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街宣車ラプソディー  作者: 火村虎太郎
東京爆撃隊
17/24

夜が始まった頃

「どうして・・・・・」山本


六本木に到着した本隊


そう・・・どうして・・・


70人対、爆撃の残り6人が、ぶつかる。


「うおおおお!!」

「後は、任せたぞ~小池~」

「まだ生きてるかー竜一~」

「小池~・・鳥谷~・・・あとは・・・」


どうみても、彼氏の竜一が、小池・・・

あの、横浜爆撃の・・・

呼ぶメンバーの声・・・小池竜一と・・・


(なんで・・・なんで・・・あきなさん・・・

 なんで、あきなさんが、山本あきな、なんだよ!)小池


小池もすでに気づいている


「山本に届かすか~!!」

「あきな~・・行けやっ・・天下へ~・・」


どうみても、彼女のあきなが、山本あきな

あの、ジャックナイフの・・・

呼ぶメンバーの声・・・山本あきなと・・・


嘘をついたから・・・


なにやら、動かぬ山本に、周りも、気にしだす


「ユリアさんっ・・あの小池って、山本さんの彼氏みたいです」ココ

「はあああ?どうして、こんな事に?」ユリア

「知らなかったんだと・・・お互い・・

 俺は知ってたけど・・結局、お互い言わずままに、抗争・・」青鬼


倒れていく爆撃のメンバー

だが蹴散らす。

まだ、倒れない。鳥谷と、小池

あと、この二人だけ。


(竜一君は、止めない・・・私と、分かっても・・・

 夢・・・これが?・・くだらないよ・・・お互い・・

 私は・・もう、いい・・・要らない・・・東京制覇なんて・・

 だから、私まで、辿りついて、ぶん殴って・・竜一君・・

 もう、届けば、負けでいい。突破してきてよ・・)山本


ジャックナイフが、負ける?

もう、山本に東京制覇するつもりは無い

ただ、一緒に居たい・・・


「りゅう・・・・い・・ちぃ・・」鳥谷

「取った~鳥谷取ったり~~!」ジャックナイフメンバー

数人に鉄パイプで殴打され、血みどろで、倒れる鳥谷

もう、爆撃は、小池のみ・・・


(くっ!鳥谷っ)小池


ジャックナイフは残り20人

山本も、温存。


(わかってる・・わかってる・・・俺が、たどり着けば、いいんだろ?

 あきなさんっ・・俺がたどり着けば、負けてくれるんでしょ?

 そこで、待っててくれてるんだ・・・・

 用意してるよ・・もう一度する・・告白の言葉・・・)小池


一旦、別れた・・・そして、約束した、

次、会った時、俺からもう一度告白する・・・と。



「うおおおおおおおおお」小池


囲まれる、小池。20人に・・・


(もう、見てられない・・・

 強い・・確かに強い。竜一君・・・

 だけど、その残りの20人は、うちの上位級・・・)山本


だが・・


「なんちゅー強さ・・・突破するぞ!」青鬼

「ユリアさんっ・・どうすれば、・・負ける・・・

 負けちゃうよ・・・ジャックナイフ・・・

 強いっ・・タイマンになったら、山本さんでも・・・

 おっ・・応援に・・・いくら彼氏でも・・負ければ、大変・・」ココ

「・・・・・・・・・・」ユリア


「うがあああああああああ・・・・・」小池


なんと、突破。すべて、ぶっ飛ばす。

だが、動かない・・・・

僅かに、口が、動いてるような・・・


「ずっと・・(側に居て・・僕の・・お嫁さんに・・なっ・・)」小池


もう、目も見えてない小池、僅かに、ずっと・・って、言う

言葉が、聞き取れただけ・・・



「・・て・・くだ・・さ・・・い・・・」小池


「・・・・・・・っ」山本 少し、食いしばる歯

 

立ったまま気を失う小池。

そして、ゆっくり、倒れていく。


「バタっ」


「勝ちか・・・ジャックナイフの?」

「山本一人残って、あとすべて全滅・・」

「なんていう激闘・・」

「勝ちだな・・・渋谷の・・」



たどりつけず・・・いやっ、たどり着いた。

倒れた先、伸びる手に、僅かに触れる、山本の足先へ・・


(届いた・・・竜一くん・・・私の負けでいい。届いたから・・)山本



終戦。


青鬼の指示で、病院に運び込まれる各々


立ち尽くしたままの山本


(おねえさん・・・もう、気力も、何も無さそう・・・

 自分の愛した人が、目の前で、倒れて行った・・・

 何か言いながら・・・しかも重傷・・)ユリア 



「ユリアさんっ!」ココ


なにやら、大急ぎでやって来たココ

ユリアに耳打ちする。


「はあぁ!?まずい・・・・今、おねーさんは、放心状態・・」ユリア

「どっ・・・どうします?」ココ

「行くっ私が!ココは、兵隊集めて、あとで、追って来い」ユリア

「はいっすぐに」ココ


街宣車に一人乗り込み向かう渋谷


動き出した 東義会の若手達。

この千載一遇のチャンスを逃すわけがない

今、渋谷は、もぬけの殻。戻ってきても、山本一人

奪いに行く。縄張り、事務所、金・・・



(・・・ユリア・・・・どうしたの・・・)まだ放心状態の山本

「山本さん・・一旦こちらへ・・・」青鬼、山本を連れて行く


(隠そう・・今の山本なら、俺でも取れる・・・

 狙われる、このままじゃ・・・頼むぞ、ユリア・・)青鬼




新六本木戦争。

山本以外、両軍全滅。

たった一人立ち尽くしただけ・・・

終戦。

東京ジャックナイフ総長、山本、・・・悲しく・・せつなく・・

東京制覇。






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