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第七話

事実による沈黙からの解放に少しホッとした俺は、チャイムを鳴らした後に、なんら物音をさせずに慎ましく待っている、来訪者を出迎えるためドアへ向かった。 覗き穴を引っ越して以来覗かず単なる出っ張りがあるぐらいに、思っている節を否定できないが、試しに来訪者の様子を覗いてみることにした。

そこには、見慣れた服装をした新聞のおっさんがいた。

出るか、出ないかを迷ったが、遊園地のチケットを貰ったことや、この手のタイプは、礼を尽くされないと客と野良猫の区別がつかなくなるらしく、先ほどまで作っていた壁をわざわざ壊しながらこちらの中にずかずかと入ってくるのだから、おっかないので、丁重におもてなしをして早々にご帰宅願うことにした。

けれど、ドアを開けた矢先に彼は、ドアノブを掴みながら玄関へと足を片方だけ入れ込んでくる。

俺はすかさずに、いきなり何なんですか、とブルーマンデーに女の子になってしまった気分の少々ヒステリー気味な女性の様に高い声をあげながら、反抗したが、彼は意に介する様子もなく、今度は俺の方をガチッと掴むや、「契約の話をしにきました」そう、一言をゆっくりとした

息継ぎをしながら彼は俺に言葉を投げかけてきた。

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