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酒に強い幼馴染による監禁劇

作者: 花柳 霧矢

登場人物は全員成人しています

「えへへ...捕まえちゃった」

そんなこんなで俺は監禁されている。記憶がない、どうしてだ。焦りを隠せない

「どうしたの?〇〇くん、そんなに焦って」

「どうしたも何も...ここはどこだよ」

こんな場所、知らない。目の前にいるのは幼馴染の女子だけ。他は見た事もない

「2人だけの...愛の巣?ってやつだよ。〇〇くんはもうここから出られないからねー」

「俺は...お前はどうやってここに俺を連れてきた?」

そう、それが分からない。昨日の記憶がない

「どうやってって...そりゃあ、酔わせて、薬飲ませて、運んだってだけ」

________________________________________昨日の出来事。俺はアイツに誘われて一緒に酒を飲んでいた

「久しぶりに飲んだな」

「えー!久しぶりなの?お酒、好きじゃなかった?」

「俺は酒弱いからそんなに飲まねぇよ」

「へぇー、そっかぁ。じゃあ酔わせちゃうからね?」

話を聞いていないようだ。これは困ったな

「ほら、これ飲んで」

差し出されたジャッキビールを乾杯してから一口飲む。それと同時に

「...なんだこれ」

甘い。明らかにビールとは違う、甘い味がする

「どうしたの?」

「これ...なんか甘いんだ」

「そうなの?でも普通のビールのはずだけどなぁ」

そんなこと言われても困るか。そう思い甘いビールを流し込む。それと同時に

「...あれ」

体に力が入らない、眠い、なんだこの感覚は

「〇〇くん?大丈夫?」

「...ああ、多分...」

「と、とりあえずうち来る?ここから近いし...」

「...悪いな」

そうして俺は家に向かったのだ。そしてついてから

「とりあえず水持ってくるね?」

「ありがとう...力入らなくてな」

そして貰った水を飲む。それが間違いだった

「あ...れ...」

突然強い眠気に襲われる。アイツの顔を見るとその顔は普段とは全く違う、恍惚とした、獲物を捕らえた獣のような顔で

「やっと...捕まえた♡」

そう呟いたのを聞いて、そこから意識がない

________________________________________「なーんてことがあったの、覚えてない?」

...確かに、今思い出した。だからやけに頭も痛い訳だ。体を起こす。すると手首に冷たい感覚が

「...手錠?」

「ふふ...そうだよ。もう逃さないから」

そう言いながら俺に覆い被さって

「ついでに...本当の意味で逃げられないように、既成事実、作っちゃうから」

と言われて襲われてしまったのはまた別の話

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