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世界に轟け中華の声よ  作者: 鈴木颯手
東歴304年前半・大杏帝国皇帝雨露の転生
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第六話「平仮名と片仮名は偉大だった……」

 今の僕に一番足りないものは何か?それは知識だ。いくら21世紀の知識を持っていてもこの世界の知識がないなら生かしようがない。まぁ、生かせるほどの知識を持っているのかと聞かれたらどもっちゃうけど。

 そんなわけで判を押すだけの公務を速攻で終わらせた僕は清択さんに頼んで勉強をする事にした。内容は漢語と中華の歴史。大杏帝国は難しい方の漢語を使っているせいで何を書いてあるのか分からない。歴史などは口頭でも教えてもらえるけど漢語はそうはいかないからね。

 あ、そう言えば言語に関してだけど知らず知らずに僕は中国語を話していた。日本語もきちんと話せるし中国語も現地の人並みに喋れている。文字は無理だったけど言語は問題ないおかげで今の今まで(二日)無事に過ごすことが出来た。


「陛下、それでは先ずは文字の読み書きから始めましょう」


 公務を午前中に終わらせて食事を摂った僕は清択さんに教えてもらいながら勉強を始めた。平仮名やカタカナがない感じだけの文章は見ているだけで頭が可笑しくなりそうだったけど少しづつ読み書きを覚えていった。幸い感じは日本語でも使われている。ある程度なら読み書きは出来るからそこから覚えていくことにした。


「陛下は物覚えが良いですな」

「そうかな?」

「はい、陛下はまさに神童ですな」


 こんな風に途中途中で清択さんのよいしょが入ったけどこの日は漢字の読み書きを教わって終了した。終わったのは日が落ちる前だよ。公務を減らしたのにこちらで徹夜したら意味ないからね。子供ならきちんと睡眠時間を摂らないと大きくなれないから。

 そんな訳で夕食は紅花ちゃんと一緒に食べて一緒のベッドで寝ました。え?昨日?しっかりと休息を取って欲しいからって別々の部屋で寝たみたいですよ?本来はこうして一緒のベッドで寝ているらしいけど紅花ちゃんが寝た後に寝ていたから一緒に寝れるのがすごくうれしいって笑顔を見せてくれたよ。……性欲がまだないこの体に感謝とも恨めしいとも言える感情を抱きつつ美少女嫁と抱き着きながら僕は寝るのだった。


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