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グレイル・フォース・アイズ  作者: 九六式
疑惑と焦燥
44/108

暗躍





「いらっしゃいませー。あ、瑠花ちゃん!」

「………」


 出迎える紅葉さんをあしらいながら店内を見渡す。


 スーツ姿の男性だったり軍服を着た男性だったり、はたまた着物を着た女性だったりと様々な容姿の客が居るが、どれも見知った顔。


 全員、本部のボケナス共だ。


「緊急招集って言うからわざわざ出向いたわけだけど……平日の、しかも学生の私を呼び出して何の用なわけ?」

「も、申し訳ございませんオルカさん……」

「謝罪は要らない。聞きたいのは要件だけ」


 ペコペコ頭を下げる連中を払いのける。


「どちらにせよ私は命令に従うだけ。けど、桐堂廻影の護衛を最優先事項と定めたのは貴方たちよね?」

「っ………疫病神風情が偉そうに」


 そう呟いた男の背後に周り、肩を掴む。


「何か言った?」

「ひっ……!」

「桐堂の守りを手薄にしてまでわざわざ私を引き戻して使いたいと。大層重要な要件なのでしょうねぇ?」


 集結した役員たちをジロリと見回す。


「ごめんね、瑠花ちゃん。でも本当に今回は瑠花ちゃんの力が必要なの」


 怯え切った役員たちに変わって紅葉さんが前に出る。


「………はぁ、わかってる。大事な要件なんでしょ?早く言って」

「うん。その件なんだけどね」


 紅葉さんの表情からも笑顔が消える。この顔は久しぶりだ。メンバーもその圧迫感から空気が変わる。


 紅葉さんが合図をすると後ろの方から秘書官が現れる。名前は確か……


「つい先日、【夜桜小隊】が奴を発見した。君が一度目撃したあの"天使"だ。傷は見られなかったが君が放った死水の毒を受けていた」

「……それで、何者かは分かったわけ?」

「ええ、それも貴方の予想通り………







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