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街宣車ラプソディー  作者: 火村虎太郎
東京爆撃隊
13/24

逃げ込んだ夜

(衝撃だな・・・うちの大将の前か・・・)山本


六本木の女帝

佐藤 京子 享年21歳 11年前の六本木戦争で死亡

通称 六本木の日本刀


父親は、元 東義会ナンバー2 六本木戦争で死亡



「聞くか?次?」黒猫

「マジ、ヤバイの放り込んでくるな・・・

 止めとく・・・今、抗争中だから、変な感情入れたくない・・」山本


「ガキの抗争じゃねえか、よくやるな・・・・

 もう、お前も、女帝って、ポジション・・・

 俺なんかより、はるか格上か・・東京ベスト6か・・・」黒猫


たしかに、矛盾・・・


「東京制覇するんだよ・・・」山本

「なんの価値もねえぞ・・・結局その後が、大事だ」黒猫


(そうだよ。その後の為だよ・・言えないけど・・

 ウチの大将に、愚連隊の頭で、何年と維持してもらうため・・

 そして、いつか東義会も・・・・)山本


「・・・だから、お前は要らないんだよ・・・」山本


ついつい、本音が・・・


「ははははは・・・キツイな」黒猫

「・・すまん・・・・つい・・」山本


「・・帰るか?もう?」黒猫

「・・・・・・・・・」山本


「わははははは」黒猫 何かに気づいた模様

「なんだよ・・・」山本


「俺ぁ・・飛び切りのホストだぞ・・・言えっ。言いたい事」黒猫

「・・・・・・・」山本


「言え・・・・」黒猫

「・・・・・・」山本


「俺に抱かれるのは、嫌か?」黒猫

「・・・・・・」山本



「もう、答え出てんじゃねえか・・・」黒猫


「バッ!」っと、立ち上がり逃げる山本


(やばかった・・・耐えた・・・ふ~・・・)山本


「なあ・・山本~」黒猫

「なんだ?」山本



「俺に、足りないものって・・・なんだ?」黒猫

「・・・・・ない。」山本


しばらく立ち止まったままの山本


「・・・よかった・・ウチの大将と、出逢った後で・・・

 でないと、アンタが、東京取ってるよ・・・」山本


もし、先に出逢ってたら・・・・

それほど、魅力ある黒猫・・・


「ぶははは、唯一足りないものは、力強い女帝・・・

 そう言いたいのなら・・・余計なお世話かな・・・・」黒猫


「どうして?」山本 (正確には、私の愛・・だけど。)


「ウチにも、次代のエースは、居る・・・・・

 覚えとけ、いずれ、お前の首まで取りに行くぞ・・・

 ・・歳は、おめえの、二つ下・・・

 秋山沙織・・・ボスの、じいさんの孫だ・・・」黒猫



「新世代ね・・・博徒、狂犬・・・・・破天。」山本


東京新世代のエース達と、言われてる三人。

秋山沙織 京野健太郎 一条由里亜 ともに同じ歳の23歳



「ぶはははは・・・知ってるじゃねえか・・・組出すぞ・・

 わずか、23歳の女が・・・新世代とは、仲良くしとかないとな」黒猫


「七光りか?」山本

「金だ・・・通称、ギャンブル姫・・・

 異名の通り・・博打で、負けなしだ・・」黒猫


金で、伸し上がる。

金さえあれば、兵隊も、組も・・・愛も・・・


「なるほど・・・それで、六本木のキャバクラに、行こうとしてたのか・・

 お目当ては、ユリアを、押さえる為?それとも、ガチで、好きなのか?

 若いの押さえとくのか、芽を摘みに行ったのか・・」山本


「ふふふ・・・その先を・・見てる。・・・すでに・・」黒猫

(その先?・・・)山本


「山本~・・・・」黒猫

「・・・何?」山本


「なんで、帰らないの?ふふ・・・」黒猫

(こいつっ・・・本当・・・)山本


「・・結婚するから・・・」山本

「ばっ!、んな、ガキと、何言ってんだ!・・・・・俺の女になれや」黒猫


「・・・・・・・」山本

「・・・・・・・」黒猫

「・・・・・・・」山本

「・・・・・・・」黒猫


黒猫・・。強力。この歳で関東最大の暴力団のナンバー5に、なるだけある。

あの、六本木の女帝も、付き合っただけある。

それほどの、能力、才能・・・・

似ているのは、顔じゃない・・才能・・・

多分今、この、東京で、一番輝いている男。

だから・・・

引き込まれる・・・

魔力に・・・




「あっ・・・・あっ・・・あっ・・・んっ」山本



家で、自分で、してる山本。

さすが。一途の愛。堪える。

これなら、浮気には・・。今頭の中では、無茶苦茶抱かれてる。あの人に

だが、帰り際また、キスをした・・・・結局浮気。



(あのバカヤロウがっ・・・俺が、寝れねえよ・・・

 くだらねえ、キスしやがって・・)黒猫


家で、もんもんする、いい大人・・・


「生涯最後の浮気・・か・・・いい女だな・・・

 どうしても、欲しいな・・・・一途の愛か・・

 何が、あきな愛してるよって、言いながらキスしてだ・・・」黒猫


~~~~~~~~~~~~~~~~~

帰り際のキス・・・



「んっ・・あきな・・愛してるよ・・」黒猫

「・・私も・・・・・・慶太さん・・」山本



~~~~~~~~~~~~~~~~~


(岩永慶太・・・死んだ大将か・・・まさか愛してたとは・・

 俺と、似てるのか?・・似てるのか・・

 不思議なもんだな、お互い、佐藤、山本と、同じ女に引かれる・・

 くそっ・・・初めての・・・これが・・・

 嫉妬か。

 俺も・・・愛されてえ・・・山本に・・」黒猫


本気の浮気・・・

同じ匂いがしたから・・

同じキスをしたから・・

同じ動作で、抱き寄せられたから・・

あの人に見えたから・・

まだ、弱いから・・思い出に逃げ込んだ夜。

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