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女性の日は4日に1回現れる。

日付け設定考えるの楽しすぎた。

「ん・・・」


目が覚めた。時刻は4時30分。

この部屋につけられているのはデジタルの時計で見やすい。


枕元に隠しておいたスマホを確認する。

日付けもしっかり進んで6月13日と出ていた。


「これは電気なんだね。」


枕元にあったコンセントらしき穴。

昨夜おそるおそるそこに充電器を挿してスマホに繋げておいた。

朝になって確認するとしっかり充電ができていた。


次に学園用端末を見る。

こちらも充電はできているようだ。


「お早いですね。」

「うわあ!?」

「おはようございます、マイカさん。」

「おはよう、ミレイ。」

「はい。今日は休みですがいつも通りなんですね。」

「そうじゃないと生活リズム狂うからな・・・」


って休み!?


「今日は風の(にち)ですから。」

「風の日?」

「始業式が火の日、その次が水の日、昨日は土の日、で、今日が風の日にあたります。」


4属性の名前がに当てはまってるのか。


「今日は風の日(のぞみ)(しち)ですよ。希は二十五まであります。」

「じゃあ、明日は火の日希八?」

「その通りです、そのあとは(しょう)(こう)(ひじり)と続きます。」

「全部二十五まで?」

「いえ、焦が二十七、紅が二十五、聖が二十三までです。日付けはなくてもそこまで不便じゃないので覚えられてないこと多いんですよ。」


「今日は女性こそ休日ですが男性は違うんです。男性は火の日に休みが来るので。」

「じゃあ、水の日と土の日は?」

「基本的には商売道具を手にいれに魔物の討伐ではないでしょうか?詳しく聞いたことはありませんので・・・」


と、言うかと続けて

「マイカさん箱入り娘だったんですか?純粋ですし知識も浅いじゃないですか。」

僕の頭がこの世界に追い付いてないからです

わりと放任主義だったし。


「そんなことはないよ、わりと自由ではあった。」

「本当ですか?」

「疑わないで・・・」


嘘はついていないので疑わないでいただきたい。


「すみません、疑うなんて失礼なことを・・・」

「こちらこそ疑われるような発言をしたしおあいこだと思うけど。」


こんなことでルームメイトと仲違いをする気はない。

一人が辛いことはよくわかってるつもりだから。


「では、気分改め6時ですね。行きましょう。」

「あ、もう?」


思った以上に時間が経過していたのか。


「いらっしやい。何かあったのかい?」

「「・・・・・」」

無言になってしまった。

そりゃなにもなかった訳じゃないから当たり前なんだけど。


「喧嘩は良くないよ、お二人さん。」

「「!」」


極々当たり前の事の筈だ。

なのに・・・


「そうですね、ありがとうございます。ごめんね、ミレイ。」

「い、いえいえ、悪かったのは私ですから!!」


大抵この手の言葉は信用ならなかったんだよな・・・()()()()()()()

中学時代なんて思い出したくもない。


「マイカさん?」

「・・・ご、ごめんぼーっとしてた?」

「はい、上の空でしたけど・・・」

「大丈夫、何でもないよ。」


こればかりは言い逃れのしようがない、完全に嘘をついた。

実際、()()()()()()()()()()()()()()()()()けど、


久しぶりに嫌な気分にはなった。


「今日は風の日だねぇ。何処か行くのかい?」

「あ、決めてなかった。」

「私は買い物に行きたいです。」

「そうかいそうかい。これはお駄賃だよ。」

「も、貰えませんよ・・・ただでさえ料理だって頂いてるのに。」

「良いんだよ、取っておきな。代わりに明日からも顔を早めに見せておくれ。」

「ありがとうございます!!」


思わぬお駄賃だったなぁ。

ポケットから取り出したそれは銀色に光っていた。

所謂100玉みたいな感じ。

柄は・・・城かな?


そういえばお金どうなってるか確認してなかった。

最悪あまり買わない流れでいいか。


「マイカさん、マイカさん。」

「あ、はい。」


振り向いた先にいたのは()()()ミレイだった。

いつもブレザーだったから白い服が新鮮だ。

僕も着替えないと・・・なれない服だけど大丈夫かなぁ。



「外出許可を取りに行く時は私服でも制服でもどちらでも良いんですよ。」

回りが制服だらけな時点で理解はしてました。

けど、もう着替えてしまったので諦めてただけです、はい。

時刻は7時50分


「では、行きましょうか。」

「その手は?」

「『折角なので、繋ぎませんか?』という考えです。」

「え?」

「す、すいません。中の良い友達と出かける機会が少なかったもので・・・」


ミレイが手を引っ込める。

僕はそれを()()()()()()()()()


「僕で良ければ良いよ。」

「はいっ!!ありがとうございます!!」


と、言うわけで僕の左手はミレイの右手と繋がっている訳なのだが、

心臓の鼓動が早い・・・


女子の手ってこんなに細いのか・・・

僕が言えた話じゃないですごめんなさい。

今日の服はミレイにあわせて白のワンピースにした。

・・・なんで持ってるのかは聞かないでくれるとありがたい。


昨日までは校内ですんでいたけど外に出てしまったから心配だなぁ・・・


無い胸に手を当ててポツリと呟いた。



「着きました!!」

「広い・・・」


まるでアニメの世界のような見た目。

これこそ異世界と言った感じか。


「マイカさん、軽く一周してから気になる店に戻ってくることにしましょう。」

「それが一番良いかな。」


雑貨店のような店から料理をだす店、サービス業の店など様々なジャンルの店が立ち並ぶ。

食べ物屋は食べ歩き向けの店が多いように見える。


どのくらい歩いたかは分からないが時間は10時を回ったところだ


「歩き疲れてませんか?」

「僕は平気。」

「私が先に疲れてしまったみたいです・・・」

「あー、そういうこと。」


休みたいってことで良いのだろう。

で、申し訳なくなって聴いてきたわけか。


「何処か入ろうか。座れる所にでも。」

「あ、はい!!」


時間には余裕がある。楽しんでいこう。

暑いから焦

紅葉から紅

聖夜から聖


安直だなぁ・・・(人事)

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