表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グレイル・フォース・アイズ  作者: 九六式
交差する運命、深みの使者
15/108

捕食者




「くっ……!」


 不敵に笑う彼女に触手の化け物は歯軋りする。


「どっちみちアンタは殺す……!ハッタリだろうとなんだろうと関係ない。お前は、ここで!」


 雄叫びをあげ、触手を一斉に突き出す。が


「それは残念ね」


 瞬く間に突き出された触手はバラバラに解体されていく。それだけではない。


 フシュー、フシュー


 焦げ臭い臭い。何かとあたりを見渡すと切断された触手の断面から煙の様なものが出ていた。


「ちぃっ!」


 すぐさま新しい触手を生やし、今度はそれを矢の様に射出する。1発1発が校舎の外壁をぶち抜く恐ろしい威力だが、あの少女は紙一重でそれを全て躱しながら次々と触手を切り落としていく。


 本体に一太刀入れようと少女が飛びかかるが、巨体に見合わず化け物の方も俊敏で、その一撃を交わしながら


「所詮、粒子生命体(フォリンクリ)である貴女達もその成分は善性エレミュート。侵食された部位を摘出しない犯され続け、最終的に死に至る」

「なら……!」

「もう遅いわ」


 切断された触手を根本から切り落とそうとしたその時、さっきまで健在だった触手がドロリと溶けるように崩れ落ちる。


 崩れ落ちた残骸は、案の定煙を吐いている。


「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

「わざわざ敵を助ける様な発言を私がすると思う?種明かししたのは時間切れだからよ」


 まあ、もう聞こえてないか。と呟きながら触手の化け物に背を向ける。


「さようなら。他所からやってきたゴミ虫さん」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ