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グレイル・フォース・アイズ  作者: 九六式
月夜の晩餐
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侵入者







「学園に侵入された」

「なんだって……?」


 深海から告げられた事に驚愕する。


「数は……私が察知したもので言うと5」

「5人もか」


 この学園には深海だけじゃない。何人もの対策部のメンバーが潜り込んでいる。そのうえ学園の警備はかなり厳重だ。


 甲本やテレサの件があってからは更にその警備は強化された。だというのに


「かなりの手練れだな……」

「そうなるわね」


 鞘に収められた一振りの日本刀を握りしめる深海。


 小夜時雨。深海が愛用する一振り。コイツを持ち出したと言う事は相当な事態なのだろう。


 普段は狙撃ライフルや短剣を多用する彼女だが本来の彼女が得意とするのはその剣術だ。


「これから何が起こるか分からない。それこそ私やテレサのような連中が現れる可能性だってある」

「ああ、お互い気を引き締めないとな」


 互いに頷き合い、寮へと向かおうとした時だ。


「どいてどいて!」

「?」


 大勢の生徒たちに囲まれ、誰かが担架で運ばれていく。取り巻きの1人を捕まえ、話を聞く。


「一体何があったんだ?」

「あ、ああ。2年の東雲ってやつが貧血で倒れたんだ」

「貧血……?それだけか?」


 なんだ、と肩を落とすと「それだけか?じゃねぇよ!」と怒鳴られる。


「死んだみたいに肌が真っ白になっちまってんだ!なんだかガリガリに痩せちまってるし」


 それを聞いてあることを連想してしまう。


 吸血。他人の生き血を啜り、我が物とする行為。それを必要とする人間はこの学園で僕は1人しか知らない。


「(メラノさん……!?)」


 僕よりも先に深海が駆け出していた。慌てて僕もそれに追従する。


「深海!」

「分かってる。メラノはおそらくシロ……向こうが仕掛けてきたのよ」

「っ……!」












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