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エピソード1 「春」

春、それは短い期間に桜の木いっぱいに花びらが開く季節。世間一般ではお花見や桜を撮ったりするんだろうけど僕はあまり好きではない。あの日を思い出してしまうから。僕の名前は「赤城浩一」(あかぎこういち)この春から晴れて高校に入学したごく普通の一般人だ。 いつもならお母さんが叩き起してくる時間だけど、今回はちゃんとしっかりと準備して、学校へ行こうと思う!遅刻したくないからね。

「あら、もう起きてたの?あんたにしては珍しいねぇ。まるで自分の子じゃないみたい。」

ひっでぇ母親だよな?

「なんだよ母さん、高校初日ぐらい別にいいだろ?」

「ま、早く朝ごはん食べて学校出てちゃいなさい?あんたはいつも遅いんだから。」

「はいはい」

適当な返事をして誤魔化そう。この方が怒られないしね。さっさと朝ごはん食べて学校行こっと。

「ハンカチ持った、、弁当もった、、よしっ!じゃあ、行ってくるね。早く行かないと。」

「あら、もう行くの?お弁当は?ハンカチとか持った?」

「大丈夫だって。何かあったら(はる)に届けてもらうし。 」

陽とは俺の幼馴染だ。もちろんやましい気持ちなんてない。全くないからな?!

「まったく、陽ちゃんを困らせないでよね?あの子はあんたと違って優しくて、可愛くて、それに」

「あぁ!もうわかったから!行ってきます!」

勢いよくドアを開け、俺の高校生活が幕をあげる。

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