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1話

夜空に輝く星々の下で彼は言った。

「今日は雲一つない日だな」

都市の一番高い建物の屋根の上から彼は遥か彼方の都市の外縁部を眺めていた。

そこには、眩い光を放ち漆黒の獣と戦う1人の少女がいた。

少女はこの雲一つない夜空の星すらもかき消すくらいの眩い光を放っていた。




数時間前、彼女は都市の外縁部に建っている巨大にのけぞりかえる防壁に立っていた。ここは都市と荒れた荒地との境目であり都市を守る最後の砦でもある。


「シャイニングアイ聞こえますか?」

「聞こえます。状況を教えて下さい」

耳につけた小型の発信機で会話をしている1人の少女がいる。

見た目は16歳くらいで整った顔で肩まで伸びたどこか気品のある茶髪、服装は主に白と黒と金色を主に配色されている大きなコートを着用していて背中には漢字で参と書かれている。コートの中には動き易いであろう、白と金色のジャケットに白と黒の戦闘用のおしゃれな服、黒のスカートをはいて、手には黒と金色のグローブをしている。


「目標は都市から南東、直線距離8キロ先に時速60キロで接近しています」

「それでは、三キロ先で交戦します」

彼女はそう言うと防壁から飛び降り、防壁側面を蹴り背中から眩い光を放つ炎の翼を羽ばたき都市外に羽ばたいて行った


「交戦まで後10秒、、5秒、、開始」

敵は漆黒の四足歩行の獣で、どこか狼に似ている。大きさは高さ8メートルで頭から尾っぽまでの長さが30メートルはある。長い毛と黒いオーラを纏、爪は鋭く、牙も噛まれたら即死だろう。


彼女は開始の一撃に手を獣に手から瞳が焼けそうなくらいの猛烈な光の閃光を放った。


一直線に獣に向かうが夜、辺りが暗い中での攻撃だったため間一髪避けられた。しかし、閃光は地面に当たり凄まじい爆発を起こした。


爆発が収まるまでにはそう時間はかからなかった。

少女は地面に降り爆心地を顔に似合わず鋭い目で見ている

「これからが本番ね」

緊張感ある声でつぶやく

空気中に舞った土煙の中から鋭く速い黒い巨体が少女に爪を立てて襲いかかる。

瞬時に後ろに避けるが黒い霧が少女を襲う。

「形成魔法2-4、4-3混合発動、浄化四陣!」

少女は自分を中心に透明の正方形の空間に身を置いた。

黒い霧は正方形の空間に触れると消滅したが獣の攻撃は終わらない。

さらに、爪を立てて横殴りで少女に襲いかかる。

「形成魔法2-1、7-3混合発動、重化舞鎖!」


獣の体には大きく光る鎖が瞬く間にからまりつく


獣の爪は浄化四陣を破り彼女の頭5センチほど横で重化舞鎖によって動きが止まる。だが、獣の手には空気がまとっていて勢いで弾き飛ばされる。

少女は空中で炎の翼を出し状態を整え、彼女の後ろにはおびただしいほどの魔方陣が空中に描かれている


「創成魔方陣、ミラー」

おびただしいほどの鏡が召喚され、獣を囲み少女は鏡に向かって数え切れないほどの光の閃光をうつ


閃光は鏡を通して全方向から獣に襲いかかる

たが、獣は大きく吠え黒い霧を辺りに充満させ少女の光の攻撃を受けきった。


鎖が黒い霧によって黒く腐っていく。鎖が腐り果て黒いかすとなって地面に落ちる。


今度は黒い霧が口に集まり大きなエネルギーとなり今にもの漆黒の咆哮を撃とうとしている。少女はできる限り空高く飛んだ。都市に咆哮が直撃しないようにするためだ。咆哮が打たれた。周囲に爆風が吹き咆哮の凄まじさが分かる。少女は向きを変えて地面に向かいながら咆哮に光の槍を放つ。

光の槍は咆哮を鋭く咆哮とぶつかり大爆発を起こす。辺りが昼間と同様の瞬間の明るさを引き起こす


「なかなか堅いわ、時間がかかるかな」


そうして、獣との戦いは5時間にもおよび辺りが明るくなり始めた頃だった


「黒い霧をどうにかしないと、、いや、これで終わりにする!」


少女は地面に片手をつけこれ以上安定する姿勢がない姿勢で魔力を瞳に集中させた

少女の瞳は黄金に光り、そして、莫大な魔力を右眼から光の閃光として放った。

今までのどの閃光とも異なる莫大な閃光だ。


「シャイニングアイ!」


獣は見る見るうちに跡形もなく朽ちていった。


少女の名前は光崎真希。


この世界最古の都市「ファニオン」の最上位ランクの1人の少女である。





「あれがシャイニングアイの力かー。」

彼は彼女の戦いを終えるのをファニオンの中で最も古く大きい城とも言えるだろう建物から眺めていた。

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