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Skills Cross  作者: 敷儀式四季
序章
1/130

(表)

これが初投稿なので、お手柔らかにお願いします。


 俺の名前は赤井夢斗。

 まず、この世界について語らなければならないだろう。

 ここは、超能力、「才能スキル」が平然とある世界。

 ちなみに、ここでいう才能スキルとは、念力サイコキネシス瞬間移動テレポート予知サイコメトリーのような、よくある力という考え方で間違いはない。

 二歳、九歳、十六歳の時に「才能検査」を受け、「才能」があると診断された者は、「都市」に移される。

 「都市」は日本の東京近くに大きく存在している。

 「都市」には五つの入る道があるが、いつも検問が敷かれていて、何も用がない人間が入ることは非常に容易ではない。

 ひどい隔離政策だと考える人も多いかもしれない。

 実際、才能スキルを持つ人々が出てきた頃、今から四十四年以上前には、普通に共生していたのだから。

 では、なぜこのようになったのか?

 例えば、生まれつき才能を持つ子供がいたとして、その子が才能をきちんと使いこなしていればいい。

 だが、そうではなかったら?

 もしもその子が危険な才能を持っていたら何が起こるだろうか?

 子供同士、何気ない一言で傷つくことも多いだろう。

 感情のままに才能を行使、もしくは感情に呑まれて才能を暴走させてしまうかもしれない。

 国会でもたびたび話題になっていて、隔離派と反隔離派で争っていたそうだ。

 そんな国会を圧倒的に隔離派に傾けた出来事があった。

 四十四年前、史上最悪の事件、京極事件である。

 死者は数千人、重軽傷者数万人という異常な事件だったそうだ。

 この事件から、「都市」計画が一気に浮上し、今に至った。

 これは隔離ではなく、守るための考えです、ということが政府の言い分だ。

 少し話がそれた。


 俺は、この「才能検査」によって“無才能”といわれた“才能者”だ。

 それは俺の才能によるものなんだが、それは後で説明しよう。


 今日、どうしてこんなことをやってしまったんだろうか。

 普通に一般人として、逃げていればよかった。


 まるで十二歳の頃みたいだ。



 まずは、今日の放課後から話を進めようか。


 4月21日金曜日、放課後。

 もうすぐゴールデンウィークだが、正直普通の日と思っていた。

 今日も交差点を避けるために造られた地下のトンネル的なものを通っていて、ふと前を見ると、



 女の子が飛んできた。


 もう一度言おう。


 女の子が飛んできた。


 それもまるで大砲でのような速度で。


 まさしく、「飛んできた」。

 「走ってきた」なんて感覚では無かった。


 そしてその女の子の顔はは何かから逃げるように引きつっていて、しきりに後ろを見ていた。


 前方不注意。


 よくある車の事故のように、


 俺達は衝突した。

まだまだ未熟者なので、読んだ方は感想をできるだけ書いてくれると幸いです。

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