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グレイル・フォース・アイズ  作者: 九六式
オートマチック・ファニードールズ
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共に歩む



 動く人形騒動があった翌日。


「おっはよう廻影くん!」

「おはようございます、桐堂様」

「ああ、二人ともおはよう」


 昨夜は派手に暴れまわったと思うが、何事もなかったかのように普通の校舎だった。深海との鍛錬は流石に今日は無しにしてもらったため気分もすこぶる良い。


「今日は早いんだな道尾」

「まあね!……って、茜音って呼んでってば!」


 今日は道尾の張り手を躱すことに成功する。


「あーもうっ!せっかくまた面白い情報教えてあげようと思ったのに」

「情報……?」


 今度はどんな情報なんだろうか。


「聞きたい?」

「別に」

「わ、わたくしは気になります」

「なら教えて進ぜよう!」


 そう言って道尾は「ばっ」っと正面を指さす。


「実は!今日!」

「……ゴクリ」

「幻の人物っ!メラノ=リードリヒさんが登校しているのですっ!」

「!?」


 思わずその場から駆け出す。勿論、行先はとなりの教室だ。


「っ、桐堂様!?」

「……」


 道尾の声を聞き流し、そのまま目的地に突入する。そこにはあの日共に夜を駆けた儚げな少女が大勢に囲まれて座っていた。


「メラノさん!」

「桐堂、くん……?」


 僕の声に気づいたメラノさんは「ご、ごめんなさい!」と謝りながら人だかりをかき分けあながらやってきた。


「今日はどうして日中に……?」


 ヴァンプは日光を浴びても御伽噺の吸血鬼の様に灰になったりまではしないが、やはりかなりの体力を持っていかれると言う。


「理由が出来たの。昼間に顔を出す、理由が」


 納得のいかない僕を見てメラノさんは少し笑う。


「面白い人、見つけたから」

「面白い人……?」

「うん、話してて楽しい、面白い人」


 そう言ってメラノさんは僕を指さす。


「これからよろしく、ね?桐堂くん」









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