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Skills Cross  作者: 敷儀式四季
第一章
7/130

<2>~二人は互いに話し合い、今の状況を理解する。~ (1)

さて、大晦日と三が日も終わったので連載再開ですよー。

ちなみに赤井君の過去話も有りますがー、それが出るのはまだまだ先になりそうですー。

「行っちまった……」

「行っちゃった……」

 二人はトンネルの中で呟いた。


…………。


「じゃあ、ぼちぼち聞かせてもらうか。なんで君が残念なことに黒い服な喪中軍団に追われてんのか」

 少しの沈黙の後、赤井が女の子に対して話を切り出した。


「ちょ、ちょっと待って!」

 だが、女の子はとても混乱していた。

「あなたは何?何なの?それにどうやって火を消したの? 訳わかんないのよ」


 そりゃまぁいきなり会った男に「助けてやる」なんていわれた挙句追手をぶちのめした、なんて意味分からんよな。

 ここは俺の方から自己紹介をしたほうがいいかもな。


「何、といわれると、人間としか答えられないわけなんだが…。俺は赤井夢斗。赤は普通に色の赤、井は井戸の井、夢はそのまま、斗は北斗七星の斗だ。16歳で高2」

「って、そんなことはどうでもいいの!?何よあれ?」

 この女の子は俺の自己紹介が気に入らなかったらしい。

「何って、何だよ」

「アンタ、赤井…、だっけ? どうやって火を消したの?赤井は一般人でしょ? 才能は無いはずなのに…?」

 やっぱりそこか。

 説明するしかないよなー。

「しかしクエスチョンマーク多いな、後人の名前にクエスチョンマークは付けるな。簡単に言うなら、俺には才能があるんだよ。絶対に才能検査じゃひっからない、な」

「どういうこと?さっき白道が言ってたキャンセラーってやつが関係してるの?」


 よし。

 いい感じのタメだな。

 本当はタメとか考えちゃ駄目なんだろうけどなー。


「そ。才能:“才能帰却スキルキャンセラー”。こいつの能力は簡単。才能によってできているもの、例えばさっきの火とかもそうだけどよ、ああいうのに触れると無条件で消しちまう、残念なことにな。それを俺が持っている」


「も、持っているって……、そんな才能聞いたこと無いわ!あ、有り得ないじゃない! そんな、事……」

 女の子は明らかに動揺していた。

「おいおい、有り得ないなんて言うなよ。そんなこと言ったら才能、なんていう超能力はみんな有り得ないだろうが」

「そ、それはそうだけど……」

 渋々納得。


「よし、じゃあ答えてもらうぞ。君はどうして追われているのか、後名前も教えて」

 赤井が最初の話題に戻した。

「……、私は、くれないかぎ。紅はべにっていう字の紅、鍵はそのまま、音はおとっていう字。ちなみに赤井と同じ16よ」

 そこまで言うと、ふぅ、と息を吐いた。


「私はあの黒服連中、“統一された幸福な世界オールワン・ハッピーワールド”の秘密を、知ってしまったのよ」

「ほうほう、よくある展開だな、そりゃ。で、何を知っちまったんだ?」

 赤井が聞き返すと、紅が妙なことを言い出した。

「絶対笑わないでね、嘘じゃないから」

「え………?」

 最初は意味が分からなかったが、すぐ後の紅の言葉で分かることになった。


よ」

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