プロローグ2 スキルとスキルポイント
まだ説明回です
あとプロローグ1を編集しました
主人公の説明すらなかったので…
暗闇の中にいきなりうかんだ文字の列に
僕は思わず悲鳴を上げた脳裏に浮かんだ文字の羅列
それには
戦士
盗賊
魔法使い(メイジ)
癒し手
などの様々なゲームで、よく見かけるものが並んでいた
「これは一体?」
「スキル表、いわゆる特殊技能さ
あちらの世界は魔法もあればモンスターもいる
いわゆるファンタジー世界だからね
今のまま転生しても、すぐに死んでしまう
それでは意味がないからね
神様からのサービスだよ」
「なるほど、つまりこれらを修得出来るってわけか
じゃあ…」
僕は再び目を閉じ、戦士に注目してみた
『戦士の修得可能スキル』戦士技能⇒
剣⇒
槍⇒
斧⇒
格闘⇒
盾⇒
「ふむふむ、なるほど
戦士技能とは?」
戦士技能(肉体系)
L1(3)バッシュ
L2(4)ウエポンディフェンス
L3(6)ストロングハンド
L4(7)カバーリング
L5(8)バトルマスタリー
L6(10)ハードボディ
L7(12)クリティカル率上昇
L8(14)バーストアタック
L9(16)ダブルアタック
L10(20)レイジングスマッシュ
「なるほど、ポイントを消費して、スキルレベルを上げてスキルを修得するのか」
よく見ると表の外側に
『残り200』とある
括弧内の数を、この中から消費しろということだろう
「バッシュって何かな?
えーと…」
『バッシュ(消費MP5)
アクティブスキル
近接武器専用
振りかぶって攻撃することでダメージを上昇させる
上昇値は戦士レベルに依存(+戦士レベル×5%)
ただし僅かに命中が下がる』
「なるほど、しかし見辛いな…
ところで神様
この表ってモニターに映せないかな?
それとキーボードとマウスは出せない?
出来れば机と椅子も」
「ん?出来るよ。
しかし注文が多いね」
神がそう言うと
僕愛用のパソコンセットが目の前に出現した
もっとも、パソコン本体はなかったが
「よーし、これで」
□■□■□■
「…凄いね…
ボクの目には二度手間にしか見えないんだけど」
「この辺は慣れだよ」
「会話も出来るんだね…
本当に凄いよ」
僕の両手はマウスとキーをブラインドで巧みに操り
知りたい情報を引き出している
ゲーマーなら珍しくもない光景だが
神様には珍しいらしい
「いくつか質問したいんだけど
スキルポイント200って何?
かなり多いと思うんだけど」
「本当に会話出来るんだね
そうでもないよ
100ちょっとの人が一番多いけど
200オーバーもいないわけじゃない
今までの最高は……234だね
君たち転生者は一律200になってるけど」
(ん?たち?
しかし別にチートってわけじゃないのか)
「ポイントってどうすれば増えるのかな?」
「一つはレベルアップだね
経験値を稼いで君自身のレベルを上げることで
それに応じたポイントが貰えるよ
具体的には十の位+1だね
ただし最高は10までだ
レベルが100になろうと1000になろうと10ポイントだよ」
「えっ?レベルの最高って99じゃないの?」
「はぁ?レベルに限界はないけど?
確かに1000まで上がった人間は、今までいなかったけど
100くらいならざらにいるよ
だいたいなんでそんな半端な数なんだい?」
ゲーマー故の勘違いをしてしまったようだ
「あ、ごめん
なんか思い込みがあったみたいだ
一つはって言ってたよね
他のは?」
「うん、感謝される行為をすること
それとお布施をすること
あとはその中にはないけど
スキルポイントを得ることが出来る職業があるよ」
「えっと、どういうことなのかな?」
詳しく聞いてみたところ
感謝される行為というのは何でもよく
冒険者として依頼をこなすことでもいいらしい
そして職業やスキルには、条件を満たすことで手に入る、上級や最上級のものがあるらしい
それについては自分で見つけるように。とのことだが
「お布施ってのは?」
「教会に10000Gを寄進することで
1ポイント貰えるよ」
「ふうん……通貨単位はゴールドなんだ
価値は?」
「パン1個で1G
普通の宿屋が40〜50Gくらいかな」
「じゃあだいたい1Gが100円くらいかな
ビジネスホテルが4〜5000円くらいだったはずだし」
「ちなみに銅貨1枚が1G大銅貨が10G
10倍ごとに銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨と上がっていくよ」
「ということは白金貨が100万G、つまり1億円か
どうでもいいけど銅貨や銀貨でもゴールドなんだな」
「みんな同じことを言うんだね
銅や銀に金と同じ価値を与えるって考えればいいんじゃないかな」
「ああ、そういう考えも…
はぁっ?!」
「ど、どうしたんだい?」
僕は神の言葉も耳に入らずスキルの一つに釘付けになっていた
戦士や盗賊から料理人やダンサーまである職業表
生活魔法や鉱物学といった職業に依存しないスキル表
ポイント消費でステータスをアップさせるスキル表の下
最下段にある、タレントスキルというカテゴリーに
成長度上昇(分類なし)
L1(3)取得経験値50%上昇
L2(4)消費スキルポイント−1(ギフトスキルを除く)
L3(6)取得経験値100%上昇
L4(7)レベルアップ時HPMP10上昇、全パラメーター1上昇
L5(8)取得経験値150%上昇
L6(10)消費スキルポイント−2(ギフトスキルを除く)
L7(12)取得経験値200%上昇
L8(14)消費スキルポイント−3(ギフトスキルを除く)
L9(16)取得経験値300%上昇
L10(20)レベルアップ時HPMP20上昇、全パラメーター2上昇
なん…だと
次回タイトル予告
プロローグ3 学問のススメ
用語解説
ギフトスキル
神に気に入られた者が修得できる特別なスキル
強力だが1つ修得するのに50〜200ものポイントが必要
ただし転生者は転生時にいくつか修得できる