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神無月大戦  作者: 八股カタツムリ
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一話

こんにちは、毎日暇すぎて趣味感覚で少し小説を書いて投稿してみることにしました。多分数年後には黒歴史になっていると思います(笑)内容もぐちゃぐちゃで突っかかりたくなるようなところばかりですが、初心者なので大目に見てもらえると幸いです。

「空島、それは非現実的であり存在そのものがフィクションであった。たったの百年前までは、、、」途切れ途切れのセリフに合わせてスクリーンに映し出された映像がコロコロと切り替わる。「プツン」とその映像は虚しい断末魔をあげながら電源を落としてしまった。部屋の隅で存在感を消していた僕だが、もう一度機械の電源を入れに行くなんてことはしない。なぜなら口答で説明するほうが早いからだ、僕はさっきの映像に合わせて言い慣れたセリフを放つ。「たったの百年前まではね、、、ですが今は違います!月に何十層もの球体状のガラスを張り、コンクリートでできた人工島を製造し、島の中と土台となる地面の中に強力な磁石を埋め込み、反発させ浮かせることで空島の実現に成功したのです!!」僕がしゃべり終わるのと同時に客席からやる気のない拍手が送られる。そして僕は熱い演説を続ける。「空島構想の実現と同時に各国の戦争形態が一変しました。従来の死者が大勢出るものと打って変わって、例えば日本がアメリカに宣戦布告した場合、日本の首相とアメリカの大統領が首脳会談で決めた条件に当てはまる15歳以上の国民を月面に送り、そこで剣と簡易的な防具をもって戦うという方式に切り替わったのです!」僕は一人で気持ちよくなってしまい、一切目を開くことなく客席からの拍手喝采を体で受け止める準備をしていた。が、、、あれ?何もない、、ぼくは少し目を開き客席のほうを見た。そこには赤い帽子にくたびれた黄色いTシャツを着た少年が元気よく右手を挙げていた。大衆もその少年に目が釘付けだった。少年は僕のほうをみたまま口を開いた。「でもその空島で殺し合いをするんなら、死者大勢出るくないすか?」ニヤリ、、、僕は心の中で口角を上げた

「いい質問ですねえええ!!月面といっても精神世界、つまり亜空間のようなものであって現実世界に影響はないんです!亜空間内で死亡したとしても自陣のシェルターにて復活することができ、相手陣地のシェルターを破壊するまで戦いは終わりません!」まずいいいいいいいい!!興奮してしまった!説明し終えると少年は無表情のまま席に着いた。なんだか自分だけ盛り上がってしまって恥ずかしい、「たかが一般人に対する戦争講習じゃないか。」そう心の中で呟き、落ち着きを取り戻した。「そして過去二回、国民の50%を占める人々が動員された戦争が起きています。」落ち着きを取り戻した僕は再び説明に戻った。「そしてその戦争には神無月大戦という名称がつけられているのです!」その言葉を最後に僕は気を失った。

「うう、、あったま痛え、、、」僕はなじみのない暗い部屋で目を覚ました、時間がたって視界がはっきりしてくる。「え、、、」僕は絶望とともにある確証を得た、ここが亜空間のシェルターであるという確証だ。。。



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