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異世界エルフの魔法教室〜この世界に魔法を贈りたい〜  作者: おんせんみかん


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10/23

10話 HRとご褒美発表



『こんばんユグドラ! みんなの魔法教師ミスティとぉ?』


『う……その弟子のイズミンで……です……ぁ。いや、師匠、悪役令嬢口調とか無理ですってぇぇ!』


《おユグドラですわぁ!》

《顔を真っ赤にしてお可愛い弟子ですわぁ》

《お悪役令嬢のお口調とかお茶の子さいさいでございですわぁ》


『悪役令嬢がここまで流行るとはおもわなかったね! 生徒の一人は少し変な奇抜令嬢と化しているけれども』


『もう……ほんっと、やめてくださぃ……』


『さすがに弟子のSAN値が直送されそうだから、控えてあげてね?』


《やめろと言わないあたり、生徒に優しい。トゥンク》

《弟子には優しくない件w》

《悪役令嬢といい。SAN値といい。さりげにミスティちゃんサブカルに詳しいよね。まさか転生者!?》


『ふふふ、サブカルに詳しいのは内緒♪ 秘密は人を魅力的にする魔法だからね』


《女は秘密を纏って美しくなるものよと言わないあたり、やっぱり男の娘!》

《サブカルを纏って魅力が増すのかぁ》

《朗報、非モテのオタ活に希望はあった!》

《あいつらが纏っているのは臭気だからw》


『はいはい。あまり人に対して傷付けるようなことを言うもんじゃないよ。今日はHRということで、あらかじめ募集しておいた(焼きマロ)から質問を拾って答えていくよー』

『ぐすん……では、私が質問を拾って読み上げていきます』


《弟子半泣きじゃん》

《さすがに悪役令嬢イジリはもうやめよう。いじめイクナイ!》

《イジリはそこそこがいいんだよ。そこそこが……ニチャァ》


『最初の質問です! 【ミスティちゃんがいた世界はなんていう世界なの?】』

『僕が元居た世界かぁ。名前はなんていうんだろうねぇ?』

『なんで、知らないんですか!?』

『だってねぇ? 逆に質問するけども、イズミンがいる世界はなんて名前だい?』

『それは……地球?』


《イズミン子ー、それは惑星名や》

《あー、確かにこれって世界名とか思いつかんなぁ》

《現世?アッシャー界?ミズガルズ?どれもが神話とか元にした宗教観の世界名だからなぁ》


『そう、世界に決まった名前はないんだよね。僕にとって二つの世界が観測できて、こっち来れたから世界が二つあることが理解できたけど、だからといって、自分が元いた世界の名前は特に思いつかないが正解。強いて言うなら。僕にとってはこの世界が異世界で、イズミンや生徒達にとっては僕がいた世界が異世界って名前になるのかな?』

『て……哲学的だぁ』


《確かにイズミンが混乱するのはしょうがないね》

《いや、どう言うことだってばよー?》

《あっちこっちって言い方の違い。見え方の違いってことだよ》


『次の質問にいきます! 【ミスティちゃんにも魔法の師匠はいたの?】 これ! 私もすごく気になります!』

『僕の師匠かぁ。いるともいないとも言えないんだよね』


《師匠は神だ》

《やめろ!特定の組織が反応するから!》

《いるともいないとも言えない。トンチかな?》


『僕がいた世界の魔法使い達の全員が師匠であり、弟子入りしたわけじゃないから師匠とも言えないって感じかな?』

『……???』


《イズミンが宇宙猫みたいになってるw》

《更に謎が深まったような》

《これは聞いたら拙い感じだったりしたりして》


『ま……まぁ、この質問の答えは師匠はいないってことで! イズミンの脳が焼けちゃうからね!』

『……なんか、バカにされているような……』


《は……はい!次々!》

《わぁ、次の質問が楽しみだなー》

《この生徒と教師の一体感よw》



『次の質問はーっと、【どんな魔法を使えますか? あと友達から学校でもらった光のマホージンが消えちゃったんですけど、これも魔法ですか?】 小学三年生って書いてあるんですけど!?』


『すごいね! それに可愛らしい質問だ。それじゃ答えようか』


《可愛いww》

《あー、小学生で魔法とか使えたらたまらんだろうなぁ》

《俺も小学生に戻って魔法使いてぇ》


『あはは、そうだね。子供ほど魔法に憧れるだろうね。僕が使える魔法だけど、何でも出来るかな? もちろん制限はつくよ』


《子供以下の理解力しかないワイらにもわかりやすくお願いします》

《子供のが学習能力は高いからなぁ》

《けど、こういうことを聞ける子供が将来の大魔法使いになるんだろな》


『子供に教えるなら。そうだねぇ。魔法はね。この世界に魔力という贈り物を渡して、願いを叶えて貰うんだ。その願いを伝える言葉が魔法。魔力があっても魔力を贈って、願いを伝えることができなければ、何もしてもらえない。魔法陣は筆談だね。魔法陣という言葉に触れて魔力を差し出して、魔法陣に書かれた言葉を叶えてもらうと言えばわかってもらえるかな?』


『師匠が前に言っていた世界はギブアンドテイクでできている。それを忘れていると世界が淀むって言ってたのはそういう事なんですね』


《わかりやすいw》

《世界さんもあれしろこれしろ!けど、代金は払わん!では怒るぞってことかぁ》

《さらに俗っぽくてわかりやすいw》

《たまにいるよね。滑舌の悪い上司がなんかわからん書類渡してきて、日本語ではない言葉で指示してくるやつw確かにわかる言語で言ってもらわんと何もできんわ》

《社会の闇ぃ》


『魔法陣が消えたのはおそらくだけど、コピーのコピーをしたからね。僕のサイトから直接ダウンロードしたり、画面を保存して印刷するならいいんだけど、魔法陣は割と繊細なものだから、僕の動画やサイトからご両親に印刷してもらってね? ただ、魔法がもし使えても、使えなかった子に意地悪はしないでね? その子にはもっと別の才能があるんだからね?』


《せんせぃ……》

《あーー、俺の子供時代にこんな先生がいたらなぁ。不登校にならなかっただろうに》


『えっと、次の質問は……これ大丈夫なのかな? 【ミスティちゃんの性別は男ですか?女ですか?】』


《質問者ナイッスゥー!》

《ギリセーフな質問でしょ。焼きマロが焼き捨ててないし》

《確かにこれは初回から超気になってた!》

《質問の温度差ぁww ごめんよ。大人は汚くて……》


『あはははっ! 別に気にしないし大丈夫だよ。証明はちょっとミーチューブの規約的に出せないんだけど、僕に性別は存在しないんだよ』


『えぇー!? そうなんですか! てっきり女性かと思ってたんですけど……』


《何で弟子のイズミンが一番驚いてんのww》

《エルフってやっぱ性別とかないんだ!》

《性別ないって、その下半身や上半身のアレやソレはドウになってるの!?》


『ふふふ、面白いね。まぁ、男性のアレだとか。女性のアレだとかは僕にはないよ。更にいうならば、排泄行為も僕は必要としていない』


『あーーー……そういえば師匠がトイレに入るところを見たことないかもぉ』


《弟子ぃぃぃぃ。一緒に住んでいるのにぃ》

《まぁ、一緒に住んでいても家族が何回トイレ行ったとか知らないし、考えないしなぁ》

《アイドルはトイレに行かない的なことが現実に》

《レンちゃんはトイレに行かないのと一緒!》


『それじゃ、私と食べたり飲んだりしたものは、どこにいくんですか』


『僕の弟子が、ちょっと下世話な件について……医学的見地からの質問と考えたげよう。答えると口にしたものは全て魔素に変換されて貯蔵されるから、物質としては残らない。というか、別にこれは可食物に限らず、例えば金属でも分解しようと思えばできる。まぁ、好んで食べたいとは思わないけどね。マズイし……』


《マズイしww重いセリフだ》

《食べたことあるんだろうなぁ》

《美味しいものでもお食べって投げ銭したいけど、収益化通ってないの?》


『あぁ、収益化は通ってはいるんだけど、お金を目的としていなかったから、すっかり忘れていたね。こうしてみんなと話したり、魔法を教えたりして世界に広がるのを見てるのが楽しいからね』


『でも、さすがに生活費を稼がなきゃですよ! 師匠!』


《お金は大事!と言うか、魔法にもパテントをつけれたら今頃億万長者だろうにねぇ》

《実質、魔法陣を発表したら無条件で使えるフリー素材化してるもんなぁ》


『お金の事はとりあえずは忘れよう! 今はみんなとの時間が大切だからね! お金で優劣はつけたくない。それでも投げ銭したいなら頑張っている他の推しにしてあげなさい』


《優しい……いまや、どこもかしこも金金なのに……》

《でも、ミスティちゃんなら異世界素材を企業や国に売ったらひと財産でも築きそう》


『ぎくっ! 勘のいい生徒は嫌いだよ……』


《wwwwやば、腹黒エルフだ》

《ミスティちゃんは実は白粉を塗ったダークエル……》

《それ以上はいけない!》


『師匠……まったく……。次の質問にいきます【イギリスは好きですか? イギリスはいい国! エルフと妖精発祥の地.行きたい思いませんか!】 えっと、何ですかこれ?』


《あーwwwイズミン、ちゃんと質問は選んでぇーww》

《これは関係者が焼いたマロだなw正攻法だw》

《MI6のゴツいオッサンがこれを打ってると思うと萌えるんだがww》

《可愛いブランド美女とか。イケメンなボンドかもしれないだろーwww》


『ふふっ、決めつけは良くないよ。イギリスかぁ。一度行ってみたいとは考えているね。妖精伝説やエルフの伝承、伝統重んじる素晴らしい国だと知っているよ。調べてみた限り、僕の元の世界との共通点も多くあるから、興味深くはあるね! けれども、行くのは今じゃない。僕はまだやるべきことがあるからね』

『やりたいことじゃなくて、やるべきことですか?』

『そうさ! 僕の可愛い弟子や、僕の可愛い生徒達に教える事はたくさんある。魔法の素晴らしさ。魔法の怖さ。世界の美しさ。自然の怖さ。いくらでも! だから、他国に行くのはもう少しだけ待っていて欲しい。僕を受け入れてくれる国なら喜んで遊びに行かせてもらうよ』


《あかん。可愛い生徒のところで動悸が止まらなくなった……》

《ほんと、泣かせにくるよね?この悪い魔法使いは……》


⭐︎レン《ミスティちゃん……いえ、先生にはどこにも行って欲しくない。もっといっぱい色々と教えて欲しい……》


《レンちゃんもよーみとるw》

《そりゃ、最近ではレンちゃんミスティちゃんの放送に被らないように調整してるぐらいだし、ガチ恋勢やで》


『レンちゃんが来てくれてたんだね。ありがとう。コラボ楽しみにしてるね……っと、そうだ。質問タイムは終わらせてご褒美発表といこうか!』

『うう、なるべく変なことはやめてくださいね。ほんと……ウキウキしている師匠を見るたびに少し胃にダメージがぁ』


《イズミンはなにも聞かされてないのかな?》

《すっごく楽しみなんだけど? コラボ権とかだと、ミーチューブやっていない人とか、意味ないし》

《一等はハグ!二等は握手!三等は踏みつけられる!》

《三等が一番いいご褒美じゃないかw》

《変態だぁぁ……》


『水を出した報告があって尚且つ、動画もつけて出している人に限定させてもらったよ。明らかに手品や動画編集で誤魔化してる人達はもちろん除外した。バレないと思っても画面越しにでも魔力は感知できるからね。その中で抽選で十名を選出したよ。その人達には個別に当確のメッセージを送るから迷惑ホルダーとかも確認してみてね』


《ワクワク!ワクワク!》

《魔法インキャの俺には希望はないんだ》


⭐︎レン《神様!ミスティ様お願い!!》


《これはドキドキが止まらない……ご褒美は何でも嬉しい!》

《魔法そのものがご褒美みたいなもんだろ……》


『そのご褒美の内容はぁーー!?』

『もーー! どぅるどぅるどぅるどぅるどぅる。どん!』

『僕が魔法でできる範囲で願いを叶えることだよ!』


《でん!がどん!に進化しているだとぉ!?》

《ふぁ!?!? 魔法で願いを叶えるだって!!?》

《いやいやいやいや、えー! いいなぁー! これ当たった人ドラちゃんが家に来たようなもんじゃね!?》


⭐︎レン《きゃーーーーーー! お願いお願いお願い! 神様!いっぱいいい事しますし、いい子で居るから! 当たってぇぇぇ》


《なんか、レンちゃんが砲撃する魔法少女みたいなことを言ってるww》

《よし! 願い事は魔法で願い事をたくさんに増やしてだ!》

《死人を蘇らせたり出来るのかな? もしも、そんなことが出来るなら去年死んだ婆ちゃんの飼ってた猫を蘇らせたい》

《猫かーーーい! いや、猫も生き返って欲しいけど、婆ちゃんの下りはどこにいったんだ!》


『本当に? いえ、これ大丈夫なんですか? これまた大騒動になりますよ!?』


『あははは、それだけ、より魔法への興味と夢が持てるだろう? それにまぁ裏道的に願い事を増やせとか言う願い事は聞かないし、あくまで僕の魔法でできることでだよ。ただ、拒否権も持っていることを忘れないでね。人を傷つけること、誰かに犠牲を強いること、政治的な願い事などと言った楽しくない魔法はお断りだよ。あくまで優しい願いであって欲しいね』


『それならまぁ……でも、大騒動にはなるんだろうなぁ』


『まぁ、水魔法ができて僕が言った抽選の条件に当てはまっている人は、DMとかを確認してみてね! それじゃ、終わりのご挨拶!』


《きりーつ》

《れーーい》

《先生トイレー》

《先生はトイレではありません!》


キーンコーンカーンコーン



【ミスティの楽しい魔法教室】

登録者、3.5億人



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