第二回:録事
「もういい。どうしても白を切るというなら、衙門に連行して改めて供述を取る。」
命令が下るや否や、役人たちがすぐさま進み出た。ごつごつとした動きで、手は刀の柄に据えられていた。
孔雀はもともと面倒事には関わりたくない性分だった。
避けられるものは避ける、自分に関係のないことには首を突っ込まない——それが生来の習いだった。
しかし今回は違う。
あの虎骨の壺は、養父が自ら手がけたものだ。
ここまで来ては。
深く考える間もなく、彼女は物陰から踏み出した。
誰かが反応する前に、入口の段の前にそのまま膝をついた。
頭を深く下げ、両手を合わせた。
「大人に申し上げます。草民、思わず立ち入り、失礼いたしました。何卒お許しください。」
その官吏はすぐさまくるりと振り返った。
同時に、雲蓉おばあさんも顔を向けた。その目は驚きで大きく開かれていた。
「何者だ、公務を妨げるとは。」
「大人に申し上げます。」
彼女は答えた。
「草民、無礼にも立ち入り、失礼をいたしました。お許しください。ただ、あちらの婦人は何やら問題に関わっておられるようで。」
「草民はこちらの酔文斎に薬材を定期的に納めており、多少なりとも関わりがございます。もし大人がお許しくださるならば、草民が手がかりを提供し、案件の解明にお役立てできればと存じます。」
その官吏は彼女が話し終えるまで遮らず、それから口を開いた。
「つまり、あの虎骨の壺はおまえが持ち込んだということか。」
雲蓉おばあさんは固まった。
眉をひそめて孔雀を見た。その目には咎めるような、しかしどうすることもできないような表情があり、唇が何度か動いた末に、ただため息をついた。
「はい、大人に申し上げます。」
大理寺丞は顎をひと撫でし、雲蓉の方へ疑わしそうな目を向けた。
「では、なぜ最初から言わなかった。凶器がさらに別の者の手を経ているということは、まだ隠していることがあるということだ。先ほどはすべて話したと言い切ったが、今になって新たな手がかりが出てきた——おまえの言葉の、どれだけが本当のことか。」
孔雀は目を上げた。
両手はまだ合わせたまま、落ち着き払ってほとんど無表情だった。
本当にわかっていないのか、それともわかっていてわざとそう言っているのか。
いずれにせよ、このように入り組んだ関係の中で、すべての真相を易々と明かすことなど誰にもできるわけがない。
後ろには高梁のこと、恩義のこと、言葉にできないことが山ほどある。
多少は隠さなければならない——罪を逃れるためではなく、巻き込まれるのを避けるために。
ただ、事態はいよいよ複雑になってしまった。
責めることもできない。
官吏とは人の心の奥まで推し量る義務を持つわけではない。
「まだ言い残していることがあるようだな。」
大理寺丞は軽く鼻を鳴らした。
「この二人を衙門へ連行せよ、すぐに!」
彼は孔雀の方へ顎をしゃくった。
「まずこの者の身体を検める。何か危険なものを隠し持っていないか確かめろ。」
「大人に申し上げます。こちらの老婆はお年を召しており、また自ら進んで新たな事情を申し出ました。」
「いっそのことこちらに留め置かれ、兵士三名を厳重に見張りとして配置し、誰とも接触させぬようになさってはいかがでしょうか。」
「お年寄りを白昼の大通りに引き出せば見苦しく、清廉な大人のお名前にも傷がつきましょう。」
「しかも今すでに兵がしっかりと取り囲んでおりますゆえ、逃走の心配もないかと存じます。」
茶器の近くに立っていた上品な身なりの老婆が、恭しく言葉を発した。
孔雀はそこで初めて、部屋にそのような人物がいたことに気づいた。
穏やかな言葉づかいで、筋が通っていた。
礼を失わず、かつ巧みだった。
赦しを乞うのではなく、ただ拘束の方法を変えることを求めていた。
法を犯さず、しかも上役の体面を守る言い方だ。
「もっともな意見だ。」
大理寺丞は頷いた。
「ならば在宅執行とする。」
孔雀はその見知らぬ老婆をさりげなく観察した。
身なりは下働きの者とは明らかに違う。
立ち居振る舞いも、ただお茶を運んできた者のものではない。
大理寺丞と同行しているのか。
ならばおそらく……
穏婆だ。
「男女授受不親」の礼に従い、官吏や役人は女性の身体に勝手に触れることができない。
身体検査や検視が必要なときは、公堂は必ず穏婆を呼んで代わりに行わせることになっている。
大理寺丞は短く命じた。
「念入りに検められよ。この者が肩に提げている袋も没収しろ。」
穏婆は「はい」と一声発し、前へ進んだ。
孔雀は肩にかけていた布袋を外して差し出した。
胸の内に何とも名状しがたい不快感がこみ上げてきた——恥辱とも不安ともつかない感覚だった。
穏婆は孔雀を屏風の陰の奥まった一角へと連れていった。
穏婆の手つきは手慣れていて、動作は無駄なく、しかし荒っぽくはなかった。
袖口、帯、袖の内側まで、一枚一枚丁寧に確認された。
しばらくして、穏婆は手を引いた。
孔雀の身体には、怪しいものも危険なものも見つからなかった。
穏婆は彼女の衣を整えてやり、それから卓の前に出て手を合わせ報告した。
「大人に申し上げます。この者の身体に怪しい物は見つかりませんでした。」
「ただ肩の袋は規則に従い、検査のため一時預かりとさせていただきます。」
そう言い終えると、穏婆は軽く頷いて検査の完了を示した。
大理寺丞はきっぱりとした声で言った。
「連行せよ。」
二人の役人がすぐに進み出て、孔雀の両脇についた。
一人は剣の柄に手をかけ、もう一人は木の棒を握り——もし異常な動きがあればすぐに制圧できる構えだった。
孔雀は頭を下げ、彼らに従って歩き出した。
ちょうどそのとき、後ろから雲蓉おばあさんの声がした。
顔色は不満そうだったが、それでも慌てて手を伸ばし引き止めるように言った。
「お待ちください!大人に申し上げます!」
雲蓉は深く息を吸い、筋の通った言葉を礼儀正しく並べた。
「この件はまだ白黒がついておりません。あの娘はただ巻き込まれただけのこと。なぜ白昼、大通りを大勢の人目にさらしながら衙門まで連行しなければならないのでしょうか。」
「もし後に無実が証明されたとき、名誉はすでに傷ついており、取り戻すことも難しい。せめて顔を隠せるよう、礼に沿ったお計らいをいただければと存じます。」
大理寺丞は足を止めた。
眉をひそめた。
視線は孔雀の目立つ白い髪の上に止まり、考えるように見つめていた。
「確かに目立つ。ならばひとまず隠しておけ。」
穏婆は命を受けて頭を下げた。
懐から薄い淡い色の長めの布を取り出した。
穏婆は前に出て、手慣れた動作で静かに布を孔雀の頭にかけ、白い髪を布の下に隠した。
大理寺丞は傍らの役人に向かって言った。
「録事を呼べ。」
その役人は頭を下げて命を受け、すぐに外へ出た。
しばらくして、一人の男が入ってきた。
細身で、漂うような風格を持ちながらも落ち着きがあった。
まだ若く、その気質には文人の書斎に慣れ親しんだ知識人特有の雰囲気が漂っていた。
彼は手を合わせて腰を折った。
「大人に申し上げます。」
「木録事よ、墨を準備し、『追補』の部分にこの件を追記せよ。」
録事はすぐに腰から革紐で結ばれた長い紙の巻物を取り出し、差し込んであった筆も引き抜いた。
茶の卓へと進み、くすんだ木の表面に紙を広げ、硯を開けて筆を浸した。
「大人のご命令に従い、ただいま記録いたします。」
「記録せよ——現場での初期尋問を経て、容疑者・雲蓉が証拠品の出所を隠していた疑いが浮上した。実際に薬を持ち込んだ者は民女・孔雀であり、本日衙門へ連行する。残りの者は在宅拘束とし、再審を待つ。」
筆が滑らかに走り、一字一字が丁寧に記された。
しばらくして録事は筆を置き、軽く吹いて墨を乾かしてから、手を合わせた。
「大人に申し上げます。副状の記録が完了いたしました。ご確認の上、印をお押しくださいますよう。」
大理寺丞は進み出て受け取り、さっと目を通した。
何も言わず、袖から小さな印を取り出した。
墨がちょうど乾いたところだった。
押しつけた。
鮮やかな朱の印が、新たに追記された文字の上に刻まれた——まるで一刀のように、孔雀の一時的な弁明の余地を断ち切った。
大理寺丞は紙を返した。
録事は墨が乾くのを待ち、副状をきれいに巻き取り、革紐で結んで腰に戻した。
その後、孔雀は外へと連れ出された。
布が垂れ下がり、彼女の顔はたちまち薄暗い影の中に沈んだ。
長安の人込みの中で、彼女はただの名もなき連行される女となった。
大理寺丞は悠然と馬に乗り先頭を行き、背筋を伸ばし、青緑の官服が馬の歩みに揺れた。
後ろには頭を下げた容疑者が、棒を持った四人の役人に囲まれていた。
隊列は整然と閉じられ、歩みは規則正しく一定の連行の作法通りで、一分の乱れもなかった。
日差しは容赦なく照りつけ、石畳の道面をじりじりと熱した。
顔を隠し、名を隠していても、布の下で暑さは静かにまとわりついた。
傍らで杖が地面を叩く音が一定のリズムで耳に届く。
一打ち、一打ち、重く。
長安の喧騒の中で、孔雀は初めて、自分がこれほど小さな存在だと感じた。
一行が函光門に差し掛かった——中央の衙門区へと通じる南の門だ。
全員が立ち止まらなければならなかった。
大理寺丞は馬を降り、魚符と公文書を提示した。
門番は一画一画、一印一印を照合した。
完全に一致して初めて、門が開いた。
孔雀は前庭へと連れ込まれた。
足を踏み入れた瞬間、役人たちが一斉に棒を地面に叩きつけた。
重い音が響き渡った。
「威!
武!」
それから歩みが再開された。
孔雀は公堂へと真っ直ぐ連れていかれた。
大理寺丞はすでに中央に座していた。
背後には屏風、顔は鉄のように冷えていた。
両側には役人たちが並び、杖を直立させていた。
孔雀が門をくぐった途端、膝をつかされた。
背筋は伸ばさなければならない。頭は下げたまま、許可がなければ上げてはならない。
後ろの役人が姿勢を正させ、膝を石の床に押しつけた。
熱く焼けた石の床に膝が当たった瞬間、孔雀はごく小さく声を上げた。
鋭い痛みがまっすぐ上に走ったが、彼女はそれ以上動くことができず、ただ唇を噛んで静かに跪き続けた。
大理寺丞は手を伸ばして警鐸を取り、卓に力強く打ちつけた。
「ぱん!」
硬い木が卓面を打つ音が公堂中に響き渡り、まるで下に跪く者の精神に直接叩き込まれるようだった。
「公堂の前に跪くのは何者だ。顔を上げよ!」
「名前を言え。いくつだ。どこの出身か。何の仕事をしている。あの毒性の疑いがある証拠品がなぜおまえの手から出てきたのか。」
「正直に申告せよ。この公堂の前では、一言でも偽りがあれば不敬罪に問うに十分だ!」
作者は長安の法制度および官制について可能な限り綿密に調査のうえ執筆しておりますが、万一誤りや不備がございましたら、何卒ご寛容賜りますようお願い申し上げます。
お気づきの点がございましたら、お手数ですが速やかに作者までご連絡いただけますと幸いです。




