。残念だけど、しょうがない。レギンの歓迎会をしないといけないかな?でも、イベントもあるしな。そう思っているとみんなの様子が変だ。これは既にギルドにいるな。俺にサプライズでも仕掛けていたみたいだ。あえて言おう。残念だったな!
そして当然だが、フェルグスさんとディルムットともお別れすることになる。
「君たちには世話になった。流石に今すぐというわけには行かないが何か困ったことがあれば遠慮なく言ってくれ。必ず駆けつけると約束しよう」
「ありがとうございます。その時が来れば真っ先に頼らせて貰います」
「フィン団長の武器をよろしく頼む。それといつかフィン団長に負けない騎士団長となった時には手合わせしてくれ」
「喜んで」
フェルグスさんとディルムットとのお別れが終わるとここでシグルドさんが俺にとってとても重要なことを言う。
「そうだ。これを君に返さないといけないな」
「私もだな」
「私の盾も君に返そう」
「ひゅーひゅひゅー。ぐは!?」
「お前もだ。クーフーリン」
俺の手元に神剣グラム、ゼノ・ゲイボルグ、クルージーン、エイナル・スクーラソンが戻って来た。
「すげー武器沢山あるんだから一個ぐらい貰ってもいいじゃねーか!」
「分かった分かった。ほら、行くぞ。クーフーリン」
「全然わかってね~!」
いつものようにクーフーリンを引きずっていくスカアハ師匠がとんでもないことを言い出す。
「そうだ。私たちの代わりと言うわけではないが妹の世話を頼む」
「へ? ちょっとどういうこと!? 姉さん!」
オイフェがスカアハ師匠の発言に驚く。勝手に決めるのは流石にどうかと思う。
「どうもこうも罪の償いをしたいと言い出したのはお前の方だろ? フリーティアにいればその機会は沢山あるはずだ。お前の分も頑張ってやるから影の国以外の外を経験して見ろ。きっとお前の財産になるはずだ」
「姉さん…」
こうしてスカアハ師匠たちとシグルドさんたちとは別れることとなり、オイフェはうちのギルドで預かることになった。次はギルドで報酬とイベントの会議をするとしよう。




