<4>~今度は正義の男が仲間になり、磐石な態勢を整える。~ (2)
「じゃあ自己紹介も終了したところで、本題に入ろう」
俺達も焔さんに自己紹介した。
「信頼できるやつではある。“燃える正義”、“炎の執行人”と言われているからな」
「名乗ったことは無いがな」
そして本題。
「最近“統一された幸福な世界”の活動が活発化、というか幹部メンバーが集結しているらしい」
「集結……、ここにですか?」
「そうだな」
「それは信頼できる情報か?」
「多分な。情報源は明かせないが、かなり信憑性は高い」
多分。
それが本当ならもうすぐ何か大きなことをやるのかもしれない。
「情報源ってのは何なんだよ。明かせないなんて言われたら信じようにも信じられないぞ」
桜さんはこういうとき強い。
……、別にこういうときで無くても強いか。
「あのさ、聞き覚えがあると思わない?廻家界視ってさ」
「そうか?」
下で残っているみんなの会話。
篠崎が妙なことを言い出した。
「確かに、どこかで聞いたことのある名前だな」
「桜島先生もそう思いますか?」
「ふむ。どこで聞いたのか。何処だったかな……」
腕を組んで考える桜島。
「そうだ、十島、あれ使えよ“閃”!」
「そうだねー」
そういうと制服の内ポケットからシャーペンと紙を取り出した。
そして、『廻家界視とは何者か。』と書いた。
「何で書いたの?」
「こうしないと目で見れないじゃん? こいつの才能は【目で見たものの問いを返す】だから、目で見えるようにしなければならないんじゃん」
「ふぅん」
「さて、電波タイムじゃんよ」
十島の雰囲気が変わる。
「視界により範囲指定。分析。answer、‘廻家界視は都市、『円卓』のメンバーの一人。四星の廻家である。それ以上の答えは望めず。’天啓終了」
「『円卓』のメンバー!?」
その言葉に全員は驚愕していた。
「情報源ねぇ。『円卓』での機密事項とでも言えば良いのかよ」
「『円卓』ですって!?」
その言葉に非常に食らい付いたのは紅だった。
「『円卓』って何? 紅」
「『円卓』って何なの? 鍵音」
その言葉の意味がわからない二人。
「『円卓』っていうのは、外の世界で言うところで内閣みたいな感じに近いの。七人の理事とリーダー、計八人で構成されてるの。都市の法律や制度等を決められるほど権限は相当大きい。この都市のトップ八人って所かしら。……どうりで。廻家って聞き覚えがあったのよね」
「そんな凄い人なのか廻家さん!!」
「へぇ。只者じゃないとは思ってたけどな」
そういやどうして俺がここに来たことを知っているのか、って聞いたら禁則事項でとか言ってたけど、そういう理由があったのか。
「ちなみに焔も『円卓』の一人だぜ? 一星の焔だろ」
「まあな」
「えぇ!!」
紅はいちいち驚いている。
どうやらこの『円卓』というものは余程凄いものなのだろう。




