のどかな昼
のどかな昼。
デート中の山本と、小池
「・・・あの・・黙ってた・・実は・・不良してる・・俺」小池
「えっ・・・う・・うん。・・まあ、別に・・・なんとも、男の子だし
それに、私も・・・それに・・・」山本
「私も?」小池
「うんっ。・・・なんて、言うのかな・・・えっと・・・」山本
「言いたくない事は、言わなくていいよ。
別に、もう、何があっても、好きだよ。」小池
「おおー。ガキのくせに、いっちょまえ」山本
「ガキじゃない。」小池
「・・エッチの時、くそガキのくせにっ、あんあん言って。」山本
「う・・うん。・・てか、エロイよ・・・いっつも・・」小池
「わははははは、かわいいんだもん。」山本
(絶対言えない・・アウトローベスト6。本気の浮気・・・・
しかも、こないだ絶対しないって、言ったばっかり・・・
どうして・・・・なんで・・・)山本
仲いい二人。周りから見れば・・
「あっ・・これ。」小池
「ん?何?」山本
「先に書いて渡しとくから。婚姻届」小池
「ふふ・・ふふ・・・うん。大事にしとく」山本、よく見ず仕舞いこむ
「時期が、来たら、ちゃんと・・プロポーズしていい?」小池
「断るかもよ。」山本笑いながら
「えっ!嘘・・・マジ気合入れとこ・・・てか、がんばっぞ」小池
「ははは」山本
(でも、本当に、その時は、わからない・・・
愛してる。愛してるけど・・・くだらない自分に、自分のこの、境遇
アウトローのしかも上位・・今でも、東京のベスト6に入る私・・
もし結婚しても、いつか、あの人が出所してきたら・・・
きっと、また、心は、揺れる・・・愛してたから・・
いやっ・・愛しているから・・・・
だけど、叶わぬ恋。わかってる。私なんかじゃ・・・)山本
「・・どうしたの?」小池
「・・えっ!・・ああ・・ごめん、考え事・・・」山本
「・・愛してる人か・・・行方知らずの・・」小池
「・・ごめん。竜一君居るのに・・・」山本
「ねえ・・・」小池
「ん?どした?」山本
「別れようか・・・」小池
「えっ!嫌だっ。ごめんって・・・どうしたの急に・・」山本
「いや・・・別れるわ・・・」小池
「嘘・・なんで・・・竜一くん・・・」山本
突然の別れ、先ほど、婚姻届を渡したばかりなのに・・・
「いやっ、嫌いになったとかじゃないよ・・
ちょっと、今から、自分もやる事があって・・・だから、一旦・・」
(抗争とは、言えないし、死ぬかもしれないし・・)小池
「じゃあ、いつ、また、仲良くできるの?」山本
「一週間・・・一週間で、すべて終わらす。
次、会った時、俺からもう一度告白する」小池
「うんっ。・・私も、その方がいい・・
私も、その間にしたい事がある・・」
(ケリつけよう・・一週間で・・引退へ・・・)山本
「うん。ごめん。変なわがままで・・」小池
「ううん。ちゃんと、迎えに来てね」山本
「当たり前。大好きだもん」小池
「ははは、好きなんじゃん。」山本
一応、最後の夜を、過ごす
「何して欲しい?へへっ」山本
「ちゅー・・・」小池
「まー欲ばらない子っ・・んっ」山本
「へへ・・十分それだけで」小池
本当に、朝まで抱き合ったまま・・・
「では夢に向かって・・・」小池
「ああ。行って来い。愛した男よ」山本
くだらない茶番劇。
だが、本人達は分からない・・・
悲しいが・・・・くだらない恋。
ただ、ガキの恋愛ごっこ。
渋谷
まずは、爆撃の兵隊が、渋谷に突っ込む
山本は参加しない。たかだが前哨戦
「どう?」山本
「まあ。強いけど・・数には勝てんだろ。どれだけ減らせるかか」メンバー
爆撃も、当然その考え。
本隊に託す。各地区の頭達へ。
浅草
「すまねえな・・捨て駒で・・」鳥谷
「勝つためだ。みんなわかってるよ」小池
わかってる。負ければ悲劇しか残らない。
今の若手の最後の戦い。
「出るか・・一気に・・・」鳥谷
「ああ・・行こう。渋谷に・・」小池
「じゃあ、行くぞー。東京無双極悪非道の爆撃だ~」鳥谷
「おおおお」小池、メンバー
出撃していく爆撃
「行った・・・渋谷か・・・」
「いやっ・・どうも、ジャックナイフも、出るみたいだぞ。渋谷」
「なにっ?なぜ、地の利の有利を捨てる?」
「知らねえよ、あの、極悪姫の考えは、いつもの気まぐれだろ」
「んじゃあ、渋谷行くか」
「まあ、勝つのは、ジャックナイフか・・」
「わはは潰しあえや・・・弱って、帰ってきた所を・・」
「ああ、殺しちまおう。」
「だな。上に言われる前に」
「ああ。そのための東義青年会だ」
「ああ。上が、教唆で、捕まらないためのな・・」
「お嬢と、黒猫で、東京制覇だ」
「ああ。要らねえ・・聖帝会に、東京紅蓮も・・」
動き出す、勝手に。東義会の若手ヤクザ達
この東京に、愚連隊は、要らない。山本は要らない。
まして、連合の聖帝会も・・・
まだ、10年前の六本木戦争は、終わってない・・・くすぶったまま




