表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秋空哀歌  作者: フラップ
1/11

何故生まれてきたのか考えることがある。


何故今生きているのか考えることがある。




今、この瞬間を僕は生きている。


死ぬ前の一瞬の走馬灯かも知れないのに、


一夜にも満たない夢かも知れないのに、


僕は生きている。




平和が良いと口で言っても、非日常を求めている僕がいる。


安全と言うぬるま湯に浸かる自分がいて、


危険と言う騒乱に憧れている自分がいて、


本当にそれでいいのかと悩む自分がいる。




自分の理想を思い描いて、


自分の絶望を思い知って。


居場所を捜し求める


一匹狼を気取ってる


そんなどっちつかずな自分がいて。




他人との接触が大嫌いで。


引きこもるのが大嫌いで。


そんな自分が大嫌いで。




空気を読めとよく言われ。


楽しくないとよく言われ。


そんな僕だけど。


僕は生きている。




何故生まれてきたのか考えることがある


何故今生きているのか考えることがある。




僕はその答えを知らない。


でも、生まれてきたものは仕方が無い。


もしどうしても困ったら死んでしまえばいい。


たとえ僕がとてつもない失敗をしても、死んでしまえばいい。




無責任だと笑うがいい。


信念を持てと怒鳴ればいい。


殺したければ殺すがいい。


生かしたければ生かせばいい。




そんな僕だけど。


そんな自分だけど。




僕はここにいる。


此処で生きている。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ