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秋空哀歌  作者: フラップ
5/11

見てる。

 苦しくて


 苦しくて


 押しつぶされそう。




 死にそうで


 死にたくて


 擦り切れてしまいそう。




 人ごみに流されて


 流行に流されて


 スタート地点さえ忘れてしまった。




 皆僕を笑う


 皆僕を責める


 皆僕を貶す




 僕は何処?


 何処へ、落とした?


 何処で、置いてきた?




 苦しくて


 泣きそうで


 死にそうで。




 僕は何処?


 何時?


 僕は僕を忘れた。




 死にそうで


 死にたくて。


 苦しくて。




 埃だらけの教室の中で


 光透き通る森の中で


 死んでしまいたくなる。




 一面の雪景色


 蒼く透き通る海


 素直に笑う純粋さを、僕は忘れてきた。




 通勤ラッシュに揺られて


 自転車のペダルをこいで


 純粋に笑う素直さを、僕は忘れてきた。




 目の前には灰色の社会


 僕の後ろで、小さい頃の僕が笑ってる。


 期待の篭った目で、僕を見てる。




 ずっと、ずっと。

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