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この世界の休日。

風の日⚫xの次は火の日⚫x➕1その次の日は水の日⚫x+1って続きます。

(分かりにくい)(説明下手くそ)

「席空いてますか?」

「おう。いらっしゃい。今日は風の日だもんなしっかり体を休めな。」


やはりこの世界では風の日の休みは当たり前のようだ。


「折角だからサービスするぜ?カウンターこいよ。」

「はい!ありがとうございます!!」


カウンターはかなり空きがある。

テーブル席はわりと埋まってた気がするんだが。


「飲み物何にする?」

「私は紅茶を・・・」

「僕も同じのでお願いします。」

「あいよ、アイスとホットどっちだい?」

「私、暖かいのを。」

「僕は冷たいのをお願いします。」

「そこは別れるんだな、おもしれぇ。ちょっと待ってな。」


回りを見渡しても座ってるのは女性だけ、仕事をしているのは男性だけだ。

これ、デートとか出来なくないか?


「おまたせ。こっちの嬢ちゃんがホット、こっちの嬢ちゃんがアイスだな。」


シロップは別の鉄の容器に入っていた。

高い店とかで見たことあるような気がする。


「それで今日は何をしますか?」

実際頭が追い付いてないから休みたいのが本心です。

折角だから休みの外も見てみたい感はあるけども。

「私は折角なので、アクセサリーでも買いたいです!!」

あ、こっちの世界のアクセサリー気になるかも。

「うん、それで行こう。」

「やったあ!!」


やっぱりミレイの笑顔は最高かもしれない。


「本当に良かったんですか?」

軽いパンケーキをおまけしてもらった上飲み物の半額程度しか払っていない。

「良いってことよ!!ま、他のクラスメイトには内緒にしてくれよ?正直この時間は朝型のおばちゃんが多くて暇をしてたんだ。」

確かに同年代の子はいなかったと思う。

「それにここは学園の人はあまり来ないからな、なんせ遠いから。」


ゆっくり歩いていたとはいえ二時間経っている。

ここまで来る子は少ないだろう。


「俺は風の日にはいるからよ、来てくれると嬉しい。」

「はい!ありがとうございます!!」


ご贔屓にさせてもらおう。

カウンターはテーブル席の声があまり聞こえなくて静かでわりと好きだった。


「では再開しますか。」

「はい!!」


時間は11時を回った。

さっき軽く食べたのでお昼は1時頃で良いだろう。


「とは言ってもここが学園からまっすぐ来た道の端ですけどね。」

向こうに小さく見えるのは学園か。


「本当は向こう側にも行きたいんですが帰れなくなっちゃいますし、もっとお金持ちが見るようなものばかりですし。」

やっぱり貴族格差とかあるのだろうか。

「とりあえず帰りはこっちの道を通りつつ帰るつもりでいましょう。」

「了解。」


学園方向に向かって見える道は3本。

その道は店と店の間の隙間から隣の道へと通り抜けが可能らしい。

ちなみにそれより外には繋がってはいるものの格子がかかっており鍵か何かが必要なのかもしれない。

つまり、いま通れる道は3本。

こう言うときは・・・


「学園から遠い店から見ましょう。この時間なら全然帰れるし。」

「了解です!」



アクセサリーショップではミレイが着けている僕があげたヘアピンを高価だと言っていた。


材質よりは装飾とかなのだろうか?

こっちの世界のヘアピンはわりと落ち着いた感じだし。


「マイカさんはピアスも似合いそうですよね、穴は空いていないのでノンホールですけど。」

「そう?」


やはり装飾が少ない。

装飾が目測の金額をつり上げてるのは間違い無さそう。


「と、言うかピアスとか大丈夫なの?校則とか。」

「一応授業中は駄目です。あと、ピアス穴が目立つのでノンホールじゃないと外しててもばれます。」

「あ、ほんとだ。」


学生証を確認したけどそんな風に書いてある。


「でも結局はみんな空けるんですけどね。『子供のうちは開けるな』みたいな風潮らしいですよ。」

「ふーん。」


この世界も大人と子供で差別的に分けるのは同じか。


「折角ですしお揃いで買いましょう!!」

「それは構わないけど・・・」

「私奥に良さそうなの見つけたんです!!」

「わかったから引っ張らないで貰えますかね・・・」



「ありがとさん!!」

店の人の声が響き渡る。

そして店から出る僕たちは()()()()()()()

そして組んだ側に片耳ピアスがお互いに色違いでついている。


「か、片耳ピアスなんて聞いてないんだけど・・・」

()()()()()()()()()()そこまで恥ずかしがらなくて良いじゃないですか。」


本当に一方から見たら女子同士なんだからしょうがない。

「いつまで恥ずかしがってるんですか・・・」

「メンタル弱いから仕方ないでしょ。」

「あ、そうだったんですね!!」

「笑顔にならないでよ!?」



こんなに時間が遅く感じる日なんて初めてだ。

まだ、13時。


「そろそろお昼にしますか。」

「はい、そうしましょう!!」



お昼には体を休めに行ったさっきのお店で取った。

そろそろお金の心配をしたのだがご都合主義宜しく現実の金からこの世界の金へ変化を遂げていた。

とは、言ってもとても多いわけではないけど。



その後は歩き回りながらお店を見て回った。

ただ買ってはいないので所謂ウインドウショッピングだ。

この世界でこの言葉が通じるかはわかんないけどね。


時間は過ぎて17時となった。

既に学園の自分の部屋に戻っている。


「マイカさん。」

「どうかした?」

「風の日はお風呂が全日解放されてるんです。」

「あー、なるほど。」


僕のせいでゆっくり入れてないからな。


「了解。準備は?」

「終わってます!!」


行く気満々な彼女に引っ張られ風呂に到着。

人は勿論0。

汗もかいてたし最高の気分だ。

勿論ちゃんと隠させた。(裸の付き合いって言って隠さずに来たミレイは完璧ガード。)


夕食も各自でみたいだったので学食のおばあちゃんの所で済ました。

あのおばあちゃんなんでも出来るな・・・何者なのだろう。



「時間、余っちゃいましたね。」

「何をするにも遅いけど、寝るには早いよね。」

20時を過ぎたくらいだ。

「それじゃあ!!」

僕の隣に来ると彼女はこう、告げた。


「恋バナしましょう!!」

次回は火の日にはなると思うけど・・・


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