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世界に轟け中華の声よ  作者: 鈴木颯手
東歴304後半・赤い津波
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第二十九話「よわりめにたたりめ」

 シベリア共和国との紛争も終わった。大杏帝国はウラジオストックからの撤退を終え大日本皇国も南満州から撤退した。あの調印式から三か月が経過して漸く全ての工程が完了した。この三か月はとても激しい時間だったな……。

 まず、アレクセイさんが持ってきた武器と弾薬を全て置いて行った。「両国の友好関係を築く上での最初のプレゼントです」と言っていたけど正直有難かったな。

 その後、なんとロシア帝国から条約を結ばないか?と提案が来た。内容は技術供給と軍事施設の無償建造だ。アレクセイさんが調印式の前に提案してきた内容だ。どうやらロシア帝国は大杏帝国を本気で強国に帰るつもりのようだ。ロシア帝国の提案は有難いが色々と恩を受けすぎて気づいたら属国の様な形になっていた、と言う未来だけは避けたいところだけどそこは他の人たちに任せるしかなさそうだな。

 それと、なんと他の派閥の軍閥がこちらに寝返ってきた。中京州と紅宗州、青山州の三つだ。中京州は山東半島の左にある州で紅宗州はその下に位置している。青山州は数少ない中立の軍閥だったけどこうして大杏帝国に合流してくれた。これに対して処志高正含む対立派閥から特に何も言って来ない。まぁ、態々抗議する必要がないのかもしれないが心臓はバクバクだった。

 そんな訳で転生直後の詰み感が強かった大杏帝国は少しづつだが国家として立ち直り始めている。ロシア帝国の支援が行われ始めれば軍の充足率は上がり小銃以外の武器の購入や製造だって出来るようになるだろう。最近はそう言った明るい未来を想像して自然と頬が緩んでしまう。


「陛下!」


 そして、今日もニヤニヤと笑みを浮かべていると青姜さんが扉をいきなり開けて入ってきた。普段の青姜さんからは全く想像が出来ない程慌てている。また何かあったのかな?


「どうしたの?」

「共産主義を掲げる軍閥たちが侵攻してきました!」

「……え!?」


 どうやら大杏帝国はそう簡単に安定しないようですね。


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