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Skills Cross  作者: 敷儀式四季
第四章
48/130

<0>~“統一された幸福な世界”、闇夜に登場。~

 ……、


 任務開始(ミッション・スタート)だ。


 5月1日月曜日、2:00。

 あるビルから一気に人が飛び出し、夜の街へと消えた。


 とある交番。

 そこには、1m85cmはありそうな男が青い制服を着た警察官に手錠を掛けているというわけのわからない状況が出来ていた。

「悪いなァ、警察官のあんちゃん。こいつも仕事なんや」

「な、なんなんだお前!! こんなことをして後でどうなるかわかっているのか!!」

「後でどうなる? わからへんなァそんなこと。警察官にもなって一寸先は闇っちゅう言葉を知らへんのか?」

「なっ……!?」

「心配せえへんでも殺しはせん。止めらとるからなァ。でも、しばらくの間黙っててもらうで」

「……お前、何者だ」

 もう逆らっても無意味とわかったのか、落ち着いてきた警察官さん。

「わいは“統率された幸福な世界オールワン・ハッピーワールド”で“(バード)”って名乗らせてもらっちょる。あんちゃんも半日たてばこの状況がわかるようになる。じゃからァ……」


「眠っとけ」


 警察官が聞いた言葉はここで途切れる。

 意識が途切れる前最後に警察官が見たのはなまりの強いこの男の目。

 その目は本来白目の部分が真っ赤に染まっており、黒目の部分は緑色、瞳孔はその緑より深い色だった。

 まるで化物とでも言うべき姿だった。

 そして次にこの警察官が目覚めたのは数時間後だった。


 そして警察官が気を失った(正確には気を失わさせられて)後、その警察官と同じような服装をした四人の男が交番の後ろから出てきて、一人は元々警察官が座っていた席に座り、残りの三人は奥の部屋へと行った。


「こんなんでばれんもんなんかァ?」

 “(バード)”と名乗った男が席に座った男に聞く。

「“創造主”様曰く、普段接しているものならともかく、普通の人間には警察は警察としてでしか認知されていないから、そんな些細な変化でとやかく言う人は居ないそうですよ」

「なるほどなァ。じゃ、わいは次のところ行ってくるわ。今回ここの仕事が俺のメインな仕事な訳やし、じゃんじゃん働かんとあかんもんなァ。だいたい、悪の組織がお天等様が上っとる時間帯に作戦を起こそうなんて考えがどうかしとるんちゃうか? おかげで夜メイン、っていうか夜しか外で働けんわいはどうせぇっちゅーねん」

「いやいや、そこまでもが作戦の内なのでしょう」

「そうかァ? じゃあしゃーないか。お前もここ頑張りーや」

 その化物のようななまりの強い男は手を振り、


 次の瞬間にはそこから消えていた。


「恐っそろしいよな、“花鳥風月”の皆々は」


 このようなことが行われ、文字通り“都市”の警察機関は誰にも知らされること無く乗っ取られていくこととなった。

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