表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Skills Cross  作者: 敷儀式四季
第三章
37/130

<2>~全員で雑談を繰り広げ、不意にある男に再会する。~ (2)

「その廻家さんって言う人はどんな人じゃん?」

「うーん……、変な人?」

「そんな変な人と二人っきりで会おうとしてたわけ……?」

「よくわかんないねー、赤井君はー」

「それにその人の居る場所が廃ビルとは……」

「がっかりだよ……、赤井君……」

「センスをー、疑われるー?」

「ぼろくそね、赤井」

「うるせーやい」



 なんで俺はこんな大所帯で廻家さんのところへ向かっているんだろう。

 今俺は染山達五人に篠崎、紅を合わせた八人で廻家さんのところへ向かっていた。


 何故こんなことになったのか。


 それは昼食後に遡る。




 さて、昼食後。

 紅に廻家の本当の(・ ・ ・)事情を説明して、一緒に廻家さんのところに行くことになった。


のだが。


「なあなあ、紅と赤井どっかいくのか!」

「おいおい、逢い引きじゃん!?」

 そこにいたのは藤崎と染山の二人。

 ある意味一番バレたくない人種だった。



「お前ら……」

 物凄い曲解をしていたわけだが、事情も話せないので。


 ややこしくなってきた……。


「なあ天音、あいつら放課後デートするんだって!」

「え……、そうなの……」

「なあ十島、あいつら放課後デートするじゃんよ!」

「えー、そうなのー」

「おやおや、面白いことになってますね」

「赤井君、意外と積極的なのね……」


 あっという間に広がったー!!

 ややこしいを通り越してミレニアム問題級だよ!?


「ちょ、ちょっと赤井、どうするのよ!」

「俺に言われてもなぁ……」

 大体こいつらは俺と紅の仲をすこし勘違いしているところがあった。


「ほらほら、茶化さないの。二人の仲直りデートなんだから、邪魔しちゃいけないわよ」

 篠崎がそういうと、みんなが暖かい目になった。


 なんか無性に腹が立つ。


「ああもう!! そこまで言うなら一緒に来いよ!! 俺と紅はそういう関係じゃないって証明してやる!」

「ちょ、赤井、いいの?」

「もういいわ!」



 そして放課後、あいつらは見事について来て、冒頭に戻る。


「すこし頭に血が上りすぎてたな……」

 街をあの廃ビルに向かいながらぼやく赤井。

「元はといえばアンタが悪いのよ、赤井」

「そこに関しては弁解の余地が無い」

 廻家さんは今日大切な話をすると言っていた。

 きっと“創造主”がらみのことなんだろう。

 なのにこんなに部外者を呼んでしまった。


「しまったなぁ……」

 すると、考え事をして前が見えておらず、赤井はドンッと誰かとぶつかった。


「ああ、すいません……、って、え?」

「え?」

 俺と紅はぶつかった方の人を見て、硬直した。


 みんなもそのほうを見る。


 そこには二人の男がいた。

 一人は黒のジャージを上下に、もう一人は赤いジャージを着ていた。


 そして赤井と紅に限ってはその二人を、他のみんなは一人を知っていた。

「桜島先生じゃん」「せんせー、こんにちはー」と、赤井と紅以外の六人は挨拶を交わす。


 六人が知っている黒いジャージを着たその人とは、間之崎最強らしい体育教師、桜島だった。


 ただ俺と紅はそんな六人と違い、もう一人の方を見ていた。


 その男とは、




お兄ちゃん(・ ・ ・ ・ ・)!」「桜さん(・ ・ ・)!」




 そこには、来れるはずの無い男、がいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ