最強の騎士団長と不遇の皇女
今回は短編にしました。
宜しくお願いします。
ユーリクス·ヒルデスト。
第三騎士団の団長である。ヒルデスト家は騎士の家系であり、彼の兄でヒルデスト家嫡男のカイトは次期騎士団総長である。
騎士団本部にある兄の執務室に呼ばれたユーリクスは面倒なことを頼まれる予感しかしなかった。
「兄上、お呼びですか?」
「ユーリ、ここは騎士団本部だぞ?」
「失礼しました。カイト第二騎士団団長、私に用事があるというので参じました。」
「ああ。呼び出してすまない。
来月にリンドグレーン帝国のデューク皇太子殿下がお越しになるのは知っているな?」
「はい。リリーアンナ公爵令嬢のお迎えも兼ねて視察をされるとか。」
リンドグレーン帝国の皇太子は短期留学にきていた公爵令嬢に一目惚れしたのは両国では有名な話しである。ふたりは婚約期間を経て近々婚姻する。
帝国では結婚する際は、男性が女性を迎えに行くのが伝統であり、皇族とてすることになっている。
「その通りだ。実は当初、皇太子殿下のみの予定だったのだが…」
「要人が増えるので、第三騎士団にも護衛にあたれ?ですか?」
「流石は我が弟だな。」
「先程は騎士団本部だと言ったくせに…。」
「そうだったな。
それでだ…お越しになるのがアリアドネ皇女殿下なのだ。」
「ああ…あの噂の…」
帝国のアリアドネは家族の誰にも似ておらず、皇妃が不貞を疑われたことがあった。その結果、皇城内で居場所がなく皇妃や妹皇女から疎まれているという。
『不遇の皇女』が彼女のあだ名のように貴族や平民に拡がっているのだ。
そんな不遇の皇女ではあるが、兄でもある皇太子はアリアドネを殊の外可愛がっているとも噂になっている。
「それで、我々第三団にアリアドネ殿下の護衛をせよということですね?承知しました。」
「詳しいことはまた連絡する。下がっていいぞ。」
「はい。失礼します。」
ユーリクスは執務室を出て自身の執務室へ戻って一息ついた。
「アリアドネ皇女…ね…」
ユーリクスは噂は自分の目で確かめなければ信じることはない。
だからこそ、興味があった。彼も家族と似ていないのだ。そのことで幼いころは周りから虐めに遭ったり、心無い言葉を投げかけられてしまったのだ。
ユーリクスは家族から疎まれることはなかったが、境遇が似ている皇女のことを少なからず気にしていた。
ー·ー·ー·ー·ー·ー·ー
リンドグレーン帝国の馬車を国境に面した街から王都へ護衛するのと王城内の護衛を担当することになったので、ユーリクスはアリアドネに挨拶をした。
しかし、一国の皇女の護衛にしてら人数が少なすぎる…とユーリクスは思った。それでも自分や第三騎士団がいれば問題ないだろうと思うことにした。
「アリアドネ皇女殿下にご挨拶申し上げます。
第三騎士団団長のユーリクス·ヒルデストと申します。滞在中、宜しくお願い申し上げます。」
「ヒルデスト卿、滞在中宜しくお願いするわ。」
「はっ!それと殿下には申し訳ないのですが、騎士団に身内がおりますので、どうぞ私のことはユーリクスとお呼びください。」
「分かったわ、ユーリクス卿。」
「ありがとう存じます。それともう一点。ここからは王国でございますので、護衛を我が第三騎士団の者だけで行ってもよろしいでしょうか?
慣れない者が殿下の周りにいては、こちらも御身をお護りするのが大変でごさいますので。」
「郷に入っては郷に従え…ですかね?
ラーナ以外は皇太子殿下の部隊と合流して指示をもらってちょうだい。ユーリクス卿、彼女は私の護衛兼侍女のような者なので、外せませんの。」
「承知しました。」
ラーナと呼ばれた女性の護衛以外が下がったのを確認してから、ユーリクスは「では、私は一旦失礼します。」とアリアドネの元を離れた。
「アリアドネ殿下、可愛すぎないかっ!?
あの可愛さは反則だっ!
皇太子殿下と雰囲気が似てるし、どうして不遇の皇女と言われるのか意味がわからない!」
ユーリクスは公爵令嬢が留学していたときに一緒に留学し学友兼護衛をしていて、皇太子でもあるデュークとも何度も話したこともあったのでふたりは似ていると素直に思っていた。
「それに、アリアドネ殿下の護衛たちは残されたラーナとかいう騎士以外はきっと…」
ー·ー·ー·ー·ー·ー·ー
王都へ移動を開始したアリアドネはラーナと馬車に乗っていた。
アリアドネにとってラーナは兄の次に信頼している存在であり、素の自分をさらけ出せる相手でもある。
「ねえ、ラーナ…」
「どうされましたか?」
「ユーリクス卿って変な御方よね?私の噂知らないのかしら?初対面の私にあれ程普通に接してくれるなんて、おかしいわ…」
「卿は自分で見たものしか信じない御方なのでしょう。それにアリアドネ様と境遇が似ているので、親近感のようなものが湧いているのではないでしょうか?
「そうなの!?」
「はい。ユーリクス卿は父君である騎士団総長とも兄君である第二騎士団団長とも弟君とも似ていないそうです。」
「私と同じ…」
「卿は家族からは認められていますが、幼き頃は心無い言葉を浴びせられたそうです。その言葉を否定するかのように剣技を磨いたと。」
「ラーナはどうしてそんなに詳しいの?」
「私の従姉が王国の騎士団の方に嫁いでおりますので。」
「そうだったのね。ユーリクス卿は相当努力なさったのでしょうね。
それに比べて私は周りから何を言われても受け入れてしまう…」
「アリアドネ様…」
「ふふ。私の悪い癖ね。弱気な発言がお兄様にバレたら叱られてしまうわね。」
アリアドネは笑顔になる。
「彼の実力は未だに伸びしろがあると聞いております。恐らく、アリアドネ様付きの護衛が束になっても勝てないほどでしょう。勿論、私が混ざっても…
ヒルデスト家の歴代の中でも最強と謳われるとか。」
「そう。でもユーリクス卿のお陰であの護衛たちが離れてよかったわ。きっとあの護衛たちは護衛という名の…」
アリアドネの母親…皇妃が付けた護衛という名の監視だとアリアドネもラーナも気がついていた。もちろんユーリクスの考えも当たっていた。
皇妃はアリアドネが粗相すればいつでも廃籍するつもりでいるのだ。
自分の評判を著しく下げた不遇の皇女を…
「アリアドネ様、休憩になりましたらユーリクス卿とお茶でもいかがですか?」
「えっ!?ど、どうして急に!?」
表情が曇った主を心配してラーナは提案した。その提案にアリアドネは驚く。
「これから、短くない期間を共に過ごすのですよ?
お互いを知っていた方が護衛もしやすいかと。」
「で、でも…私は殿方とお茶なんて…」
「私も同席しますので問題ありませんよ。」
ー·ー·ー·ー·ー·ー·ー
「ゆ、ユーリクス卿…」
アリアドネは勇気を振り絞りユーリクスに声をかけた。
「はい、アリアドネ殿下。どうされました?」
「あ、あの、も、もしよければお茶でも…」
「私と…ですか?」
「あの…無理にとは言わないわ…」
モジモジしているアリアドネに驚いて固まっているユーリクスを見かねたラーナが口を挟むことにした。
「ユーリクス卿、アリアドネ様はこれから護衛してくださる卿のことを知りたいそうです。お茶、ご一緒しませんか?」
「俺を!?あっ、いや…私を知りたい…?えっ!?これ、夢!?」
ラーナの言葉にユーリクスは動揺し、アリアドネは顔を紅くする。
「こ、光栄に存じます!アリアドネ殿下!」
「ふふ。」
ユーリクスの前でアリアドネが笑っている。
「アリアドネ殿下?」
「あっ…ごめんなさい、笑ったりして…」
「いえ!と、とてもお可愛らしいお顔だと思いまして…」
「!!」
ユーリクスの素直な言葉をアリアドネは受け入れることにした。
「ありがとう。そんなことを言われたのは初めてよ?」
「アリアドネ殿下の笑顔はデューク様に似ております。」
「お兄様に!?」
「はい。柔らかい雰囲気がとても。瞳の色が近いからでしょうか?垂れ目な所も似ておられますよ?」
「お兄様と似てる…とても嬉しい…」
ラーナは咳払いをしてからユーリクスとアリアドネにお茶を用意した。
「ユーリクス卿は、リリーアンナ様と留学していたのよね?」
「はい、彼女は従妹ですので公爵家から依頼されて護衛の任務につきました。」
「私も同じ歳だったら早く貴方に出逢えていたら…」
「アリアドネ殿下が同じ歳で学園にいらしたら、私はリリーアンナ様の護衛任務を放棄していたかもしれません。貴方が素敵だから…。」
ユーリクスがあまりにも真剣な表情で言うので、アリアドネは返事に困ってしまった。
「…」
「アリアドネ殿下、一つ提案なのですが…」
「…何かしら?」
「私のことはユーリ…と呼んでくださいませんか?
その方が親近感がありますし…」
「…ユーリ…」
「はい、アリアドネ殿下。」
「で、ではユーリ、私的な場所では私のことをリアと呼んでくれる…?」
「宜しいのですか?」
「ええ…。」
可愛く頷くリアをみてユーリの心は跳ねた。
「リア様。」
「ふふ。お兄様以外でリアと呼べるのはユーリだけよ…?」
「そうなのですか?」
「ラーナは主従関係ですから!って絶対に呼んでくれないもの…」
「ラーナ卿とは仲良しなのですね。」
「そうなの!ラーナはね騎士としてもかっこいいし、侍女の仕事もしてくれるの!護衛だけど、お姉様みたいに接してくれるのよ!」
「リア様はやはり素敵です。先程、デューク様と似ている言ったときもラーナ卿の話しをするときも無邪気で素敵で可愛らしい表情を拝見できて、とても光栄です。」
「はう…私、子供っぽいかしら?」
「いいえ。リア様はまだ16歳ですので、年相応でございましょう。」
「ありがとう…。」
「私は素直な意見を口に出してしまうので、もしもご不快ならば仰ってくださいね?」
「そんなことないわ。それにこんな私を可愛らしいとか素敵とか言ってくれる人はお兄様とラーナしかいなかったから、とても嬉しいの。
お兄様に似てるって言われたのもとても嬉しかったの。ユーリ、貴方のお陰でこの旅が楽しくなりそう。」
「それはよかったです。では、そろそろ出発のご準備を。」
そういうとユーリはリアに手を差し伸べた。
「え、エスコートまでしてくれるの…?」
「勿論です。お茶に誘ってくださったリア様を馬車までお送りするのは当然です。」
「ありがとう…。」
その後、皇都までの道中でユーリとリアは交流を続けたのだった。
ー·ー·ー·ー·ー·ー·ー
「ユーリクス、会わない間に随分と妹と仲良くなったんだな。」
休憩時間にも関わらず、デュークがお忍びで第三騎士団の執務室へやってきた。
「リンドグレーン帝国の若き…」
「ユーリクス、頼むから普通にしてくれないか?」
「相変わらず、堅苦しいのがお嫌いですね。」
「今は視察ではなく、友に会いに来たのでな。」
「そうですか。デューク様、お茶でもどうです?」
「ああ、頂こう。」
ユーリはお茶を入れてから、ソファに座る。
「で、妹と仲良くなったのだな?」
「まあ、仲良くさせていただいております。」
「ふーん。」
「何か…?」
「ユーリクス、お前は妹の噂を知っているな?」
「そうですね。まあ、噂は噂でしかないですよ。
デューク様とアリアドネ様は似ております。
私の家族とは…」
「俺に言わせれば、お前とカイトも似ているぞ?」
「えっ!?」
「リリーも言っていたが、お前たち兄弟はそっくりだぞ?」
「リリーアンナ様は身内ですから。」
「俺は身内ではないぞ?それに世辞など言えないことはお前も知ってるだろ?」
「それはそうですが…」
「お前は騎士としては最強なのにメンタル弱いな。」
「はは。見なかったことにしてください。」
「そうするよ。俺とお前の仲だしな。
それより、リアのことお前はどう思う?」
「どう思うとは…?」
「帝国にはヒルデスト家以上に強い騎士がいない。俺はお前に帝国へ来てほしい。
そして、願うならばリアの傍にいてほしいと思っている。」
「デューク様、何を…」
「ラーナから交流中のお前たちの様子は聞いている。
妹のことを悪くは思っていないのだろ?」
「…
最初は同じ境遇だから同情や憐憫…そういった気持ちがあったのだと思います。私は家族や親類からは普通に接してもらっておりましたから。
ですが、リア様はデューク様とラーナ卿しか味方がいないと分かったとき、彼女を護りたいと思いました。」
「間違いなく、リアは私の妹で、皇帝と皇妃の子どもなんだ。それなのに不遇の皇女と呼ばれて…。
俺は…俺だけは味方でいようと思った。だが、年々俺だけでは無理になってきているのも事実だった。
皇帝は…父上はリアを他国に売るつもりなのだ…」
「リア様をですかっ!?」
「ああ…信じられるか?自分の娘を友好の少ない辺鄙な国へ売ろうとするなんて。」
「公明正大な御方と思っておりましたが…」
「だから、俺が即位するまで誰かにリアを護ってほしい。それがお前なら尚の事嬉しいと思うのだ。」
「デューク様…」
「頼まれてくれないだろうか…帝国に来て、妹を…リアを護ってほしい。」
「私は国を離れることはできません。」
「何故だ!?」
「私はリア様をお慕いしてます。この短期間で彼女のことを大好きになりました。
しかし、お護りするのは帝国でなくても出来ます。
デューク様、お赦しいただけるならリア様をこのまま…」
「お前…」
「私は騎士団団長として功績もあり侯爵位があります。問題はありませよね?
リア様の意思は尊重します。が、帝国はリア様にとって暮らしにくいのではありませんか?
この国でリア様に悪意を向けるような輩がいるのであれば、消すのみです。」
「お前の気持ちは分かった。
リア、どうする?」
デュークが執務室の入口を見るとリアが扉から顔を出した。
「リア様…」
「ユーリ…」
ユーリはリアに近づき跪い手を取った。
「アリアドネ·リンドグレーン皇女殿下、私は貴女様のことが大好きです。
私の生涯をかけて護りぬくと誓います。
お気持ちを聞かせていただけますか?」
「ユーリクス·ヒルデスト、私も貴方が大好きよ。
ユーリ、私はもう貴方がいないと駄目みたい。
毎日顔を合わせるだけで心が踊るの。ユーリがいない生活がどんなだったか思い出せない位なの…」
「リア様、俺とこの王国に残っていただけますか?」
「はい!」
返事をしたリアはユーリを抱きしめた。
「リア、ユーリクス、お前たち俺がいるのを忘れてないか?」
不機嫌な様子のデュークが声を出す。
「失礼しました…。」
「お兄様、ごめんなさい…。」
ユーリはリアを軽々と抱き上げた。
「きゃっ!?ゆ、ユーリ!?」
「リア様、俺たちは両想いなのですよ?スキンシップくらいいいですよね?」
「あ、貴方ってこんなに積極的な人なの!?」
顔を真っ赤にしたリアがあまりにも可愛くて堪らなくなったユーリはそのまま抱き上げたままソファに座ることにした。
「ユーリ、降ろしてちょうだい…」
「そうだそ、ユーリクス!」
「リア様、降ろさないと駄目ですか…?」
綺麗なユーリの顔が間近にあったリアは断ることができなかった。
「はあ…そのまま話しを続けよう。
リアが王国に残るのは問題はないが、一度帝国へ戻らねばならない。それは手続きがあるからだ。」
「…」
それを聞いてリアの顔が雲る。
「リア、これは大切なことだよ?それに、リリーと一緒に帰るから手続きは簡単に済ませることができる。
リリーの書類にリアの書類も混ぜておけば、父上は読まずにサインするさ。」
「読まないんですね…」
「公明正大…とユーリクスは言ってくれたが、父上は母上のいいなりだから、問題ないぞ?」
「そんな凄いを情報を私に知られてよかったのですか?」
「お前は義弟になるから問題はない。」
「あの、お兄様…」
「どうした?」
俯いたままだったリアが顔を上げた。
「ユーリも一緒に行っては駄目でしょうか?
私、ユーリが一緒にいれば、頑張れます…」
そう言ったリアはユーリを見つめた。
「リア様…貴女という人は…」
「わかった。ユーリクス、リアの伴侶として、俺の友人として更にはリリーの従兄として帝国へ来る様に命じる。それだけ肩書きがあれば大丈夫だろ?
リア、ユーリクスそれでいいな?」
「「はい!」」
ー·ー·ー·ー·ー·ー·ー
デュークはユーリの執務室を後にして、部屋にはユーリとリアが残された。
「リア様、突然のことで驚かせてしまい、申し訳ありませんでした。
ですが、私はリア様のことを…」
「ね、ユーリ、一人称は俺なのよね?普通にしてほしい…
そ、その私たちは両想いなのだから、私のことはリアと呼び捨てにして…」
「わかりました。リア、俺の気持ちは本物ですから、安心して護られてくださいますか?」
「はい。」
リアの頬を涙が伝う。その涙をユーリは優しく拭う。
「リアを泣かせたって知れたら、デューク様やラーナ卿に怒られてしまいますね。」
「これは…嬉し泣きだから大丈夫よ…?」
「はは。嬉し泣きだとしてもですよ…。
リア、抱きしめてもいいですか?」
彼女がコクッと頷いたのでユーリは大切に抱きしめた。
「リアは小さくて可愛いですね。」
「はうっ!?」
耳元で囁かれて驚く彼女が更に可愛くて仕方がないユーリはもう一言告げることにした。
「リア、俺の全てをかけて貴女を愛するので覚悟してくださいね?」
「あ、愛する!?」
耳を擽る甘い言葉にリアは狼狽えてユーリの腕から逃れようとするけれど、びくともしない。
「ヒルデスト家の愛は重いのです。リアがもういいと言っても愛を伝え続けていきますからね?」
「お、お手柔らかに…ね?」
「加減は…無理ですね。」
「えっ!?」
「リアが可愛すぎるのがいけません。」
「ユーリって最強の騎士なのよね?」
「そうですが?」
「私を甘やかすの?」
「そうですね。騎士相手と俺のリアを相手にするのとは全く違いますから。」
「うぅ…私甘やかされすぎておかしくなるかも…」
「それでもいいですよ?俺が支えればいいのですから…。」
お互いの視線が交わる。
「可愛すぎます。」
ユーリはリアの頬に手を添え、顔を近づける。
そんな彼を受け入れるようにリアは目を閉じた。
「リア、愛しています。」
「わ、私もよ…」
ふたりは時間の許す限り口びるを重ねる…
この先どんな困難が待ち構えていても、ふたりなら乗り越えて行けると信じて…
お読みいただきありがとうございました。




