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世界に轟け中華の声よ  作者: 鈴木颯手
東歴304年前半・大杏帝国皇帝雨露の転生
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第十八話「ふんそーです!いち!」

「陛下!シベリア共和国に動きがあります!3個師団程の軍勢が国境に展開しています!」

「シベリア共和国は今回の件に関する謝罪を要求してきています」

「シベリア共和国を支援するアメリカ合衆国は今回の件に関しては中立を宣言しました。ですが大日本皇国はシベリア共和国に最大限の協力を行うと発表しています」


 次々と入って来る情報に僕の頭はパニックになりつつある。とは言えここで倒れたら確実にうちの国が崩壊するのは目に見えているので倒れる事は出来ない。

 事の発端はこうだ。まず、国境を警備していた大杏帝国(皇帝派)の軍人が撃たれた。その軍人さんは即死だったけど傷跡や倒れた方角からシベリア共和国の方から放たれたらしい。警備についていたほかの軍人さんは直ぐに報告してくれたけど翌日にはシベリア共和国から謝罪要求が来た。内容は「大杏帝国が放った銃弾でうちの国の兵士が死んだ。慰謝料と謝罪をしろ。あと満州の軍事通行権と鉄道の優先使用権寄越せ」と言ってきた。明らかに吹っ掛けてきているのは明白だ。

 狙いは満州鉄道の利権だろう。この世界は前にも言った通りロシア帝国とシベリア共和国に分裂している。その為シベリア鉄道は両国の国境線で破壊されている。これはロシア帝国がこれ以上進出させないためにシベリア共和国、というか大日本皇国が主体となって行われたらしい。それでもシベリア鉄道は前線に物資を運ぶために使われている。だけど大日本皇国は補給物資を前線に送るのにシベリア鉄道を使っては遠回りになってしまう。そもそもシベリア鉄道はシベリア共和国の首都ウラジオストックからサンクト=ペテルグラードまでの路線だった。だから大日本皇国領とは繋がっていない。一応敵国だったし繋げる訳がないんだけどね。

 そんなわけで大日本皇国は朝鮮半島からウラジオストックまでの延長路線を建設したけどそれでもまだ遠かった。ならば満州鉄道を使えば早く運搬できる!と考えた、というのがこちらの見解だった。

 それに加えて誕生日パーティーの一件も絡んでいるのかもしれない。大日本皇国は紅花ちゃんと宇春さんの様子を楽しげに見ていたけどもしあれがフェイクで実際は観察していたとしたら?大杏帝国は三つの勢力に分裂状態にあり皇帝派も内部では対立が起きていると判断された可能性は十分にある。

 なんにせよ今大杏帝国、それも皇帝派は大日本皇国というこの世界の列強の支援を直接受けているシベリア共和国と戦争になるかもしれないという事だ。そうなれば確実にこちらは負ける。そうならないためにも策を練らないといけないね。


挿絵(By みてみん)

肌色:大杏帝国側が保有する鉄道(主に満州鉄道を記載)

朝鮮半島内は大日本皇国が保有

緑色:シベリア鉄道

黄緑:シベリア鉄道延長路線(大日本皇国が保有)

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