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世界に轟け中華の声よ  作者: 鈴木颯手
東歴304年前半・大杏帝国皇帝雨露の転生
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第二話「知識ないのに考えたってしゃあない」

 黒子に手を引かれて僕は自分の部屋に来た。部屋と言っても先ほどまでいた広間より少し狭いくらいの大きさがある。部屋の中央に金や宝石で装飾された天蓋付きのベッドがある。これもこのショタボディの僕なら六人はゆったりと眠れるくらいには大きい。


「部屋の外には女中もおります。何か用があれば何なりとお命じください」

「うん」


 僕の一言だけの返事を聞き黒子は部屋を出て行った。一人だけになった僕はベッドに横になろうとするけど服のせいで上手く行かない。何やらごてごてといろいろな物がついた服だけどすごく動きづらい。ここまでくる間に何度かコケそうになったよ。

 そんなわけで服を脱ぐ。脱ぎ方とか分からなかったから下から抜け出すようにして脱いだ。下着同然の姿になった僕は改めてベッドに横になる。ベッドはとてもふわふわで横になっているだけで重力の概念を忘れそうになるほどでそのまま眠りそうになりそうだったけど直ぐに現実に戻った。今は状況整理をしないといけない。

 まず、僕はどうやら転生したらしい。僕は20代の就活生だったはずだけど今は10歳のショタになっている。更に僕は中国っぽい国の皇帝か王のような立場にいる。黒子とか陛下と呼んでいたし間違いないだろう。

 タイムスリップしたのか流行りの異世界転生なのかは分からないけど前の世界では考えられない地位にいる事は分かった。あとはこの国の事をもっと知る必要があるかもしれない。というか黒子が公務とか言っていたし何か仕事をしないといけないのだろう。10歳のショタにやらせる仕事だから簡単な事を信じたいけどいろいろと勉強しないといけないな。

 はー、こんな事ならもっといろいろ学んでおくべきだったな。内政とかよく分からないし軍事関係なんて全く分からないぞ。この国が平和な事を願っておこうかな。そこまで考えた時だった。鈴の音が数秒なったと思ったら扉の向こうから女性の声がした。


「陛下、失礼します」

「なに?」

「皇太后さまがお見えになりました」

「分かった」


 鈴はチャイムみたいなものなんだ。というか皇太后って皇帝のお嫁さんの事だよね?という事は僕の、お嫁さん?女性の知り合いが全くいなかった僕にお嫁さん?友達とか恋人をすっ飛ばして?


「陛下!お倒れになったと聞きましたが大丈夫ですか!?」


 お嫁さんの事にパニックになっている僕だけど部屋の扉が開くと同時に入ってきた美少女に目を奪われることとなった。


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