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街宣車ラプソディー  作者: 火村虎太郎
午前零時のシンデレラ
23/24

自由闊達

六本木から動き出す


「どうしましょうかね?」沙織

「ん?あの子欲しい物は、強引に奪うタイプ?」佐藤


「ええ」沙織

「へ~、金出したの沙織なのに・・極悪だな俺みたい・・」佐藤


「まっ・・・でも慶太さんって、分かってないですよ」沙織

「だね。でも沙織は嫌かもしれないけど、うれしいよ俺」佐藤


「でしょうね。愛されるのは誰しも・・だから逃げてる・・・」沙織


「ガンッ!!」


「まっ・・マジか?・・ぶつけてきたぞ」佐藤

「う~ん・・街宣車の方が強いな・・・」沙織


後ろから、ガンガンぶつけて来てるユリア

「愛してるから、よこせーーー」マイクでユリアが


「うわーー・・すっごいうれしいけど、恥かしいよ・・」佐藤

「よこすかー私の方が絶対愛してるしっ」沙織



んで、こちらも六本木に居る二人


「・・・見た?」ココ

「見た。・・・」渡辺


「行けっオラ~追え~~~!」ココ

「了解っすっパンツの神様!」渡辺、なんだそりゃ・・


これでややこしくなる・・・・

今、渡辺の街宣車はユリアの街宣車と、そっくり。



「ぶははははは・・・おもしろい事してんじゃねえか!

 ユリアがガンガンぶつけてる・・・皆殺しの博徒か・・・

 舐めんなよ・・情報が入った。

 10億下ろした?ふふ・・・何に使ったの?・・

 今、そこにあるの?うひゃひゃひゃひゃ・・・」復活の山本


と、言うより逆ギレに近い。今自暴自棄になってる山本

自分の命さえ、ゴミクズの様にしか考えられない

さみしいから・・

戻らない意識の彼氏・・



車のバックミラーを覗き込む、佐藤


「・・・バレたか・・」沙織

「・・・・うん。・・・」佐藤


「逢いたい?・・・」沙織

「・・・・・いや・・いい。」佐藤


「どうして?派閥任せてるし

 愛してますよね・・・・山本さんの事・・」沙織の読み・・・

「タイミングじゃないかな?今、俺沙織の男だから」佐藤


「へへっ・・・ありがとう。いいの?」沙織やさしく手を握る

「勿論。こんな俺でよかったら。」やさしく笑う佐藤



「ふふっ・・・どこで、私の思いって届きました?」沙織


「あの海で。それと結果・・今、俺がまだ生きてここに居る。

 だから二人の才能で・・」佐藤、沙織に口づける


「うんっ」沙織


きっと沙織が居なければ、もう殺されていたとの思い


二人の才能で・・・


東京制覇・・・聖帝会も東義会も飲み込めるような・・

認める・・・佐藤も・・・

次の時代なんかじゃない・・・

後にも先にも無い様な華。異端。異質。才能。

今一番輝いてる。


何度も罠をすり抜けてきた沙織。

黒猫の兵隊も追っている。

よくみると、銃弾で穴だらけの沙織の車。

割れた窓ガラス。

黒猫の策略

沙織ごと殺せと・・・


沙織の腕からは血が流れる。佐藤が、応急処置をする


「痛くない?」佐藤

「痛いけど、あと二時間だし・・・いいよ。ありがと」沙織


(だが・・あぶら汗・・・沙織よ・・・)佐藤


「逃げ切ろう・・・もう、警視庁に向かおう

 今の数時間より、三年後の未来に会いたい」佐藤

「・・・・うん・・・・」涙が出てくる沙織


もっと・・・ずっと・・一緒に・・・


黒猫の兵隊の攻撃はやまない・・

だが、僅かなハンドルさばき

顔の横をすり抜けていく銃弾

せめて、警視庁の前まで行けば・・・

黒猫の兵隊もそれは、分かってる・・


「あれ?・・増えてる街宣車」佐藤

「うわっ・・もうどっちかわかんないや

 まあ、敵ってほどでもないけど、今は・・・」沙織


(一応助けるよ。そりゃ・・死なれたら困る)ユリア


「くそっ邪魔だな聖帝会・・だがこれ以上敵は増やせられない・・

 狙うは沙織と岩永だけにしろっ・・」黒猫の兵隊


(なんだこれ?・・・構図が、よく分からないな

 なんで二台?夜華恋の街宣車が・・

 ・・ユリアは間違いなく沙織を追ってる・・・

 やはり何かある・・沙織の車に見える助手席の人影・・

 にしても、殺してよかったな黒猫・・・

 俺真実 ベスト2が、

 六本木の女帝が、死ぬ前にまたヨリ戻したなんて・・・

 あの時か・・たしかに慶太さんとは、あの時別れてた・・

 恐っ・・・複雑だ・・・

 んで、ベスト1が・・・

 ユリアとエッチした事あるだと・・・

 いつ?てか、本当慶太さんみたいな奴だな・・・

 私は、2か3の方が衝撃だけど・・

 てか、ユリア意外だな。じゃあ慶太さん見たら絶対好きだろうな

 黒猫の2割増しだから。・・・さすがにユリアでも、

 慶太さん取られたら・・・嫉妬しちゃうぜ私も

 まあユリア見た事ないしな慶太さん。

 ・・・昔、渡辺さん好きだとか、言ってたような?

 雑食だな・・・ユリア

 てか、ドコまで行くんだ?なにを載せてんだ?いい男か?)山本



六本木の三丁目付近


「ピクっ・・・ピクっ・・・ピクっ・・・」


「ふ~・強いな、さすが元六本木二代目・・疲れた・・」


青鬼が六本木で木っ端にされる。

死体処理後に戻って来た青鬼

この男に素手の喧嘩で、見るも無残にやられる。

強い・・・ただ強い。


「みんな忘れてんだ・・・次代のエースは、もう一人居る事を・・」狂犬


意外・・狂犬、超強い・・


「さて、会長の助っ人行くか・・ただ言わねーな何が起こってるか」狂犬


聞きたけりゃ拳で俺に聞いてみろと言った青鬼


「沙織を追うユリアと会長・・・さらに山本さんも・・

 沙織の車は穴だらけ・・・撃ってるのは黒猫の兵隊・・

 黒猫は死んだか?・・・う~ん・・・面倒臭い・・

 沙織と黒猫の兵隊で、共倒れしてもらおう・・・

 今日サッカーあるしな・・代表戦」狂犬


さすが渡辺の一番弟子、もう帰りだしてる

じゃあ、なんで青鬼やったんだってなるけど・・・




沙織の車


もう終わりが近い・・・



赤信号の交差点・・・・




「突っ込みます。」沙織

「行け。信じてる。」佐藤



さらにスピードを出す沙織。

抜けなければ・・・

交差点で止まれば、追ってきた黒猫の兵隊に蜂の巣にされる・・・

止まった時が終わり・・・


「最後に・・・もう一回・・・キスして・・慶太さん」沙織

「最後にしないで・・・・・・・愛してるから・・」佐藤


離れる唇・・・見え出してくる・・・



交差点・・・・

赤信号・・・・



「ふっ・・ギャンブルか?いいよっ。やってやる

 舐めんなよ。ここまで生き残ってきた運みせてやるよ、ははは

 勝ったら私の思い通りになれっ人生!」

 

山本もスピードを上げる




「くっ・・まあ突破すれば・・一気にここで、振り落とされる・・

 沙織、私、山本さん、ナベっ、黒猫 黒猫 黒猫 7台か全部で・・

 私は降りる・・・・皆殺しの博徒・・・アンタの力を知っている・・」

 

スピードを緩めるユリア




「行けーって、嘘~~嘘!!!ブレーキーーー!!」ココ

「もう踏んでるっ!」渡辺さすが


完全に止まる渡辺、ココ




「逃げられるぞ、ここを逃がしたら・・・行く・・・

 突破すれば黒猫さんの仇・・岩永と山本を取れるっ

 そして二人を取れば組織に復帰だ!」


引かない黒猫の兵隊

沙織に手を出したので破門になった兵隊




「やっぱ行く!!大和魂があれば行ける。

 松陰先生私に力を!これが六本木維新です!

 負けたくない。くだらない事でも!

 もし突き抜けたら・・・振り向いてくれるんだ!」


ユリア 復活。アクセル全快




「うい~~~ん」

突っ込むどころか、バックまでしてる渡辺

「うわぁ・・・根性ねー」ココ

「遠くで見とくっす」渡辺

 



「うおおおおおおおおおおおおおおおお」沙織、ユリア、山本、兵隊


くだらない賭け・・・

勝手にみんな自分で勝った時の褒美を考えてるだけ・・・

勝手な理想・・・

アクセル踏めば、踏むほど、抜けられそうな・・・・


何故かこんなときは五感が研ぎ澄まされる

手のひらに伝わってくる微妙な温度の変化・・・

僅かに食い込む爪

・・分かったんだ。慶太さんがこんなにも恐がってたのが

ずっと信じてくれてたんだ。


香ってくる匂い・・・


線香の匂い・・


そして愛してる人の香り・・・

また少しこの六本木の風が乾いた様な・・・


もし最後の言葉になるのなら・・・

やっぱり言いたい・・・


「愛してるよ・・・ずっと・・・」



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