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31歳からのハローワーク  作者: アイチー丸
7/7

~41歳で終わる物語~

ロボットの案内についていくと扉の前に連れていかれた。

「ここか?」

扉を開けた先に3人の男女がいた。

「では少々お待ちください」と言いロボットは扉を閉めた。

ユージは3人を見て思った。

『なんだこのブサイクたちは?』

外見に自信がなかったユージだったがこれだけは確信した。このブサイク達に比べたら自分ははるかにマシだと。

「ん?新入りか?俺はクマイ・ユウトだよろしくな」

『なんだこのフレンドリーなブスは?』と思ったが我慢した。

「おう!イワサ・ユージだ。よろしくな」

「ユージか俺の名前に似ているな。俺はハシ・ユーリだ」と笑顔で近寄り握手を求めてきた

『名前が似てる?だからなんだよこのブス』と思ったが

「そうだな!よろしく」といった。握手はスルーした。

「もう!うるさいなぁ。自己紹介くらい静かにやってよ」といいながら微笑みかけてきた女性が来た。

「私はアベノ・ユメよろしくね」

『正面から見たらキッツ』と思ったが。

「うん、よろしくね!」

と一通りあいさつが終わったとき。

「みんな揃ったな」と声が聞こえた。

するとクマイが「センネン先生!おはようございます!」

「おう!」と元気のよい返事を返した後に

「イワサ前に来てくれ」

「この3人はお前と同じアクノロギアに選ばれた奴らだ」と説明を受けた。

「ちょっと待てなぜアクノロギアのことを知っている?」ユージは聞いた。

「ふふふ、面白いことを言うなあ」と笑いながら返された。

「君は最近の怪死事件について何を知っている?」とセンネンに聞かれた。

「テシガワラとかいう幹部は殺したぜ」というと

3人は声を揃え「えっ!?」と驚いた。

「ウソだろ!?お前のアクノロギアどんな能力してんだよ!」とクマイが興奮気味に聞いてきたので

【深淵の誘い】を出してあげた。

「お前らのも見せてくれよ」ユージが言うと3人はうなずき、アクノロギアを出してくれた。

ハシは【精霊の呪い】相手を弱めるスペル系のアクノロギアだった。

『お前の顔面は精霊に呪われてんのか?』と言いそうになったが心の中にとどめておいた。

クマイは【汚れた再生】アーティファクトを自分の眷属のリッチに変えるスペル系のアクノロギアだった。

『汚れてんのはお前の顔面だ再生して貰え』と言いそうになったがぐっと堪えた。

ユメは【次元の超越】敵と判断されたものは10秒間動けなくなるというアクノロギアだった。

『お前の顔面も次元を超越してるけどな』と言いそうになったが自分の太ももをつねり抑えた。

「先生はアクノロギアを持っているんですか?」と聞くと

「私は持っていないよ」と言われた。

『こいつなんか隠してるのか?』と思い。ユージは【深淵の誘い】で切りかかった。

センネンは真っ二つになった。

3人は「お前!よくも先生を!」と言い襲いかかってきたが

「デュラハン!!」デュラハンを召喚し3人を粉みじんにした。

真っ二つにしたセンネンから煙のようなものが立ち上りそして一つの塊になり人型になった。

「俺がショキアだ」

「お前がショキアか!!母の仇だ!」とユージは叫んだ。

「さあ、最終決戦と行こうか」とショキアはいった。

だがユージは考えた。

『さっき切ってね?こいつ俺の眷属じゃね?』

ためしにショキアを召還してみた。出来た。

「ふっ貴様に負けるとはな」と言い放ったがユージは眷属となったショキアに自殺を命じショキアは死んだ。

「終わった・・・・のか」

「やったよ。母さん」




そして10年後

ユージは41歳になった。父親がアラブの石油王ということもあり貯金には100万兆円入っていたのでお金に苦労することはなかった。

だが、お金で買えないものの大切さを知った。

自分の母親

少しの時間だったが仲間だったハシ、クマイ、ユメ

少しの時間だったが恩師だったセンネン先生

大切なものってのは失ってからしか気づけない


これは人類の永遠なる課題


そう呟いたユージはワイングラスを片手に今日も大都会トウキョウの500階建てのビルから

すべてを見下ろす


そう、すべてを

作者闘病中のため終わります。


アイチー丸先生の次回作にご期待ください。

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