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あおとゆき。  作者: caem
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疑惑。


「ちょっと、どういうことなの?」


 あまりにも積極的だった、神様が視ているのに。


「あっは? ダメったら!」


 いつにもまして強引だった。

 荘厳なステンドグラスが光輝く、何百にも及ぶ空席の1席で。

 授業開始の鐘が鳴っていたにもかかわらず。


「ワタシはさぁ……アンタだけでいいのに」


「痛ッ? 痛いよッ!?」


 その歯ぎしりは乳首を引きちぎるほど。

 まだ鳴る鐘の音が、裁きを告げようとしている。


「裏切ったら……承知しないからね?」


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