1-2 隊について
ここでこの学園に存在する隊について少し話したいと思う。
隊はこの学園に100ほど存在する。そして隊には最低5人、最高30人まで入ることができる。
なぜこの学園にこんなに隊があるかというと、この学園は全校生徒1500人の大きな学校だ。
これだけの生徒がほぼ全員隊に入ろうと思ったらこれくらい隊は必要になる。
隊を作るには先生が生徒を指名し、その生徒が了承したとき初めて出来上がる。
すなわち先生が指名すれば1年生でも隊を作ることができる。・・・まあそんなことは過去1度しか存在しないわけだが。
次は今この学園のトップ5までの隊を紹介しよう。
第1位は『紅蓮の業火』。
隊員数は20名ほどで、Sランク。
昔からこの学園に存在する隊で、ここ数年は学園で最強を誇っている。
ここに所属する隊員は放課後の学園の見回りやそのうち紹介する学裁のトップなどいろいろな役職が与えられる。
第2位は『飛天の双翼』。
隊員は25名ほどで、Sランク。
学園の最強の『紅蓮の業火』と同じ頃からある隊で『紅蓮の業火』に負けずとも劣らない力を有しており、今は学園2位だが学園1位だったこともある。『
紅蓮の業火』ほど学園に関わる仕事は与えられていないが、行事ごとには仕事が与えられている。
第3位が先ほどにも名前が出てきた『銃弾の帰る場所』である。
Sランクで隊員は9人。
つい最近出来たばっかりの新隊で、急激にランクを伸ばし、普通なら数十年かかると言われているSランク昇格を、たった1年で成し遂げた。
しかし隊長を始め、ほとんどの人が変人と言われており、変人の集まりだ。
そしてこの隊の特徴として、ほかの隊は隊長が最年長の5年であるのに対し、この隊のみ隊長が3年生なのだ。
メンバーもほとんどが3年生。たった一人2年生がいる。桜花学園始まって以来の変隊だ。
第4位は『水面に移る三日月』である。
Sランクで隊員は15名ほど。
この隊も『紅蓮の業火』や『飛天の双翼』のように昔から存在する隊で、『銃弾の帰る場所』が出てくるまでは学園3位だった。
第5位は『稲妻走る軌跡』である。
Sランクで隊員は20名ほど。
『紅蓮の業火』などのように昔からではないが、そんなに最近でもない頃にできた隊。
3年前にSランクに昇格し、『銃弾の帰る場所』が出てくるまでは学園4位だった。
ここまでがSランクで、今、学園ではこの5つの隊が学園5強と呼ばれ、他の隊からも尊敬を集めている。
その下はAランクとなるが、Sランクの隊とは力がかけ離れてしまう。
それだけSランクは化け物揃いなのだ。
他にも隊にはいろいろあるのだが、隊の紹介はここまでとしたいと思う。
それでは次話からは引き続き神谷柊太の視点に戻そう。
ちょっとだけ連続投稿します。
たぶん今のままではまったくおもしろくないと思うので、ちょっといいところまで(^-^;)