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Skills Cross  作者: 敷儀式四季
第三章
45/130

<4>~今度は正義の男が仲間になり、磐石な態勢を整える。~ (3)

「ここで俺が『円卓』のメンバーであることは関係ない。それより俺が紅嬢を呼んだのには理由があるんだ」

 『円卓』騒動も少し治まり(というか俺と桜さんにはまだいまいち凄いのかどうかつかみきれてないけど)廻家さんが話をまた切り出した。


「俺か?」

「桜さん、紅()っていいましたよ……」

「私に何の用だったの?」

「追われていたんだろう。ということは何かあいつら、“統一された幸福な世界オールワン・ハッピーワールド”の秘密を握っているとかあるんじゃないのか」


 USBのことだ。

 直感的に三人は分かった。


 それよりも。

 ずっと前から気になっていた単語があるよね。


「なあ、今更聞くのも何なんだけどな。“統一された幸福な世界オールワン・ハッピーワールド”ってのは何者なんだ?」

 何度も出てきた単語だったが、聞くタイミングはいつもなかった。

「正直俺も疑問だった。USBの中にはそう書いてたんだけどな」

「お兄ちゃんも赤井も、知らなかったの……?」

 紅はげんなりしていた。


「“統一された幸福な世界オールワン・ハッピーワールド”ってのはお前達が黒服とか呼んでる奴等の組織名だ。っていうかお前らそんなことも知らずに戦ってたのかよ」

「私は知ってたわよ!」「俺はまだ活躍シーンは無い!」

「……すまん」

 俺や紅はともかく桜さんは一回無双してましたね。


「で、何か心当たりがあるようだが。かまわないようなら話してくれない」

「そうね、私とお兄ちゃんが知っているのは作戦の計画概要だったわね」

「成程な。で、どうだったんだ?」

「それは――――――――」

 紅は学校のかばんからペンといらない裏の白い紙を取り出して、さらさらと書き始めた。



 そして洋楽の事実が!!

 じゃなくて驚愕の事実が!!


 とまでは行かなかったけれど。




 作戦名『ハッピーエンド』

 ・“都市”全機能の停止。及び全人間を統治下に。

 ・『円卓』のメンバーに対しては一人につき一人はつくこと。

 ・その後外部への交渉開始、その如何によってプランAからプランDまで変更可能。


 その他色々なことが書いてあった。ただ日時に関しては書いてはいなかったそうだ。

 そして“五日間(ファイブ・デイズ)”の才能も記してあったそうだ。


 ・“DBYデイ・ビフォー・イエスタディ”……、『発鉄能力(メタルメイカー)

 ・“yesterday(イエスタディ)”……、『肉体硬化(ダイアモンド・ボディ)

 ・“today(トゥディ)”……、『蛇女(ゴーゴン)の目』

 ・“tomorrow(トゥモロー)”……、『???』

 ・“DATデイ・アフター・トゥモロー”……、『定点移動(クイックムーヴ)


 そう紅が書いた後桜さんがもう一つ書き足した。


 ・“ウィンド”……、『滅亡の右手(ジェノサイド・ライト)



 わかることはここまでだった。

 しかし日時がわからないというのは厳しいし、“五日間”の才能データにしたって名前だけではわからないものも多かった。それに都市全人間を統治下に置くなんてどうやってやるのか。そのこともここには書いていなかった。紅いわく紅のお母さんはそこまで重要機密を握れるほどの幹部では無かったようで。これを見た人に“統一された幸福な世界”に気をつけていろと警告したかったのだろうか。

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