1章 3.5 道中にて
やる気がムンムン湧いてくる!
休憩のため、汗をダラダラと垂らし道に隅に座り込んだ。
時間を確認すると、1時間ほど狩りをしていたようだ。
ステータスを確認するとレベルが5まで上がっていた…
え?1時間で3レベしか上がらんのおかしくね?
もしかしてここ経験値効率悪いとこなのかな?
敵はアイテムを落とし、戦果は
95G手に入れ、野うさぎの肉を15個、スライム1つ、野うさぎの犬歯1つを手に入れた…
いやりんごも買えねぇよ!!
1時間だよ!?1時間も狩りしてりんごも買えねぇよ!!!
え?ここチュートリアル…?いやいやまさか……はぁ…
絶対ここチュートリアルじゃん!
すっかりやる気が消え去った俺は
泣く泣くもとの街に戻るしかなかった。
「こんにちは〜」
「あ、こんにちは〜」
街に戻る途中、向かい側から来た人が話しかけてきた。
「あの〜その剣ってどこで買われたんですか?」
「え、いやぁなんだろう…ちょっと…わからないですね。なぜそのようなことを?」
「あいや!自分が買った武器屋にはそのような剣は見当たらなかったと思うんで…ちなみにおいくらしたんですか?」
「1000…G…ですかね。ちなみにそちらは?」
「へぇ〜結構するんですね。あ、こっちは初回限定で150Gですね」
!!!!!!!!!
え、
うそだ〜またまた…………ハハ………
「いやぁ〜すみませんねいきなり」
「いえ、全然いいですよ」
「では、ありがとうございました」
「はい、ではまた…」
よし!あの人見えなくなったな!
「くそったれえええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
安すぎんだろ!!
いやチュートリアルを飛ばした俺が悪いよ!?
りんごを買った俺が悪いよ!?
だけどさぁ!?
なんなんだろうね!この行き場のない憤りは!!
りんごなんか食ってやる!
「うまっ」