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グレイル・フォース・アイズ  作者: 九六式
疑惑と焦燥
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童子襲来





 昼食が終わり、全員それぞれのハウンドを手に体育館へ向かう。


「い、いってらっしゃい」


 普通科のメラノさんは僕達に手を振りながら自分の教室に戻っていく。


 最初の深海と言い対策部はその優れた戦闘能力を隠すため、基本的に普通科として入学する決まりがあるのだろうか。


 本人たちが話したがらない為本当のことはわからないが。


 体育館に着くと、すでに傘草先生が待っていた。


「使い方はもう覚えただろう?それぞれ自分の部屋に入れ」


 傘草先生の指示通り廊下で燕翔寺と一旦分かれ、それぞれの部屋に向かう。


「………」

「(見られてたな)」


 もちろん、視線の主は大江山。


「(………逃げた方がいい、か)」


 安良川から聞いた噂話を思い出す。


「(授業中とは言え、油断は出来ないな)」


 あまり考えたくは無いが、こちらの戦闘の邪魔をしてくるかも知れない。


「(今回も、できれば燕翔寺と合流したいな)」


 そんな事を思いながら起動したシュミレーションルームに入室する。


 突然目の前に広がる草原。もう見慣れた光景だが、相変わらずこの技術力の高さに唾を飲む。


「っと」


 いつでも戦闘出来る様にロッカを呼び寄せる。その時だった。


「っー!?」


 突如脳裏に映るビジョン、頭を撃ち抜かれた自分の死体。風を切る音に辛うじて反応し、ロッカを薙ぎ払う。


「(これは!?)」


 触れた瞬間、四散する青白い粒子。エレミュートだ。それもフォリンクリたちが放つブレスや光線では無い。ガナーデバイスから発射された高濃度エレミュートのビーム。


 草を踏む足音が聞こえる。


「良く受け止めた。やはり目の力だけは使えるらしい」

「………何のつもりだ」


 ロッカを構え、その主に目を向ける。


「はっ」


 そこには僕を見てほくそ笑む大江山の姿があった。





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