ルームメイトは笑顔が素敵。
他のがつまったら別タイトル書くの楽しいですね。
学校が始まりました。
入学式は休みなので寝ます。
「タオル・・・」
「流石に恥ずかしいから。」
「まあ、そうですよね。」
実際外れてしまったら終わりなので細心の注意を払うことにする。
「む、胸が小さいことなんて気にしなくて良いですからね!!」
「はい?」
「わ、私のが大きくなったのもついこの間の事ですしまだ、希望はありますよ!!」
あー、なんか勘違いされてるみたい?
ま、そういうことにしておけば楽か。
「ありがと。」
「ルームメイトですから。」
優しい子で良かった。
にしても落ち着かないんだよなぁ・・・
せいぜい4、5人だけだけど異性だし。
こんなに落ち着かない入浴初めてだよ・・・
「あ、皆出ちゃいましたね。少し遅かったから仕方ないかもですが。」
「それじゃあ僕たちも出ましょうか。」
「はい!」
・・・ヤバイ、着替え手慣れすぎてる。
と、いうかそもそもこの服着るつもりは無かったんだけどなぁ・・・
女性物のパジャマに身を包む。
可愛いからと欲に負けて買ったものだったが正解かなぁ・・・
「それじゃあ、おやすみなさい。」
「あ、はい、おやすみなさい・・・」
ま、先に言ったものの僕にはまだ、やることがあるからね。
スマホともうひとつ、この世界で渡された端末。
とりあえず出来ることを確認しよう。
連絡はチャットと電話両方出来るらしい。
次にマップ。お、使えた使えた。
でも広い範囲はわからないな。
検索機能とかはないか・・・
あったら色々調べたんだが。
お、今度はスマホに反応が・・・未来か。
『おきてる?』
『おきてるよ、どしたん。』
『大丈夫だった?』
『問題が無いわけではないが命は問題ない。』
『そう、良かった。明日は何時から?』
『一応6時起きのつもり。ばれずに着替えできそうだし。』
『そんなのトイレでしなさいよ・・・てか女物のパジャマなんてあったんだ。』
『魔が差したんだよ・・・』
『まーいいけど、明日その時間ならもう寝たら?』
と来た後「おやすみ」ととあるキャラが言っているスタンプが送られてきた。
勿論かっこいい奴。
お返しに「おやすみ」と可愛いキャラが言っているやつを返してやった。
眠りについたのは10時半を過ぎたくらいだっただろうか。
これなら余裕で6時に起きられそうだ。
「ん・・・」
アラームはなっていない。
「寝過ごしたか」と思ったがその逆。早かったらしい。
部屋に設置されたデジタルの時計を確認する。
ちなみに午前、午後ではなく13時と記されるタイプのやつだ。
「4時・・・2時間も早いな。」
もう一度寝たら起きられなさそうなので起きていることにしよう。
ミレイはすやすや眠っているので起こさないようにしておこう。
とりあえず制服に着替え部屋を見回すことにした。
2人で使うには十分くらいのスペースと机が2つ
あとあったものと言えば体操着。
ブルマとかではなくよく見る普通のだった。
授業は普通に国語とかなのだろうか?
いや、この世界の言葉とかあるのだろうか・・・
まぁ、それは授業で明らかになるか。
「マイカさん・・・お早いですね・・・」
「ごめんね、起こしちゃった?」
「そんなことはないですよ。」
とは言ってもやっと5時。
なにもすることが無いし話し相手は必要かもしれない。
「朝型なんですか?」
「たまたまです。いつもは6時くらいに起きるんですけど。」
「そうなんですね、私はわりと不規則で5時から遅いと7時まで寝ちゃってて・・・」
「僕もたまにあります。」
話していると彼女は僕の服を見て気が付く。
「私も着替えますね。」
「あ、はい。」
向こうから見たら同性だがこっちから見ると異性なんだよなぁ・・・
「どうかしました?」
「うわぁ!?って着替え終わってる・・・」
「着替えの速さには自信があります。」
そんな特技が・・・
僕も欲しいかも。
いつのまにか時計は6時まで進んでいた。
「今日は早いからアレが狙えますね。」
「アレ?」
「では食堂へ行きましょう。」
食事の時間は6時30分からと書かれていたような気がしたんだけど、来て良かったのかな?
「あら、早いね。もしかして知っているのかい?」
「はい、中等部からくり上がりですから。」
「そうかい。後ろの子もそれ目当てかい?」
「あ、はい。」
「よし、待ってな。」
出てきたのは・・・
「揚げパン?」
「はい!とっても美味しいんですよ。」
きな粉がかかった長めのパンは日本の給食で食べた揚げパンそのものだった。
朝早いとおばちゃんが気分で作ったスペシャルメニューが食べられるらしい。
数は不定らしく何人かで協力しても1人食べられないことはわりとあったらしい。
今日は授業一日目、皆今日は気が抜けてるのかもしれない。
「今日は皆遅いね、これは内緒だよ。」
コップに飲み物が入っていた。
色はついていない、無色透明だ。
軽く一口飲むとほんのり甘い。
リンゴのような甘さだった。
「今日は魔力の授業かねぇ?」
「恐らくそうです、楽しみだったんですよ。」
「そうかい。頑張りなさいね。」
「はい、ありがとうございます。」
「そっちの子もね。」
「あ、はい。」
そういって戻っていった。
「いい人でしょう?」
「そうみたいだね。」
「・・・あ、付いてますよ。」
「何が?」
すると彼女は僕の頬に手を伸ばし頬に付いていたきな粉を取ってくれた。
そしてそれをペロッと舐めて、
「わりとおっちょこちょいなんですね、可愛いです。」と。
今のはアニメとかの世界だけの話だと思っていたのだが、現実であるんだなぁ・・・
ドキッとしちゃったよ。
「それじゃあ混む前に帰りましょうか。」
「混むんですか?」
「この時間に来たあとに見たら驚きますよ。」
部屋に戻ると廊下が騒がしかった。
さっき彼女が言っていたことなんだろうな。
「マイカさんさえ宜しければ明日からも狙ってみませんか?スペシャルメニュー。」
「まあ、大丈夫だとは思いますが。」
「決まりですね。」
そういうと彼女は小指を出した。
この世界でもこれは一緒かな。
「約束ですよ?」
「はい。」
彼女の笑顔が可愛かったのでアラームの時間を1時間早めた。
しゃっくりが出ると気持ち悪くなるんですよね・・・(超自分問題)
他の作品も更新しなきゃ・・・