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世界に轟け中華の声よ  作者: 鈴木颯手
東歴304年前半・大杏帝国皇帝雨露の転生
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第七話「名前が似ているとそっちのイメージに引っ張られるよね」

「徹夜にならない程度に程々に頑張ろう」

「「「は、はっ!」」」


 紅花ちゃんとの添い寝で英気を養った僕は返答に困る挨拶を行い一日を迎えた。今日も書類に判を押すだけの公務を速攻で終わらせて勉強するつもりだ。そんなわけで今日の分をあと少しで終わらせられるという時に女中さんが訪問者を知らせてきた。


「誰?」

「海杏軍閥の処志高正(しょし・こうせい)様です」


 女子高生?ギャルかなんかですか?と、そんな事を言っている暇はないな。何やら清択さんの顔がえらいことになっているけど一体誰ですか?軍閥ってあれでしょ?財閥みたいなもんでしょ?とにかく会うしかないんじゃないかな?

 で、会おうとしたんだけど清択さん物凄く反対された。それも凄い状態の顔のまま。精神が大人な僕でさえ泣きそうになるくらいの形相の顔でひたすら


「おやめください!絶対にあってはなりませぬ!」


と言い続けられた。とは言えあってみたいという気持ちもあるため清択さんには悪いけど会う事にした。場所は皇王の間でそこの玉座に座って僕は処志高正という人を出迎えた。


「お久しぶりです、陛下。倒れられたと聞き心配で駆け付けました」

「そうか。大義」

「ありがたき幸せ」


 処志高正という人はさわやかなハンサムという感じの人だった。服とかお高そうだけど決して嫌味にならない程度に装飾とかを抑えている。一目見ただけで好印象を持てる人だった。なんで清択さんがあんなに止めたのか分からないけど後で聞いてみるか。


「本来なら数日はこの皇宮にて陛下を支えたいところなのですが用事が出来てしまい直ぐに領地に戻らないといけません」

「そうか。道中気を付けてな」

「……勿論です。陛下も、倒れるほど公務を頑張りすぎないようにお気を付けください」


 何やら含みのある言い方だったけど処志高正との謁見は数分ほどで終了した。結局彼が誰なのか、どういう人なのかは分からなかったけど力のある人というのははっきりしたな。今はこれで良しとしよう。


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