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あおとゆき。  作者: caem
5/14

地獄。


「ちょっと、先生、来ちゃうよ?」


「大丈夫よ」


 完璧だった。

 生徒会長という権力は伊達じゃない。

 全身舐め尽くしてゆく。

 不埒な行為だとは分かってはいても。


「んう……っ!?」


「あら、こんなとこにも……またひとつ見つけたわ」


「ダメっ、やめてよ!」


「やめられるワケないじゃない!!」


 宗教室でその行為は、止めどなく続いてゆく。

 嫌がれば離して、溜め息がこぼれると勢いよく。

 秘め事は、さらに。

 あえぎ声と湿気に。

 

 加速する。

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