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本当にこっちであっている?

最初の数話はサクッとかけるんだよなぁ・・・

「ここが部屋ね、相部屋の子はちょっと人見知りだから仲良くしてあげて?」

「あ、はい」


結局一切話を聞いてもらえなかった。


「お邪魔しまーす」

中は静かだ。

「ん、着信?未来からか。はーい」

元気な声が聞こえる。


『そっちは大丈夫?』

「問題はおおありだと思うんだけどまあ、無事」

『制服にさ学生証入ってると思うんだけど名前どうなってる?』

「確認してなかった。学生証‥‥‥あった。『マイカ=フォーボルン』マイカって‥‥‥なんでコミケで使ってた名前なんだよ。違和感は無いから疑われにくくて助かるけどさ」

『可愛くて良いじゃん。そっちもそんな感じに変わってるんだ。こっちも『イラ=アプリコット』ってなってる。とにかくこの世界は日本じゃ無いんだね』

「そうだろうね」

『それがわかっただけでも万万歳。お互い頑張ろう!』


こうして通話は切れた。

ちなみに『イラ』は未来のの男装レイヤー時の名前だ。

彼女曰く『多少男っぽいだろ?』とのこと。


そういえばこれを使えば連絡がとれるんじゃ‥‥‥

と、そんなに甘くはなかった。


『お掛けになった電話番号は現在使われておりません』


「さすがに駄目か」

「あ、あの‥‥‥」


とても小さな声が聞こえた。

小柄な僕が言うのもアレだけど背丈の低い女子がそこにはいた。


「えっと初めまして。相部屋の人で合ってるかな?」

「は、はい‥‥‥『ミレイ=マーガレット』と申します‥‥‥」

「固くならなくていいよ、僕は『マイカ=フォーボルン』マイカって呼んでくれると嬉しい。よろしくねミレイ」

「はい、よろしくお願いします。マイカさん。」


とりあえず同居人と仲良くなることには成功したな。

にしてもこの子‥‥‥可愛いな。

少なくとも僕より。


「ちょっと良いかな?」

「はい、な、なんでしょう。」

()()着けてみてくれないかな?」


手渡したのは髪どめ。

未来に貰ったやつだ。


「わ、私がですか!?に、似合いませんよ‥‥‥」

「大丈夫大丈夫、僕が保証する。」


彼女の髪の毛の色はなんとピンク。

それに白色のアクセサリー。

現実では決して見られない光景だ。


「あの、失礼かもしれないけど写真、良いかな?」

「す、すみません、そ、そういうのは‥‥‥慣れてなくて‥‥‥」

「ううん、良いよ、こっちこそ無理を言ってごめんね。せっかくだしそれはあげるよ。」

「も、貰えませんよ、こんな()()()()。」

「高い?これが?」

「はい、高いものではないんですか?」


金額こそ聞いてなかったけど1000円したら高いレベルのもののはずだ。


「もしかして高貴な貴族の方?」

「違う違う、断じて違うから頭下げないで!!」


物価も何もかもがわからない。


「それじゃあ出会いの証にしよう。今から僕たちはルームメイトだから仲良くする証」

「じゃあ、私からも‥‥‥これ」


差し出されたのは指輪。


「これでお互いに出会いの証を交換しあいました」

「わかった。貰っておく」


うーん、明らかにこっちの方が高そうだが。

その手のことは自由な時間に調べよう。


「このあとは何をすれば良い?」

「たぶんそろそろ呼ばれるんじゃないかな。体育祭館が使えるようになるから」

「何処か使っていたの?」

「男子寮の方で先に使っていたのかと」



部屋にノックがかかる。


「呼ばれました、行きましょう」


入学式。

回りは一面女子だ。

そりゃ女子校なのだから女子以外いたらおかしいんだけど。

いや、いるんだけど。



長い校長の話は話さなくても良いだろうから簡単にわかったことを書いていこう。


1、学校名

A、城下町南女子魔法学園

2、現実にしてどのくらい

A、恐らく高校くらい

3、敷地

A、端まで行くには乗り物を使うレベルらしい


そして僕たちが話している言葉は明らかに日本語だ。

だが通じているし何ら問題はない。

名前はどう見ても外国人なんだけどな。



今は学園の校舎の中、教室内だ。

「良かった、となりがマイカさんで」

「うん、僕も助かったよ」


さて、どうしよう。

男子が女子校にいる時点で超大問題なんだよなぁ・・・


「はい、みなさんおはようございます。今日からこのクラスの担任になります。()()()です。よろしくお願いします」


先生も女性。

まあ、妥当なのかな?

さて、どうしたものか。このままだと女性として生活することになってしまう。


「この学園で生活する上で必要なものを渡しておきます」

タッチパネル式の端末。

スマホに似てるな。

「遠くにいても連絡がとれるアイテムだ。ただし()()()()()だがな」

性別とかの認識技術は知らないが男女は完全に別らしい。

なら僕が男子だって気がついてもいい気がするけどな。


ちなみにミレイと連絡先を交換できてしまったので端末上女子扱いである。




「マイカさん、夕食の時間だそうですよ」

「ありがと、ちょっと待っててね」


寮内の部屋には二段ベッドが置かれておりその上にさっきまでいた。

何を隠そうスマホを確認していたのだ。


ちなみに電話は他の人も試したが未来以外通じなかった。

時間にして4時間くらいは自由な時間があったので試せるだけ試していたのだ。


メモ帳は開けた。

メモもすべて残っている。

とは言っても使える情報は一切ないけど。

カメラは起動できた。

と、言うかインターネットや位置情報を使うものはすべて駄目だった。

そんなもんだろうな。



夕食には日本で見たようなものばかり出た。

まあ、食べられないような見た目のものが出なくて良かったけど。


「夕食後の日程ってどうなってるんだっけ?」

「そのあと何組かに別れて入浴だった気がします」

「大浴場?」

「はい、とっても大きいらしいですよ!」


ヤバイヤバイ、ばれるじゃん!!


「少しお手洗い‥‥‥」

「あ、はい。行ってらっしゃい」


案の定が連絡来てたし‥‥‥


『お風呂はなんとかなったかい?』

「未来は大丈夫?」

『‥‥‥ふふん、こっちは入浴終えちゃった。』

「マジで?男の人と入った感じ?」

『なわけw、何と先輩の部屋には個室のお風呂がついていてそこに入れさせて貰っちゃいました!!』

「は?どうしてそんなことに‥‥‥」

『実はコスプレに興味がある先輩で、その事を教える代わりに毎回使わせて貰えるようになりました!!』


は!?せこいだろアイツ‥‥‥

悪運はあるんだよなぁ‥‥‥



『それでそっちは駄目ってこと?』

「駄目だろ」

即答だ。

『大丈夫、大丈夫。タオルで隠してても違和感がそっちには無いんだから。安心して入ってきなさいな』

「そんな無責任な‥‥‥」



そして未来から先輩らしい人とのツーショット写真が送られてきた。

部屋が豪華。

こんな部屋もあるんだな。

まあ、ばれないならあっちはそれでいいか。


逆にこっちは隠すことは出来るけどばれたら1発アウト。

でも入らないと汚いし・・・入るか。


「ごめんね、お待たせ」

「あ、はい。時間も遅くなったので人も少なそうですしサクッと入っちゃいましょう」

「本当にごめんね」

「いえ、人が多いの‥‥‥苦手なので」

「それには同感です。」


ま、コミケやイベントは除くが。

他にも作品を書いてます!!

そっちもチェックしてくれると嬉しいな!!

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