<2>~俺達と黒服との戦い。~ (父親VS超念)
ふっかーーーーつーーーー!!!
大変な仕事に追われてまして。
それがようやく山場を越えましたーー!!
更新遅れてごめんなさい。
「みんな手負いなんだろ? ったく、つまんねー仕事任されたもんだ」
“痛”と呼ばれていた男が気だるそうに呟く。
「おい、焔はどうしたんだ」
太陽はこの桜島が何故ここにいるのか分からなかった。
こいつは俺と一緒に間之崎に来た焔と戦っていたはずだ。
「あぁ、焔先生ですか? さっくりざっくり倒したけど?」
「……やっぱりか」
叶と祈が敗れた相手だ。
相当の強さを持っているのだろう。
「とはいえ、あの人は流石だったな。本当ならもっと早くここに来たかったし、服を着替えさせられるとは」
どうやら“痛”は自分が負けるとは微塵も考えていないらしい。
その態度に太陽は非常に腹が立った。
バンと銃声が響く。
「男なら容赦する気は無い。ったく、油断するとこうなる――――――、何?」
太陽は手に銃を持っていた。
そのまま“痛”の心臓へ目掛けて撃ったのだ。
だが、その銃弾は“痛”の身体に当たるか当たらないか位のところで止められていた。
「危ねぇ危ねぇ。傭兵ってのは油断も隙もあったもんじゃないな」
“痛”は手を横にしてやれやれというようなジェスチャーをとる。
「それが、才能か?」
「そう。念能力ってのはよく応用がされやすい。そこの叶先生の衝撃だってそれに入る。だが、元を辿れば一つの力しかない。『触れることなく物体を運動させる』だ。叶先生は衝撃として空間レベルで才能を使ってたんだろうな」
「それで、銃弾を止めたってのか?」
「話が早い。こうすればもっと分かりやすいか?」
“痛”が太陽を一瞥する。
その瞬間、太陽が壁に吹っ飛ばされ叩きつけられた。
「な、手品みたいだろ? 俺はまったく触れてない。種も仕掛けもありゃしない。才能はあるけどな」
「ガッ……!」
不意に結構な勢いで叩きつけられた太陽はかなりのダメージを受けているようだ。
「どうす」
どうするよ、と“痛”が言おうとしていたその時だった。
“痛”が急に停止した。
固まったかと思うくらい。
「やっぱりお前らが来てたのか。裏切るとでも思ったのかねぇうちの大将は。それにしてもよぉ、お前らしくねぇなぁ。足にナイフぶっ刺して、壁際まで追いやられてるなんてよぉ」
その声は通路の方から聞こえてきた。
嫌味の入った言葉。
これは、まさか。
「白道!?」
通路の方を見ると、旧友の姿があった。
「月影は、やっぱりそっちの仲間だったんだね……」
「の割には、太陽のピンチを救ってくれたように見えるけど?」
叶と祈もその顔を見て思い思いの反応をする。
「お前ら、貸しは高くつくと思っとけよぉ? 今お前達のピンチを止めたばかりじゃなく、他にも俺はお前達のために適当に尽力してやったんだからなぁ」
「他にも?」
白道の言っている意味がまだ分からなかった。
「ほら、出てみろって」
白道が後ろを振り向き、後ろに話しかける。
まだ通路には白道以外にいるのか?
みると5.6人の人影が見える。
「白道、俺はまだお前を信じた訳じゃ――――――って、父さん!?」
そこから出てきたのは捕まっていたはずの、赤井夢斗だった。
はちみつトースト、おいしい。
焼いた食パンに蜂蜜をぬっただけですが。




