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セーブポイント

作者: 波摩璽

あなたはテレビゲーム、とりわけRPGと言うゲームを知っているだろうか?

そこでは初対面の人間に対して惜しげもなく情報を提供し、主人公が一般人の家から冒険に必要なものを盗んでも咎められない世界である。

そんな世界で主人公は、プレーヤーは、どんな人たちに支えられてエンディングを迎えるのか?


物を売ってくれる商人

寝床を提供してくれる宿屋

経験値と化す雑魚キャラたち


このお話は、お礼を言われるべきだけど中々気がつきにくい

そんな影の功労者のお話







「おはよーございます!」

「うん、おはよう!」

「気を付けてくださいね」

「わかってるよ」ニコッ



そんな会話は、ゲームを始めるたびに出来る



「ひ、酷い目に合った・・・」

「だ、大丈夫ですか!?」

「なんとか、ね。」

「代わりに、やっておきましょうか?」

「お願い」

「えっと・・・はい!出来ました。それじゃ、お休みなさい!」



そんな他愛もない会話は、とある地点に行かなければならない



「・・・・・・あ」

「気がつきました?」

「・・・ああ、負けたんだね」

「あれは流石に無理しすぎかと・・・」

「あれ?君はここから離れられないんじゃなかったの?」

「え、そっそそそそれは//////」

「?」

「う~。それよりも、今度はきちんとレベルを上げてからにしてくださいよ!(ここまで運んでくるの大変だったんだから)ボソ」

「わ、わかったよ。じゃ、行ってきます」



そんな会話は、一度死ななければ出来ないだろう



「あー、疲れた」

「お疲れ様です」

「すまないけど、やっといてくれる?」

「はい、お安いご用です♪」ニコッ

「・・・次起きたら、ここを出ようと思う」

「・・・はい」

「君は、つ」

「何も言わないで、今日は休んで下さい」



そんな悲しい会話は、何回目だろうか



「おはよーございます!」

「・・・うん、おはよう」

「今日こそここのボスを倒しに行くと言うのに、そんな覇気のない返事でいいんですか!」

「・・・だって」

「・・・私はあなたがここにずっといることなんて、望んでいませんよ?」

「・・・」

「確かに、ここのボスを倒すことで私が消えてしまうかもしれません。また会える保証もありません。でも、私の気持ちも・・・分かりますよね」

「・・・うん」

「さぁ、この世を平和にしてきてください。それがあなたに出来る、私への最高の恩返しなんですから」

「・・・また」

「ええ、また会いましょう!」ニコッ



そんな永遠の別れは、ゲームをクリアするたびに訪れる









彼女たちは人知れず生まれ、そして消えていく

ただ記録するために存在するが、魂は宿っている

これは、セーブポイントが繋いできた、お話のかけら

続きは書いてみたいですが案が全く出ません……

「俺なら書ける!!」と言う猛者がおりましたら一報をお願いします

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