職業の説明
○冒険者の職業
世界を旅する者のことを冒険者と言い、冒険者協会に所属し、以下のそれぞれの職業に就くことになっている。ちなみに、剣、斧などの武器や、魔法も使えず、商協同組合、神殿・王宮にも使えることのない者で冒険者の場合、〝放浪者〟と呼ばれる職業に該当される。
【勇者】
剣術、攻撃魔法、回復魔法などを使う勇気ある者。勇者になる為には、各国の教会に祭られてあるミレーユの宝玉に触れ、紅色に反応したものしかなる事ができない。攻撃、守備、素早さなどが安定した職業。
【魔物使い】
モンスターを使役する者で、身体能力は低いが、ある程度の魔法は使える。モンスターを使役する為には、一度モンスターを瀕死の状態にし、体のどこかにある宝石を見つけ、その部分に向けて使役呪文を唱えて、初めて従える事が出来る。ちなみに、体に宝石を持っていないモンスターは使役することはできない。また、この職業は大魔王オリオンの支配が始まってからできた職業で、それまでは動物使いが主だった。
【動物使い】
動物を使役するもの。大魔王オリオンの支配が始まる前まであった職業。侵略が始まってからモンスターが増加し、普通の動物たちは激減した為、現在は無くなった職業である。
【魔法使い】
主に攻撃魔法を使用することができる者。回復魔法や召喚魔法は使う事が出来ない。魔力の高い者がなる。
【賢者】
攻撃魔法から回復魔法まで使用することが出来る上級職。ただし、召喚魔法は使用することができない。
【魔導師】
賢者の別名。王宮に使えるものを魔導師、それ以外を賢者と呼ぶ。
【大賢者】
攻撃魔法、回復魔法、召喚魔法など、ほぼ全ての魔法を使うことのできる最上級職。王宮に使える者は、大魔導師と呼ばれる。
【僧侶】
女神ミレーユを祭る神殿・教会に使える者。神殿・教会で洗礼を受けた者の中で、回復魔法が使えれば、誰でもなれることのできる職業。また、上級職は神官であるが、攻撃魔法が使える者は王宮に召し上げられ、魔導師になることもある。
【巫女・神子】
主に神殿に使える者で、神官や大神官を補佐する。また、白女神ミレーユに舞を捧げたりする。女性は巫女とよばれ、男性は神子という。妖精召喚や回復魔法が使用できる。この職業の上級職に、召喚師・神官がある。
【神官】
僧侶の上級職。回復魔法以外に、妖精召喚が使えることが必須である。また、攻撃魔法が使える者もいるが、力が強い者は王宮に使える神官や魔導師になることが多い。
【大神官】
神官の上級職。回復魔法はどんな怪我も治療でき、妖精召喚は召喚できる妖精の中で最上級の妖精を召喚できることが必須である。
【盗賊】
主にモンスターや魔族から宝石を盗んだりする者で、スピード重視型の職業。殺傷能力自体は低い。モンスターは体のどこかに宝石を持っているものもいる為、倒して手に入れる。魔族からは、お城やアジトにしている場所などに侵入し、盗む。ちなみに、人間から物を盗む人を野盗といい、犯罪者扱いされる。
【忍者】
盗賊など隠密職業の上級職。金呪文と土呪文を使用できることが必須条件である。
【戦士】
剣、斧などの武器を使う職業の者。攻撃力は高いが、盾・鎧などの重装備の為、スピードはあまりない。そして、魔法も一切使えない。だが、攻撃力は高い。
【闘士】
剣、斧などを極めた者がなれる。装備は重装備でも軽装備でも個人によって違う為、スピード重視の闘士もいれば、防御重視の闘士もいる。戦士の上級職である。
【魔法戦士】
剣、斧に加えて魔法も使うことのできる上級職ではあるが、技術を一点に絞らない為、剣の実力は闘士に劣り、魔法の実力は賢者に劣る。ちなみに、回復魔法も一応使えるが、中級程度までである。
【格闘家】
戦士のように、剣・斧を使用せず、己の肉体のみを使用する職業である。魔法は使えない。また、重装備もできない。攻撃力も戦士と比べるとやや劣る。しかし、素早さ・回避力が非常に高い。
【武闘家】
格闘家の上級職。格闘家と違い、回復魔法も中級程度なら使うことができる。また、攻撃が急所に当たりやすい職業で、一撃必殺で敵を倒すこともある。
【踊子】
踊りのパフォーマンスを職業にしている者。防御力は低いが、その分回避力が非常に高い。また、どんな環境にも適応する為、極寒の地でも砂漠でも攻撃力、守備、素早さなどの能力値が下がらない。そして、攻撃は踊りによって召喚する精霊召喚である。
【召喚師】
踊子など、精霊召喚を主とする職業の上級職。魔獣召喚が使用出来るようになる。召喚師になるためには、精霊召喚の中でも、最高位の精霊を呼び出せることが必須である。
【放浪者】
剣、斧などの武器や、魔法も使えず、商協同組合、神殿・王宮にも使えることのない者で冒険者の場合この職業に該当される。冒険者の中で死亡率が一番高い職業。しかし、肉体がある一定の強さに達すると、一気にどの上級職にも就くことのできる一発逆転の職業である。