表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Skills Cross  作者: 敷儀式四季
第二章
27/130

<2>~二人は学校へ向かい、今度は変人に出会う。~ (7)

「さて、そんな“創造クリエイト”の力を知った赤井君、我が秘密基地へようこそ!!」

 廻家に連れてこられた場所は、


「ただの廃ビルじゃねぇか!!」

 そう、ただの廃ビルだった。

 見事に廃れていた。

 システムデスクなどは少し残っている。

「叡○塾じゃねえんだからな!!」

 忍野でもいるのかここは。


「いやいや、こういうところのほうが意外と安全だったりするんだぜ?人の注意も向かないしな」

「そんなもんなのか?」

 確かに人の注意は向かないだろうな。

 なんとなく納得。


「さて、赤井君、才能者同士の戦いで一番何が大切だと思う?」

 廻家は廃ビルの2階についたところで机に腰掛けいきなり語りかけ始めた。


 この質問には聞き覚えがあった。

 これは……、崩野が質問したんだ。


「相手の攻撃をすべて受けない、かな」


 ……。

 そう答えると廻家は思案顔になり、

「どこでその答えを知った?」

 と言った。


「ん、何かいけなかったのか?」

 あえてとぼけてみせる赤井。

 もしかしたら廻家も“創造主”と同じように“崩壊”を知っているのかも知れないから、探りを入れてみた。


「そうだな、駄目だ」

 廻家は厳しく、心なしか強い姿勢で答えた。


 それは単に、その考えが駄目だったというよりも“崩壊”の考えをそのまま言ったからかも知れない。


「しかし随分と早くこんな問いに答えられたな、しかもその答え、誰かに聞いたのか?」

 やっぱり廻家は“崩壊”を知っている。不思議とそう確認できた。


「これは昔ある人を助けてくれた男に同じ問いを聞かれてな。そいつの答えがこれだった」

「そうか、その男は……」

「崩野響輔だ。“創造主”って奴にも同じ事聞かれたな。崩野は、何かしたのか?アイツは自分のことをただのしがない脱獄囚だとか言ってたが、アイツが刑務所に入った理由とかと関係があるのか?」

 アイツは法を犯すような男じゃない。

 自分でも無実を晴らすといっていた。

 ならば、どうしてアイツが刑務所に入れられていたのか。

 それはずっと謎だった。



「何か、したか……。アイツはとんでもないことをしでかしてるな」













「さて、今日はもう帰れ。夜も遅い。明日放課後にでもここに来てくれ。紅嬢にもよろしく言っといてくれんか。出来ればここに来て欲しいしな」

「あぁ、分かった」


 廻家さんに話を聞いた後、もう夜も更けてきたので帰ることにした。


 正直今日は色々なことがありすぎた。

 創造主とか言う奴の才能、そして、崩野の秘密。

 信じられなかった。


 まあ、なるようになるか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ