表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グレイル・フォース・アイズ  作者: 九六式
オートマチック・ファニードールズ
41/108

深まる少女の謎





「はああああっ!」


 気合いと共に剣を振り下ろす。

 朝の鍛錬は無かったが夕方の鍛錬はいつも通りやるとの事。


「脇が甘い」

「ぐぅっ!?」


 しかし、振り下ろされた剣は命中する事なく受け流され、無防備になった顎を蹴り上げられる。


「まだ敵わないな」


 力の差が有りすぎる。


 深海に稽古をつけてもらうことになって二週間、未だに一撃も入れたことが無い。少しは上達してると思うのだが……


「そんな短期間で追いつかれる方が逆に困るわ」

「それも、そうだな」


 漸くなんとか立てる様になり、カーボンブレードを杖代わりにして起き上がる。そこでふと疑問に思った事を口に出す。


「そういえば、深海」

「何?」

「実は僕達より年上だったりするのか?」

「残念だけど、同い年よ。」


 幼い頃から鍛錬をしているとしても、ここまで戦い慣れするものなのだろうか。


 正式なライセンスが無ければ本物フォリンクリとの戦闘はできない。しかし、その正式なライセンスは少なくともこの学園の様な高等教育を受けた後でないと所得できない様になっている。


 そして、メラノさんの存在。


 対策部ならそんな制約は無いかも知らない。しかし、彼女は僕達と同じ学年に居るが、年齢は僕達より年上。


 だと言うのに、まだ【候補生】だ。


「もう一つだけ、聞いて良いか?」

「何?」

「対策部になるのは結構難しいのか?」

「さっきから何が言いたいのか分からないけど、まあ難しいわね」


「そもそも桐堂、貴方の年齢ではなれないわ。今年ちょうどメラノが受験資格を所得したばかりだし」

「え、じゃあ深m」


 深海はどうなんだ?僕のそのセリフを悟ったのか深海は指を僕の口に押し当て


「ナイショ」


 そう囁くと、後片付けを始める。


 僕は目の前の少女が何者か、益々分からなくなった。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ